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Man太郎の日記風ラーメンメモ 【2002年2月分】 |
今月の実食数 | ラーメン 16杯 (新規店 9店) 蕎麦 11杯・うどん 6杯 |
今年の実食数 | ラーメン 48杯 (新規店 20店) 蕎麦 23杯・うどん 9杯 |
今月の自分勝手なラーメン好み度です
【また行きたい】 (3杯) |
でんでん、共楽、特一富屋 |
【おいしかった】 (11杯) |
無双、竹麓輔商店、蘭丸、八京、 一閑人、晴れる屋、善屋、関場、 一国堂、麺楽、大輪 |
【まあまあかな】 (2杯) |
青龍、博多天神 新橋 |
【もう行かない】 (0杯) |
2月28日(木) う
昼はいきいきうどん 芝大門店(5度目)にて月見うどん。具は生玉子・わかめ・万能ねぎで、つゆの風味を壊さないので前回よりはこちらの方が良いかと。それにしても味が薄めなのでもう多少濃い方が好みかな。
夜は超遅くなったのでラーメンはなし。
明日から九州出張なので、更新は早くて日曜日になります。あしからず。
2月27日(水) まとめ (^^ゞ
HPを更新している時間がなかったので、ここ3日分のまとめ書きとなりました。
いきいきうどん 芝大門店(4度目)。奮発して海老かき揚げうどん、、、といっても270円だけど。(^^ゞ かき揚げは小さめのエビが多めに入っていてベース生地はごぼう・人参などの野菜。エビの香ばしさが良く出ていて単体では美味しいけれど、元来の繊細なつゆの風味が飛び気味になる。このつゆには揚げ物が合わないような気がする。
蕎麦では、かめや@神田のあつもり+玉子(310円)。スタンド店ながら生麺を使用しているので相変わらずの食感の蕎麦と温泉玉子のトロトロさがいいですねぇ。
もう一つは大門の煌味家(こうみや)にてせいろ大もりそば(900円)。普通盛りは蒸籠2枚に小分けされていて、大もりは蒸籠が3枚になる。鰹節の風味が強めに出たすっきりとしたつけ汁が特徴的だ。蕎麦そのものも香り・歯ごたえが良いのもお気に入り。そんななかで以前から一つだけ気になっていたのが蕎麦湯。木製漆塗りの湯桶の香りが蕎麦湯に移ってしまいどうもすっきりしない。最後がしまらないと全体的な印象が良くないなぁ。
実食数がそ>ラとなりそうな雰囲気で、HPのタイトル上それはまずいでしょう、と今日の昼は東銀座の「船見坂」の限定メニュー・たらちりらーめんを食べようとするが、店先には行列が数人。そこまでして食べたいメニューではないし時間もないので、至近距離にある「中華そば 共楽」にて中華そばにする。カウンタ10・テーブル8はお客さんの回転が良く、行列にならないが空き席も少ないという微妙なバランスを保っている状況。ホール担当がいつもの女性でなく男性。伝票なしでオーダーを受けて出来上がった丼を出し、食べたメニューを覚えておいてお勘定をするという大技はやはり難しそうで、時々ご主人のチェックが入っていたが仕方がないだろう。
味の方は相変わらずの和風魚系が強く出た醤油スープにモチモチとした麺でお気に入り。今日のチャーシューはピンク色がかってスープに浸すと白くなるというレベルの高いものだったのでチャーシュー麺にすれば良かったが、たまに「?」と思うようなチャーシューの時があるのでリスクを伴う。そんな波も食べ歩きにとっては楽しみの一つなのだ。
昨日までハードな夜が続いていたので今日は早帰りで地元まで戻る。「太公望」は定休日なのでもう1店のお気に入り「特一富屋」に顔を出しお気に入りの醤油ラーメン。湯気は立たないがそれは表面の脂のせいであり麺を持ち上げると湯気が広がる。スープは熱々で豚骨+和風魚系、それも鯖節を中心としたむせ返るような強さがいかにも旭川ラーメン。麺も旭川直送で加水が低くスープを吸って二度美味しいというもの。硬さを残した仕上げのチャーシューは薄目の味付けでスープとの一体感があってこれまたお気に入りだ。
