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2月15日(土) 初日 |
7時の飛行機で北海道へ。荷物がたくさんあるし早朝ならば車で1時間と時間が読めるので、荷物は送らずに持参するようにしている。手ぶらでいくのもいいが送料が意外にかかったことがあり、それ以来この方法にしている。何といっても楽だ。(費用はツアーに組み込み、3泊4日で¥11k)
飛行機で1時間半で千歳着、荷物を受け取ってバスが出発するまで1時間、そこから2時間(休憩20分を含む)でルスツリゾートなので、午前中の到着となった。前回は不可だったチェックインがOKだったのは助かった。(違うかもしれないがちょっとしたコツがあるのかも) [公式サイト]
毎回そうだが、ルスツに向かうスキーバスは必ず途中にある「道の駅、フォーレスト276大滝」で休憩を取る。(こちらも同じく加森観光がやっているようだ) 自動演奏ピアノがある1億円のトイレというのがひとつのウリで確かに大理石張りで豪華だが、1回見ればいいか。それよりも大滝村特産物であるきのこ(しめじ、えのき茸、舞茸、エリンギに、懐かしの落葉、ボリボリ。アガリクスなんてのもある)を使った料理や土産を楽しみにしている。地ビールもあるが勝手にトイレタイムを取るわけに行かないので泣く泣くパス。
ゲレンデは、麓は晴れで山頂は小雪と絶好のコンディションで、お気に入りのイゾラに直行する。バーンはコブができている箇所もあったが、北海道ならではのパウダースノーを気持ちよく楽めた。まるで技術が数段レベルアップしたと錯覚してしまうほどだ。土曜日ながらリフト・ゴンドラの待ちはほとんどなし。ここで調子に乗りすぎると翌日以降がつらくなるので、途中にビール休憩を2回ほど挟みながらのんびりと滑る。3時過ぎからは雪が強くなってきたので早めに切り上げた。
宿泊は昨年と同じルスツタワーで最上階の23階、昨年は21階だったかな、部屋の造りは同じで本来なら4人まで泊まれるメゾネットタイプだ。食事はタワー内のレストラン3店か、モノレールで5分ほどの本館・新館にある十店ほどの中からチョイスするようになっている。コンビニがあって酒類も原価に近い価格で提供しているのはうれしい。
朝 羽田空港のラウンジは6時半からなので利用不可で、早い時間限定のクロワッサンにありつけず。以前食べた連絡バス乗り場にある立ち食いのうどんが良かったので、搭乗口は違うが足を運んでみたが営業開始前で残念。仕方なく他店にしようとしたが、最下価格のわかめそば・うどんが500円というのに解せなくて、同価格の万世のカツサンドにしてしまった。
昼 道の駅 フォーレスト276大滝
行者にんにくフランク(350円)、地鶏串炭焼き(同)
地鶏は炭焼らしい香ばしさもあってよいのだが、塩を振りすぎでかなりしょっぱかったのが残念。フランクは行者にんにくをが練りこまれており、ハーブのような風味がある。
イゾラゴンドラステーション1F
缶ビール(400円)
以前西山製麺の麺を使用しているということでラーメンを食べたことがあるが、受け取り・お勘定ともに行列していたので、ラーメンだけでなく食べ物はパス。
イゾラクワットリフト近くのカフェテリア
生ビール+点心3点盛り(600円+300円+税)
まあ、ゲレンデのつまみとしてはこんなもんだろう。
夕 タワー・アトリウム棟1F レストラン「Bonappetit ボナペティー」(クーポン・4500円相当)+白ワイン
毎回料理内容が違って今回はオイルフォンデュー(初めて食べる料理)をメインとしたコース料理。肉・魚貝・野菜をチーズフォンデューに用いる金属製の串に刺して油で素揚げするというもの。油が軽くてクセがないのでどれも食べやすい。聞けば高純度のキャノーラオイル(菜種油)を使用しているのだそうだ。白ワインとの相性も良かった。
2月16日(日) 2日目 |
晴れ・曇り・小雪が交互にやってくる山ならではの天候。やはり朝イチのイゾラは気持ちが良い、山頂から麓までの3.5kmを一気に2本滑り降りると太ももが張ってきたのでさっそくビール休憩。その後ゲレンデが荒れないうちに数本滑って昼食。昨日に比べてゲレンデもレストハウスも混雑していた。
