変若水(おちみず)の宿 つたや (公式サイト) 山形県西村山郡西川町大字志津10 (0237-75-2222) 平成10年に温泉を掘り今は温泉宿になっていますが、その前は場所柄登山客や行者が多かったようです。木訥なご主人はアウトドア派で釣りにも詳しいようです。部屋は一般的な温泉旅館の造りで、和室10畳+テーブル・椅子を置いた板の間。夕食時に布団を敷いてくれる普通の宿です。4階建てで客室は16室。食事は1階の食堂にて。 温泉は無色透明の食塩泉で口に含むと確かにそれほど濃くないですが塩分が含まれています。お風呂には源泉が置いてあり、褐色でかなりしょっぱい。聞けばそのままでは濃すぎて温泉に適さないため、循環式にしてあるそうです。 うれしいことに湯船の脇には桶の中に“一口酒”と称して徳利と猪口が置いてあるじゃないですか。もちろん湯船に浮かべて一献(あくまでも一口ですよ)・・・たまりませんなあ。 露天風呂は景色を重要視してあるのでしょうか、至近距離にある五色沼方面を散策している人がいたら丸見えでしょうし、男風呂のついたての丸太は隙間ありすぎで、客室から人がいるのがわかるほど(笑) それはさておいて、透明なお湯も景色も曇っていて残念でしたが、陽が当たる時はさぞかし綺麗に輝くことでしょう。 夕食は懐石。山菜類を中心に・鮎・牛肉など。ご飯に使用している古代黒米というのは珍しい。餅米・うるち米に対し10%程度混ぜるとこうなるのだそうで、見た目は赤飯のよう。古代米のプチッとした食感が楽しいです。朝食は山菜・野菜・岩魚焼き魚の朝食らしい朝食。シンプルでいいです。(食事の様子) ここの宿は想像するにリピーターが多いと思います。自分がそうであったように、チェックインした時と翌日宿を後にする時の印象が違いすぎます。アバウトのようで繊細・包み隠しのない性格・・・そんな独特の雰囲気を持ったご主人にいつの間にかマジックにかけられていました。次回来たら違った何かがあるに違いない、そんな人が多いはずです。 予算(一人) 約¥17k |
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お風呂 | 客室 |
すぐ裏にある五色沼 | 手作りのお土産 |
翌朝の朝焼け | |