とはいえお客さんが少ない。もっとも向かいにある「一番」も同様であり、元来夜は人通りが少ない街なので仕方がない。ご主人情報によると自家製麺のつけ麺を出すようになったとか。外観は全く変わらないんだけどなぁ。またもや地元の宿題が増えてしまった。(^^ゞ
2月24日(日) 地元の新店
昨日ふられた小作の「らーめん大輪」へ。自販機によると味は一種類のみで、つけ麺があったが売り切れになっていて提供しているのかどうかは不明。食べたのはデフォのラーメン+100円の大輪ラーメンで、スライスチーズ(と味付玉子半分)が追加されるのは、いかにも「大石家」の関連店っぽい。
白濁スープの上には厚めのやや褐色の脂が多めに層になっている。豚骨臭は皆無でまろやかな味付けに仕上がっている。そんなスープとスライスチーズの組み合わせには「?」と思う人がいてもおかしくないだろうが、これが不思議なほど違和感がなく、むしろまろやかさを加えているように思う。
あわせる麺は白っぽく細いストレート。堅すぎない茹で方でほとんどの人が替え玉をしているように量は少なめ。製麺機は見あたらなかったが大石家直伝の自家製麺なのだろう。
個人的には同じ系列店である「分田上」に比べると完成度は今一つと思うが、少なくとも以前のお店よりは引力が強い。
2月23日(土) 地元の新店
区内だけでなく多摩地区も宿題店がたまりまくっている状況を少しでも打破しようと、羽村の「らーめん大輪」へ行くと14時をほんの少しまわったところで昼の部がすでに終了。ここは元「一番」で淵野辺の「大石家」での修行後にリニューアルしたお店で、以前は博多ラーメン・今は熊本ラーメンということで期待が大きかった。場所柄チャンスはいくらでもあるだろうと次のお店に向かうことにしたのだが、資料・PCを持ち忘れて場所が思い出せなく、仕方なく実食済みの方に電話で場所を教えてもらう。そうそう、バリュー@河辺の駐車場近くがキーワードだった。
綺麗でシンプルな店構えの「つけそば屋 麺楽」はその名のとおりつけ麺専門店で多摩地区では珍しい存在である。味はもちろんつけそばのみでトッピングのバリエーションが数種あるだけ。つけ汁の辛さ・酸っぱさは調整可能とのことで両方とも抜きにしてもらった。苦痛にならない人にはわからないと思うが両方とも苦手な自分にとってはありがたい配慮である。
麺の茹で時間が長いせいだろう、お客さんは少なかったが待ち時間はやや長め。ただお店の方達のテキパキとした動きから手抜きをして遅いわけでないことは容易に想像できるので、こういう待ち時間なら大歓迎であるし、明るく丁寧な対応は間違いなく味に対してプラスになると思う。
青磁風の器でつけ汁と麺が出てくると、まず光沢のあるみずみずしい麺の美しさに目を引かれる。表面がツルツルの美人系の麺で、それだけを食べてみると小麦の良い風味がする。冷水で締めてあるつけ麺としては堅くないが、個人的にはこのようなしなやかな硬さを持つ麺の方が好み。つゆはダシの風味が前面に出てくるタイプではなく、細切りチャーシューの肉の風味がアクセントになっている。つけ汁としてはそのまま飲めてしまうほど薄目の味付けながら、麺とからめても物足りなさがないのは麺がしっかりとしているからだろう。味見したデフォのつけ汁も唐辛子の辛さと酢の酸っぱさは比較的抑えめなので、物足りない場合は卓上の調味料で調整すると良いだろう。
写真撮影の許可を頂く会話からHPの話題になり、さきほど電話で会話したばかりの埼玉の方のHPの話題だとか、ご主人はかなりこの手のページを見ているらしい。自分のHP用名刺を手渡したところすでにご存じとのこと。だからといって評価を甘くするということは全くなく、なかなか面白いお店ができたというのが正直な感想。秋に向けて新メニューを開発中らしく、それを含めて楽しみなお店が増えたのはうれしい限りだ。