3時過ぎに雪が激しくなってきたので、明日が本番ということで軽めに切り上げ、風呂につかりながら筋肉痛にならないように、と祈りながら脚をマッサージ。ちょっとしたことから背中の筋を痛めてしまい、そちらの方がヤバイかも。
朝 タワー・アトリウム棟2F 和食 風花(クーポン)
バイキング、種類もそこそこあるが普通で特筆することはなし。
昼 イゾラクワットリフト近くのカフェテリア
生ビール(600円+税)
イゾラクワットリフト近くのカフェテリア
生ビール+オムライス(600円+900円+税)
玉子がフワフワで柔らかなのは良かった。ケチャップライスがベチャとしてイマイチだったが、ゲレンデ食としては上出来の方だろう。
夕 本館・サウスウィング 郷土料理 雪花亭
懐石料理(クーポン・4000円程度かな?)+熱燗
前回は寿司が組み合わされていたが、クーポンで利用でいるのは普通の懐石のみ。酢の物が毛蟹半身、汁物を鮭入りの小さな鍋にしているなど工夫がある。それに比べてご飯が普通の白米でひねりがほしいところ。毛蟹は身の入りがイマイチでパサつきもあって、これが北海道の毛蟹だと思われなくない。全体的に量が少なめ。
2月17日(月) 3日目 |
天候は回復したが風が強い1日だった。イゾラゴンドラは減速運転となり、時間がもったいないのでなるべく利用しないようにして、スティームボードとヘンブンリーを中心に滑る。昨日に比べると人がとても少なく、前後左右に人影を見かけないこともしばしばで、まるでマイゲレンデ状態。昨夜降った雪が強風で飛ばされているバーンが多かったようだったが、ヘブンリーは圧雪後に新雪が降り積もった状態。緩斜面中心なので人気が薄いのかな、シュプールがはっきりと残っていて、自分が5番目に滑ったことが容易にわかる。
雪で視界が悪くて高速ターン時に大き目のコブに気づかずに突き上げをまともにくらってしまった。バランスは崩さなかったのだがスキーが片方外れてしまい、ブーツ滑走で何とか立て直そうと試みたが、あえなく頭から突っ込んで転倒(今シーズン初)。スキーは10m以上後方と、スピードが出ていたのでかなり激しい転び方だったようだ。しかしバーンが柔らかいことが幸いして、身体へのダメージは全くなし。
昨日同様天候は変わりやすく、あっと言う間に雪が降りはじめ吹雪になったので、休憩を挟みながらゆっくりと滑る。天候の回復の合間に脚への負担が極力少ないように滑るが、太ももはかなり張ってきているので16時前に上がった。さっさと風呂に入って疲れた箇所を念入りにマッサージ。
朝 タワー・アトリウム棟1F レストラン「Bonappetit ボナペティー」(クーポン)
バイキング。お店は違うが前日とほとんど同じで特筆することはなし。
昼 イゾラクワットリフト近くのカフェテリア
生ビール+缶ビール(600円+400円+税)。
イゾラクワットリフト近くのカフェテリア
生ビール+ZIMA+醤油ラーメン+点心3点盛り(600円+400円+750円+300円+税)
のぼりによると西山製麺の麺を使用しているらしいが、たぶん冷凍麺。透明感があって多加水だと思うが、後半はヤワヤワ。今日は空いていたので出来上がりから比較的短時間で食べ始められたが、昨日なら着席までに5分はかかったろうから、かなり過酷な状況だったと推察できる。それを見越してのびづらい麺を使用する配慮があっても良いのでは。スープは業務用だと思われ香りはほとんどないさっぱりとした醤油味。大きな肩ロースチャーシューは見るからにヤバそうで食べてみると風味が悪すぎ。所詮ゲレンデの食事なのだから期待はしていないが、それにしても何とかならんのか。
夕 本館・ノースウィング 和食 四季
夕食膳(クーポン・4500円?)+赤ワイン
昨年まではクーポンが使用できなかったお店なので初来店。大きな鉄板を店内に配し、シェフ?が焼いてくれる。テーブルと座敷席のみだが、鉄板の周りにカウンタ席があるとまた違った雰囲気が味わえるだろう。牛肉の鉄板焼きをメインとしたコースながら、前菜類に刺身が付くのは北海道らしさを無理に演出しているように思えて、組み合わせには多少疑問が残る。見た目ではなく、本質的な味で楽しませてほしい。
