1月29日(土)  初日
 7時のフライトに合わせ自宅を5時に出発して、ジャスト1時間で羽田空港到着。八王子ICから羽田空港IC区間だけなら40分と渋滞がなければ近いものだ。加えてETCの夜間早朝割り引き(首都高700円→630円)があって、空いている時間だということもあってお得です。

 飛行機会社にこだわっておらず、千歳到着からバス出発までの時間が短いツアーを重視して絞り込んでいくと今年もANAになりました。TVCFでおなじみの新しいターミナルですね。でも飛行機はダンスしていませんでした(笑) 寝不足だったので機内に乗り込んだとたんに爆睡して、飲み物サービスにも気づかずに千歳空港へのタッチダウンで目が覚めた次第。

 到着からほぼ1時間後にバスで千歳を出発。途中20分の休憩をはさみ約2時間でルスツタワー着。ここは5年連続の通算7回目なので勝手知ったものですが、この時期にしては珍しく−1度と気温が高くて、山頂は雪・霧ながら山麓はみぞれ状態で、雪質が重くてゲレンデ状態がイマイチ。荒れているコースが多いので早めに切り上げて一日目終了。

 お風呂は部屋のユニットバスの他に、大浴場は天然「準」温泉。ってあまり聞いたことがないお湯ですが、新潟・栃尾産のトゴール鉱石を使用して天然温泉に近いお湯なのだそうです。「準」というネーミングながらお肌すべすべ系。日替わりのハーブ湯(泡風呂)のラベンダーの香りもあってリラックスできました。

羽田空港第2ターミナル売店 まい泉のカツサンド(800円?)
カツは油分がほとんどなくかなり柔らかくていいんですけど、個人的にはわざとらしい柔らかさとソースが甘いのがやや好みからはずれます。万世の方が好きかな。
第1ターミナルにあるバス乗り場の立ち食いのそば・うどんはよく食べていましたが、第2にはその手のお店が見あたりませんでした。きれいにまとめすぎ?
バス途中休憩の道の駅、フォレスト276 ミニ三色ちらし寿司(350円)+行者ニンニクフランク(350円)
作りたてのちらしは1000円オーバーで、そこまで出しても場所柄値段に見合う満足感があるのかどうかが疑問だったので、作り置きのミニタイプをチョイス。もちろん素材は異なっていてウニ・カニにぱさつきがあるしイクラは鮭でなく鱒だと思うが、コストパフォーマンスは良いと思う。
ちなみにここはルスツリゾートと同じく加森観光の経営、首都圏だとアートホテルズ大井町&浜松町。登別熊牧場もそう。
イゾラベースステーション(イゾラ2000) サッポロクラッシック350ml缶(400円)
小腹が減ったので適当につまもうかと思いきや、雪・霧のためゴンドラがまもなく停止予定とのことで、煙草一服・ビール一気呑み状態であわただしくゴンドラへ。
タワー・アトリウム棟2F 和食 風花、懐石(クーポン・4500円+税相当)
クーポン(3000円)で食べられるのはこの料理で、差額料金を支払うと上位3種類のコースに移行できが、まあこれでいいかと。先付けからデザートまで一応コースになっているが特筆するものなし、あえてあげると先付けのスモーク豆腐かな。
日本酒・焼酎は道内ものを各種取り揃えてあり、福司@釧路・敷島酒造の純米が懐かしくてチョイスするもクセがなくさっぱりしすぎで水みたい。本当に+4かなあ? 料理の邪魔をしないという面ではいいですが、味を引き立たせるタイプではない。

 1月30日(日)  二日目
 朝から強めの雪が降り続き、気温も平年並みに下がりました。ゲレンデは滑りやすい状態になりましたが、風が強めで場所によっては横殴りの雪がたたきつける猛吹雪状態。肌を露出するのは禁物で、冷たいし痛いしで大変なことになります。昨年新調したゴーグルが曇らなくて調子がいいんですが、それでも視界が悪くてコースをはずれそうになります。疑似遭難体験が味わえました(笑)

 天候の回復が見込めず足が張りぎみになってきたので、明日の本番(これ重要!)にそなえて早めに切り上げました。

 夕食は敷地内のログハウス(夏はゴルフ場の茶屋として使っているそうです)にて。今年から始めたオプションなのだと。ホテルから5・600m離れていてスノーモービルに乗って移動するんですけれど、前述の通り吹雪ですから後部座席でも雪が顔に当たって痛いのなんの。スキーの格好をしてくれば良かった。でもスノーモビルなんてめったに乗れませんからいい体験をさせて頂きました。

タワー・アトリウム棟1F レストラン「Bonappetit ボナペティー」(クーポン) 和洋バイキング。
まあよくある内容。ミルクが濃い。シリアルがお気に入り。
イゾラクワットリフト近くのカフェテリア、オムライス(980円)+生ビール(600円)
ふわふわ半熟玉子にデミグラスソース、ただケチャップライスがベチャっとして味付けもぼやけぎみ。昨年食べてゲレンデの食事にしてはそこそこよかったのに、印象がかなり違っていて残念。生ビールはサッポロクラッシック。
敷地内ログハウス 特設レストラン(クーポン) ホテルのオプションでは6000円とありましたが、ツアーでは通常のクーポン(3000円)でチョイスが可能。
料理は量がたっぷりのオマール海老・ムール貝などのクラムチャウダーとステーキがメインで、品数は少ないながら手作り感覚が満喫できました。
また1日3組×2限定なのでお店の人とのコミュニケーションもはずみます。帰る際には写真を撮ってくれたり、シェフが外に出て寒空の中を見送ってくれたりと、料理以外の配慮もうれしい限りです。