2月22日(金) そ
昼は三田の「げんこつ屋」の行列を横目に見ながら、至近距離にある蕎麦一心たすけ。趣のある文字で書かれた名前はカッコイイけどスタンド店(一部カウンタ席あり)。かけそばの250円が最安値でこの手のお店にしては普通かな。食べたのは天ぷらそば(380円)。ちなみに2・12・22日は生玉子無料サービスでもちろん投入。トッピングをあじ・ごぼう・春菊・かき揚げなどからチョイスする方式で、かき揚げはボリュームがありすぎで、ごぼうは太めで歯ごたえがすごそうに見えたのであじ天にしてみた。ここの特徴は蕎麦そのものにあり、ややザラッとした歯触りで温かい蕎麦にしては硬めになっているのが良いです。(生麺なのかは未確認)
夜は仕事で遅くなり、閉店1時間前の「支那そば 八島」はなんと3週間ぶり。そう、2日のイベントに出られないので前夜におじゃまして霞女史にあるお願いをした日以来ということになる。仕事が終わった後の安堵感とグイッと流し込む生ビールに霞女史の笑顔が加わわると、自分にとっては単なるラーメン店ではなく究極の癒し系のお店だ。
新メニューの角煮拌麺が気になっていたらおつまみでもOKとのこと。想像していた一般的な角煮とは違い小さめにカットしたものを用い、八角の程良い香りとトロッとしたあんかけがいいですねえ。もはやラーメンのトッピングではなく完全に中華料理の域に達している。それにしても自分にはボリュームがあるので拌麺として食べきることができるのかちょっと不安。
お腹がいっぱいになってしまいラーメンはなし。その分、同席したCHJ氏は3杯完食。(^^ゞ
2月21日(木) う
昼はいきいきうどん 芝大門店へ(3度目)。12時半ちょっと前で2・3人待ちと昨日よりは待ちが少ないがその後行列が増える。傾向をみると12時半にもピークがあるようだ。待っている間にちょうど厨房の中をうかがえたので、袋入りの冷凍麺を発見。とは言え一般的な冷凍麺とはかなり違った手打ち風の食感がするのは昨日の日記のとおり。また、ラーメンのようにその都度かえしを入れた丼にうどんをいれてからだしを注いでおり、壁の蘊蓄に書いてあるとおりの作り方だった。
今日の日替りごはんはしそごはんと昨日に引き続き得意なものではないので、とろろうどん+月見(250円+70円)。とろろは山芋ではなくとろろ昆布のこと。つゆの味付けが薄めなのでとろろ昆布の塩気がいい塩梅に思える。ただ元来つゆが少な目なのでとろろがつゆを吸ってさらに少なくなるのはイマイチか。
麺の量が少な目のせいもあるものの、それにしてもあっと言う間に食べ終えてしまう。夏には(今でもそうだけど)ぜひ冷し類をメニューに加えてほしいものだ。
夜はヤシるつもりが会社を出たのがお店の閉店時間を過ぎていた。多摩の裏番が来店していたのに顔を出さなかったので、あとの仕打ちが怖いゾ!(嘘) せっかく知り合いに会えるかと楽しみにしていたんだけどなぁ。残念!
2月20日(水) う・ラ
昼は2度目のいきいきうどん 芝大門店へ。先日に比べて早い時間帯のせいか5・6人ながら行列ができていたが、回転が速いので5分待ちで自分の番になる。今日は野菜かき揚げうどん(260円)。たいていの人が日替りごはん(130円)をサイドメニューとして注文しており、お茶碗一膳ほどの量なのでキャパとしてはOKながら今日はすしめしだったのでパス。すっぱいものが苦手で、それとうどんの組み合わせはどうしても美味しさが想像できない体質なのだ。
壁に貼っているゲンダイの記事、今日は読める位置に座ることができたのでそれによると、うどんは讃岐で打った麺を冷凍して輸送したもののようだ。とは言え冷凍麺ではなく手打ちうどんのしなやかな歯ごたえがするのは高度な技術なのかな?