メインの牛肉は焼き方を聞かれなかったうえに、かなりのウェルダンで周囲がカリっとしている。これはこれでアリで嫌いではないが、せっかくだからミディアムレア程度でも食べてみたかった。おろし大根つきの醤油ベースの和風ソースが最初からかけてあり、数種類のソースで味わえると、また違った楽しさが広がると思う。
量は小食の自分でちょうど良い程度だったので、普通の人には物足りないかもしれない。また、ワインは見えるところで栓を空ける演出はぜひほしい。
2月18日(火) 4日目/最終日 |
ゲレンデは風もやんで新雪がうっすらと積もった状態、とても滑りやすい。午前中に最後の滑りを堪能して帰り支度。バスはニセコからの客を先に乗せているので、20分走ったところで休憩して、2時間で新千歳空港着。
お土産を買ってから夕食を物色していると「北海道ラーメン道場」なる施設が出来ていた。味の時計台@札幌、あじさい@函館、特一番@旭川、ばり屋@札幌豚骨、海幸軒@道東の中から迷わずあじさいにする。函館でラーメンは未食だが、優しくていい感じの一杯だった。
夕刻の飛行機で羽田へ。一列前の席にタレントの山口良一さん、TVで見るより顔の彫が深くて一般人とは違うなあ。東京はみぞれまたは雪の予報だったが雨のみで助かった。首都高が比較的空いていて1時間10分で自宅到着。
朝 タワー・アトリウム棟1F アトリウム(クーポン)
バイキング。お店は違うが前日とほとんど同じで特筆することはなし。
昼 イゾラクワットリフト近くのカフェテリア
生ビール(600円+税)。
いなかむら 醤油ラーメン(650円)
ホテルの至近距離にあるラーメン店で2回目の訪問。醤油ラーメンは香ばしい風味と濃い目の醤油味。今回の麺は適度な硬さでよかった。チャーシューもしっかりとしている。
道の駅 フォーレスト276大滝
きのこ汁(100円)
具は地元大滝村の特産物であるきのこのみ、化学調味料未使用で昆布味噌で味付けをしているらしい。きのこの風味が良く出たさっぱりとしたもの。
夕 麺厨房あじさい
塩(700円)
新千歳空港3Fにある「北海道ラーメン道場」に入っているお店の一つで、本店は函館にある創業60年になる有名店。函館は未食なので比較はできないが、適度なコクとさっぱり感のスープに、歯ごたえの良い細めのストレート麺の組み合わせは飽きが来ない味。
たった4日間の滞在ながら、ルスツリゾートの印象はこんな感じ。
- タワーのホテル・レストランの従業員の方は接客態度が良い。サービス業としては当たり前かもしれないが、それが自然に感じられるのが良かった。これはスキー場内でも同様で、リフト・ゴンドラの乗り降りの都度に声をかけてくれるし、タワーとスキー場を結ぶモノレールの案内の方も同様。ここまで徹底するのはなかなかできないことだと思う。
- 館内の設備は、大浴場の気泡風呂にハーブを使用し毎日違った色・香りが楽しめるようになり、また本格的ではないがトゴール鉱石を用いた準天然温泉の演出があった。コンビニは酒類をはじめ、北海道限定のお菓子類の取り揃えが豊富。空港でお土産を買う時間のない人は、ここだけで間に合う程度の品揃えだ。
- 室内は従来どおり広くて静か。部屋がエレベータに近い場所なのでその音が壁を通じて聞こえるが、気になるほどではなかった。暖房はやや低めの設定で、北海道に良くある薄着でも暑くて汗ばんで、風邪をひくようなことはない。ただし空気が乾燥してしまうのはどうしようもないので、寝室だけでもよいので加湿器があるとうれしい。
- 食事では、朝食のバイキングは極めて普通で可もなく不可もない。夕食はあまり期待してはいけないが、サウス・ノースウィングよりもタワーの方が上質に思えるし、今回のメニューではコンセプトがはっきりしていた。ゲレンデの食事は特筆するところはない。価格も安くないが、こんなもんだろう。
辛口に書いてしまった部分もあるが、今回で4回目になるお気に入りの場所であるし、また来るだろう。何といってもゲレンデ、特にイゾラは最高! これに尽きる。
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