 1月31日(月)  三日目
 大雪はおさまって天候は曇り、たまに小雪が降ったりするものの日も差すというスキー日よりとなりました。月曜日ですから地元の人も少なく、特に朝一番のイゾラゲレンデでは視界の中に人がいないこともしばしば。加えてゲレンデは昨夜降り積もった新雪を圧雪してあるので凹凸がほとんどない状態。

 このバーンを待っていたんですよ! 普通3kmをノンストップで滑り降りると息が切れるものですが、この雪ならほとんど疲れません。下からの突き上げがなく必要最小限のターンを繰り返すだけで滑り降りることができるため足への負担が少ないからでしょうね。

 普段だと危なくてあり得ないほどのスピードが出ますが、このゲレンデなら十分にコントロールが可能ですし誰にも迷惑はかけない、というか迷惑をかける人がそもそもいないんです。マイゲレンデ状態。

 夕食はどこに行こうかと物色するも施設内のお店は全て実食済み。加えてコース料理・懐石はすでに少食気味。あの手の料理はたまに食べるからこそ新鮮さがあるのであって、自分は毎晩は食べられないなあ。なのでアラカルトでオーダーができる居酒屋へ。北海道らしいものをチョイスして、味はそこそこだったところまでは良かったのですが・・・。いろいろあってさっさと退店。


タワー・アトリウム棟1F レストラン「Bonappetit ボナペティー」 和洋バイキング(クーポン)
メニューは昨日と同じで、フライが白身魚すり身から海老のすり身に変わっていたくらい。ホテル自家製のパンがいい。食後にまたシリアルに手を伸ばす。
イゾラクワットリフト近くのカフェテリア、生ビール・サッポロクラッシック(600円)。
煙草を吸うための短時間休憩。ビールは単なる水分補給です(笑)
イゾラベースステーション(イゾラ2000)、豚丼(980円)+道産コロッケ(180円)+生ビール(630円)
豚丼の豚肉はルスツポーク(って知らなかった)を使用。一人前ずつフライパンで調理していたので期待していたのですが、味付けはいわゆる牛丼に近いものでタマネギも入っています。初めて豚丼を食べた人にも馴染みやすいようにするための配慮なのかな? でも北海道ならではの本格的な豚丼を提供した方が数倍いいと思う。肉は薄切り、大きくカットしてあり量はたっぷりながら脂身が多くて筋が気になった。
道産コロッケはサクサクの軽い食感。男爵イモベースかな? 具はコーン。味付けが薄くてまあまあ、ケチャップも試したもののやはりソースがあう。
生ビールはサッポロクラッシック。昨日と同じ銘柄で+30円ながら、やっぱりジョッキの方が雰囲気がでますね。
ルスツ内某店(仮名)
お通し(515円)、北海縞海老・鴨肉ロースト・タコキムチ。お通しにしてはいいラインナップです。縞海老ボイルはなつかしい味。
氷下魚生干し(3匹・735円)、マヨネーズ付き。思っていたより大きくて身が厚い。一味と合わせて味わってから醤油をひとたらし。余談ですが、氷下魚にはかちかちに干したものもあって、それを硬い物の上でビール瓶や金槌でたたいてほぐしやすくしてから食べるのも一興なんですよ。
道内産子持ちししゃも(4匹・945円)、卵がパンパンに張っていてプチプチ感が特徴的。輸入物とは違う・・・かどうかは私にはよくわかりません。
生ビール・サッポロクラッシック(中ジョッキ・630円)、ここに来てからこればっかりですが嫌いじゃない。
場所柄値段が高めなのは仕方がないですが、この場所にしてはいいんじゃないですか。次に北寄酢(1260円)を食べようと思っていたのに・・・。

 2月1日(火)  最終日
 小雪が舞っているものの無風で、整地した上に10cmほどの新雪が降り積もっている状態。自分より先に滑った人のシュプールが数えられます。昨日に増して良い状態のバーンに超満足。時間がたって新雪がこなれてくるとこれまた滑りやすく、満足度は昨日よりも上でした。

 そんな好印象のまま帰路につきました。


タワー・アトリウム棟1F アトリウム(クーポン)
洋食バイキング。お店は違うが前日とほとんど同じで特筆することはなし。
イゾラクワットリフト近くのカフェテリア、生ビール・サッポロクラッシック(600円)。
煙草を吸うための短時間休憩。ビールは単なる水分補給です(笑)
馬込の「醤屋」にて黒。詳細は日記本編にて。


 やっぱり北海道のスキーは最高です。この気持ちよさを味わってしまうと、また来年来ようと確信してしまうのですよ。腕前が上がった訳ではなくて、誰でもそういう快感が味わえるはず。なので練習にはなりません(笑)

 人それぞれの目的は違うでしょうが、個人的にこのバーンはどうしても年1回は滑ってみたいんです。なので来年もまた来ることでしょう。たぶん無理でしょうが、平日一週間ぶち抜きで休んで滞在してみたいなあ。

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