つゆは食べ初めは前回同様に薄目の味付けに加えて、じゃこの風味が強いとより讃岐らしいかなあ、と思えるくらいのバランスの良いつゆに仕上がっている。なのでかき揚げの油分がつゆに浮かんでくると油の香りが前面に主張してかえって邪魔に思えてくる。とは言え今日もあっと言う間に食べ終えてしまい、丼の中には何も残らなかった。
具はメニューによって若干変えてあるようだ。
・デフォのいきいきうどん(130円)
ワカメ少量・じゃこ天細く切ったもの2・3切れ・青ネギ
・じゃこ天うどん(260円)
ワカメ少量・大きなじゃこ天1枚・青ネギ
・野菜かき揚げうどん(260円)
玉葱・人参などの野菜天ぷら大1枚・青ネギで、ワカメは入っていない
遅くなった夜は電車の時間の都合により地元近くまで移動し、福生で下車して自宅とは反対側に向かい今月8日に「味源 福生本店」のあとに開店した「天下伍麺 二代 一国堂」へ。18:05という開店時間の5分というのは変わっている。平日は翌3時まで、金・土は翌5時までやっている完全夜型のお店である。(定休日は木曜日) カウンタだけの店内は従前のものを流用しているようで、内装は多少リフォームしてあるようだ。
味は、味噌・醤油・塩とピリ辛らしいじゃん辛で、蛯わんたん麺は発売予定となっていた。食べたのは醤油らーめんで、唯一のトッピングである名古屋コーチン味付け玉子を加えてみる。(700円+150円)
スープは見た目は茶濁で脂は少なめ、少量の背脂が浮いている。味は動物系・野菜などが混じり合った複雑な風味がするが違和感はない。味付けは醤油がやや立ちながらも背脂の甘さがそれを包み込むようなまろやかさがあり、見た目ほどコッテリはしていない。
麺は暖簾にあるとおりだとすると、札幌のさがみ屋製麺。想像していたよりは細めで加水も多くないようで一般的な麺に思える。やや硬めでモチッっとした食感が特徴的な麺である。
具は、ホロホロに柔らかいが風味と薄い切り方にやや不満が残るチャーシューと、ピリ辛のメンマ、黄身がゼリー状でしっかり味の味付け玉子2/2、ノリ2枚、青ネギ。どれもレベルは飛び抜けて高い訳ではないが、がっかりするほどでもない。
お勘定の際に聞いてみたところ、前店とは関係がなく相模原に関連店がある、とのことなので札幌・すすきのの「初代 一国堂」の関連店なのであろうか。(製麺所と併記されているさがみ屋商事が展開しているお店なのか? どちらも未食なので推測。)
2月19日(火) 八王子
所要のため会社はお休み。某銀行で住所と名前を書きまくって腕が疲れたぁ。
昼は八王子方面へ。ダメもとの「丸長」はやっぱり休み。しっかりと確認できなかったが「村山ホ−プ軒」の黄色いテントがなくなったように思えたが、もしかすると道路を一本間違えているのかもしれない自信なしで、再確認してから書き込もうと思う。平日昼間のみ営業の「タンタン」はやっていたものの、「でんでん」の方が引力が強かったので行ってみると店内はお昼時ながらすいている。
食べたのはデフォのでんでんラーメン(450円)。相変わらず厚めに浮いた脂の風味が香ばしく、尾張屋製麺の程良い硬さの麺の組み合わせはお気に入りの味。八王子系にしては薄目の醤油スープに細かい刻んだタマネギトッピングが良く合う。
行列店はもちろんよいが、個人的にはココの味がかなり気に入っているので、もっとお客さんが多くてもおかしくないお店だと思う。
話は変わって、伊勢丹立川店ではリニューアル1周年記念として21日(木)〜26日(火)まで北海道展が開催される。当然ながらラーメン店も招致しているのだが「山頭火」というのは引力が弱いかなぁ。確かに多摩方面に支店はない(似た味なら11日の日記のとおりだ)が、できれば「純連」、「天金」クラスのお店を出して欲しかった。現時点では小樽のお寿司屋さんの方がそそられる。甘い物が好きな人には北果楼のお菓子がオススメかな。
2月18日(月) う!
昼は某MLに書き込みがあったいきいきうどん 芝大門店へ。ビルのB1にあるので飲食店としては厳しい位置にある。(個人的には讃岐うどんののぼりにはそそるものがある) 店内はカウンタ的テーブル席のみでキャパは14席ぐらいだろうか。
壁に蘊蓄が書いてあり、天然素材を使用して化学調味料未使用・だしとかえしは注文をうけた都度あわせている・・・など、それだけを見ると高級店に見えるのだがメニューを見て驚く。デフォのいきいきうどんが130円、それをベースに具をトッピングしたものが260円が平均的な価格。未経験だが讃岐の製麺所ではそのような価格で提供しているお店もあるようだが、ここは東京、それも区内である。
ラーメン店では初来店の際はデフォにするものの、さすがに気が引けてじゃこ天うどん(260円)にしてみた。セルフサービスかと思えるような店内ながらそれは下膳のみで、お店の方がお盆にのせて持ってきてくれる。(お勘定はオーダー時の前金制。)
透明感のある薄目褐色のつゆはさっぱりとした醤油ベースで、特定の素材が突出しているわけではないが食べ進むとじわじわと美味しさが押し寄せてくる。エッヂは立っていないがしなやかなコシのある麺との組み合わせは、一体感とホッとする安心感を感じさせる。
気づいたらつゆまで飲み干して、もう一杯は楽勝で食べられるだろうという満足感でお店を後にしたが、この値段でこの味。しばらく昼食はここに通いつめてもいいと思わせるほどの満足感があった。讃岐にも同名のお店があるようだがその関係は不明に終わってしまったが、そのうち聞いてみるチャンスもあるだろう。
2月16・17日(土・日) ディープな六日町
知り合い達と1泊2日で六日町八海山スキー場へ。通常のスキー場とは違いゴンドラではなく81人乗りのロープウェイがあり、全体的にコブ・急斜面が多いのが特徴的なゲレンデである。なのでお気楽に滑る北海道と違って1本滑るだけでも疲れ方が違う。気温も高く雪が重いのでなおさらだ。
ヘロヘロ状態で夕食は同じく六日町にある「善屋」へ。交通量の多い国道17号線沿いにあり目立つ建物なのでわかりやすい。味は醤油・塩・担々麺と季節メニューのつけ麺があり、食べたのは醤油ベースである煮玉子らあめん(600円)。
特定の素材が強いということはなく全体的なバランスが良いスープに、太めのやや平打ち麺。大人数で一気に来店したためか茹で揚げてから出来上がりまで時間がかかってしまったようで、モチモチ感は多少残っている程度なのだが、本来ならばもっと特徴のある麺であると想像できるもの。なのでつけ麺も面白いだろう。
煮玉子は黄身がトロトロの半熟で程良い味付けでオススメだ。味見した塩は、柔らかい風味のスープに塩そのものが引き立った味付けで、個人的には醤油の方が好みだった。
その後、六日町駅からほど近い「龍軒」に行く。中華料理店のようなネーミングながらラーメン専門店だ。自分は連食ができないのでパスしたが、食べた人の感想は、強い生姜風味が特徴的なラーメンで、独特の味わいだったようだ。
宿泊地に荷物を降ろしてから、六日町温泉・湯元館で疲れを癒す。露天風呂付き客室がウリの旅館で入湯のみでも利用可(500円)。硫黄の匂いがいかにも温泉という雰囲気で、露天風呂がまた情緒がある。その後宿泊地に戻り宴会。地元で飲む新潟の日本酒が格別で、夜遅くまで盛り上がる。
一夜明けて「関場」へ。同じ六日町にあるものの駅から5kmほど離れているのどかな場所にある。それだけではなく看板や暖簾がない(*)らしい。見つける自信はなかったが、同行した讃岐のうどん製麺所を探し当てること百戦錬磨の方のカンがさえ渡りあっさりと発見。デジカメ画像を見て頂きたいが、どう見ても普通の民家だ。
店内は6畳ほどでコンクリートの打ちっ放しの床にテーブルが置かれている。厨房はほとんど一般家庭のキッチンで、寸胴・バーナーを導入してあるのがラーメン店っぽいくらい。中では大正11年生まれ(*)のおじいちゃんが丹念に作業をしている。
(*)店名は壁にある営業許可証に書いてあるのみ。どんぶりには「せきば」と書いてありラーメン関連のサイトでもひらがな表記が多いようだが、営業許可証に合わせてみた。調理師免許証にご主人の生年月日が書いてあり1922年生まれなので今年で80歳。もしかするとラーメン店のご主人では最高齢なのでは?
メニューがないので値段・種類がわからない。とりあえずラーメンにしたが、後から来た地元の方達の注文によるとチャーシューメンや大盛りができるようだ。(ラーメンは450円ということがお勘定の際に判明したもののその他は不明。)
豚骨の香りが多少するが決してくどさはなく、むしろスッキリとした醤油味で甘めがある。合わせる麺は太めの縮れ麺で柔らか目だが違和感がない。チャーシューメンにするとちょっとキツイかもしれない硬めのチャーシューは薄味仕立て。グリンピースがトッピングされているラーメンは初めてかな?
味は違うが、例えると「六日町の江ぐち」というのがわかりやすいかなぁ。ラーメン好きにはこのシチュエーションを1回は体験してみることをオススメしたい。
その後、地元の書店にて新潟のラーメン関連の書籍を購入してから、そば屋敷 ぶな苑へ。新潟の蕎麦といえばへぎそばであるが皆さん経験済みなので一般的な蕎麦店となった。食べたのはせいろそば(850円)。太めの黒っぽい田舎蕎麦で、風味の高さと強めの歯ごたえがある。ツルツルと食べるのではなくワシワシと噛みしめながら食べる蕎麦で見た目よりズッシリとしたボリュームがある。酢の物・野菜の煮物・漬け物が付いていて箸休めも楽しめて更に満足度がアップ。
自分はお腹が張っていたので食べなかったが、天ぷら・つまみ類や生姜味噌味のおにぎりも美味しかったようだ。
13時半と早めに出発したので渋滞にも巻き込まれず16時には荷物を降ろして洗車していたので、自宅から六日町までは2時間ちょっとと想像していたよりも近い。ラーメン店もまだまだディープなお店があるようで、ぜひまた行ってみたい地域だ。自分の頭の中にあった、新潟・魚沼=コシヒカリ・へぎそばという図式はもろくも崩れたものの、良い経験になった。
洗車中に雨が降ってきたが、融雪剤を落とすのが目的だったのでまあいいか。(^^ゞ
帰宅後、土曜日の新聞をチェックしてみると「火熊家」(ひぐまや)のカラー刷りのチラシが入っていた。その文面を要約すると、
・本場熊本でも一歩もひけをとらない「大石屋」(大石家が正しい)の味を寸分違わずそのまま再現した
・豚の頭骨だけを使用し16時間スープの闘いに勝った者だけが作り出せるあっさり豚骨スープ
・気温湿度により変わってしまうデリケートな自家製麺は常に最善の状態になるよう日夜研究と努力を重ねている
・(メニュー)ラーメン650円、大盛り100円、チーズ入り・きくらげ増し・煮玉子増し・のり増し50円、ねぎ増し100円、チャーシュー増し200円、生ビール(中)・瓶ビール(中)450円、オレンジジュース・コカコーラ・ウーロン茶150円、ライス200円、半ライス150円(上記の品以外は扱っていない)
・(住所など)武蔵村山市残堀5−139−6 (042-560-2562)、営業時間11時〜24時、定休日なし
・・・とのこと。未食なので「大石家と寸分違わず・・・」という表現の真偽のほどはわからないが、そのうち食べてみようかと思う。ただし優先度では同系列である小作の「大輪」の方が高いかな。
2月15日(金) そ
昼は大門の「六文そば処」。昨年の改装工事から日が浅いので店内は綺麗で、キャパは8人が限度といったところか。ちなみに隣りもスタンドそば店で両店ともほぼ同じくらいの入りのようだった。
壁を見るとメニューが多くて迷ってしまう。ここへ来たなら誰かさんがよく食べている「げそ天」にしようと探すも見つけられずに、ごぼう天そば+生玉子(350円+60円)。オーダーしてから気づいた。「げそ天そば」ではなく「いかげそそば」だったのね。(^^ゞ
茹で麺らしい優しい歯触りで蕎麦そのものの風味は弱いが、それをつゆの風味が補っている印象。このつゆに生麺茹でたての蕎麦をあわせてみたいなぁ。
昨夜同様、夜は超遅くなったので、結局ラがなかったのがまたもやさみし。(^^ゞ
明日から新潟方面にスキーに行きますので、更新は早くて日曜日となります、あしからず。
2月14日(木) 蕎
昼は「泉岳寺藪そば」。以前書いた藪睦会のURLが変わってしまって、現在はこちらで正式オープンしているようだ。食べたのはたぬきそばの玉おとし(早い話がたぬき+生玉子)。天ぷら類をゴマ油で揚げているようで、たぬきもその香ばしい風味のインパクトがある。しっかりとした蕎麦は温かい蕎麦にしても主張があって良いですねえ。量は少なめながら満足度高し。
夜は超遅くなったので、結局ラがなかったのはちとさみし。(^^ゞ
2月13日(水) そ・そ・ラ
朝は神田の「かめや」にてあつもり+温泉玉子(260円+50円)、昼は新橋の「そば八」にていか天そば+生玉子(330円+30円)とスタンド蕎麦店2連チャン。どちらも生麺の茹でたてなので蕎麦がしっかりとして、その風味・歯触りは立派なもの。特にいか天は分厚い割りには柔らかく噛みきれるのは特筆ものだろう。少なくとも昨日のお店よりはかなり好みだった。
夜は西新宿の「晴れる屋」にて前回同様にラーメン(600円)。茶濁でややコッテリとした和風の香りがするスープに太めのモチモチとした麺の組み合わせは、馴れのせいかとても食べやすく感じた。前回同様に和風の風味の処理にもうひと工夫あるとさらにレベルアップするとおもうが、その点はご主人も試行錯誤しているようなので今後も定期的に来店してみようと思う。
その後、とらさん会議室に新店情報があった「麺処 味郷」の下見に行ってみると確かに看板はそうなっているが、暖簾と立て看板は「呑みや 小皿料理 ふるさと」になっていて団体さんが飲みモードで盛り上がっている。はたしてこの時間にラーメンが食べられるのかは不明。もしかすると昼と夜の二毛作なのかなぁ?
2月12日(火) そ・ラ
昼は以前から気になっていた大門の蕎麦店、「五六八」(いろは)に行ってみる。ランチタイムなので12時半前には行列もできている。メニューをみると一番安いのが冷ではもりそば(420円)、温ではたぬきそば(530円)、高い方では鴨せいろ(980円)と普通の蕎麦店に近い値段の割には店内はややチープな造り。
食べたのはかき玉そば(580円)。小諸そばなどで「かきたま」というとかき揚げ+玉子のことだがこのお店にはかき揚げがない。つまり溶き卵をとじてあんかけをかけた方のかきたまのことだ。食べてみると玉子はとじたものではなく卵焼きで、こんな製法もあるのか、とちょっと目から鱗。食べてみると蕎麦の量が異常に多い。本来ならうれしい限りであるものの、白っぽい四六?くらいかなぁ。つゆも特徴のないもので風味などは垣間見られず、うれしいどころかこの量は拷問に近い。
なんか中途半端なお店で、個人的にはここにくるなら至近距離にある「六文そば」(スタンド店)と割り切るか、しっかりとした蕎麦が食べたいのなら「煌味家」(こうみや)の方に行ってしまうだろう。もっとも夜の一品メニューが多種あるので飲み屋と位置づければその限りではない。
ラーメンの方では10日にオープンしたばかりの「博多天神 新橋店」。メニューは他店と同じで数種あるが、味は一種のみでトッピングが違うだけ。食べたのはデフォのラーメン(500円)。小振りな味付けゆで玉子は50円と安いがデフォで半分入っているので頼む必要はない。卓上の紅生姜などの薬味もいっしょ。
麺の茹で時間が30秒と短いのであっと言う間に出てくる。白濁スープは豚骨の臭さはなくてさっぱりとしていて、味付けも薄目で他店と比べると上品な印象だった。麺は博多らしい白っぽいストレートの細麺。適度な歯ごたえがあるが堅め指定の方が合っているような気がする。チャーシューはこの手のラーメンにはよくある脂がなくパサついたタイプで、+200円のチャーシューメンは頼む気にならないが、これはこのお店に限ったことではなく博多系のラーメン店ではよくあることなので仕方がないだろう。逆に言うとそれだけ東京のラーメン店にはチャーシューが上質のお店が多いとも言える。
張り紙には「当店のスープはブラックコーヒーにようなもので、それぞれの好みで薬味を追加して食べる」ようなことが書いてあり、卓上には業務用おろしニンニク・紅生姜・白ゴマ・激辛高菜が置いてある。一理あるけどもピュアなスープがしっかりしているからこそ薬味をいれても違う味を楽しめるのであって、薬味に頼りすぎる考え方はどうかと思う。
ちなみに新橋駅日比谷口からお店に向かう途中にある「うな新」は昼間の蕎麦店の関連店で、昔は兜焼きや白焼きを肴によく飲んだものだ。
話は変わって、本日のニュース・プラス1での「激突 マニアチャンピオン ラーメン編」。出場者の3人とも知っているけれど星野さんが優勝! と多摩のラーメン本仲間だけにうれしさが増幅かな。
もひとつ、今日でお店のレポが800店となりました。まだまだ宿題店は山積みながらもキリのよい通過点ってことで、自分勝手ながらうれしいなあ。HPをやり始めた際には考えられなかった数だけど、何となく増えていったというのが印象。これからもリピート&新規開拓を織り交ぜながら地道に食べ歩きます。
2月11日(月・祝日) ラ
久々に八王子(と言っても駅からかなり西にある)の「一閑人」へ。開店してもう時期1年となり、たまに行列ができるほどの人気店のようだ。メニューの方は以前とほとんど変わらず、味付け半熟玉子が追加された程度。
食べたのは塩(650円)。やや褐色がある乳濁したスープはニンニクなどの香ばしい風味がして、山頭火ライクな味付け。麺は尾張屋製麺とは思えない少加水の縮れ麺なので、さらに似ている印象が強くなる。味見した醤油はやや和風の香りがするまろやかな醤油味で、味噌は大豆の粒々がたくさん入り香ばしい味噌の香りが特徴的ではあるが、いずれも山頭火とは違うタイプ。
個人的には塩が一番コクがあるように思う。
帰宅途中に新店の捨て看板を発見したので行ってみると、福生の「味源」のあとに「天下伍麺 二代 一国堂」というお店ができていた。8日オープンで夜だけの営業? 開店日は一杯200円のセールをやっていたようだ。味の系統などの詳細はわからなかったが、駅から近いので仕事帰りにでも立ち寄ってみようと思う。
2月10日(日) うどん
親戚が来訪し一緒に昼食でも、ということになりさすがにラーメン店という訳にいかずに、中神駅近くの「石臼挽き手打ち蕎麦 又達」へ。蕎麦ももちろんだがうどんも手打ちということで今日は天釜揚げうどん(1500円)にしてみる。
太さにばらつきがあるうどんはいかにも手切りという見た目。ほど良い堅さでしなやかなコシがありツルツル感は申し分ない。つけ汁は熱々で風味が高く甘さが強めなのが特徴的。味見したもりうどんは冷水で締めてあるので温かいうどんと食感がかなり印象が違って、押し返してくるような歯ごたえがあり冷たいうどんならではの特筆もの。
蕎麦がしっかりしているお店はうどんもレベルが高い。のかな?
2月9日(土) 蕎麦
地元の「石臼挽き手打そば ひらの」にてかき揚げ天もりそば(900円+税)。小山になったかき揚げは玉ネギ・人参を細く切ってあり少量の南瓜の甘みがアクセントになっていて、加えて小海老の香ばしさが心地よい。天ぷらと同じく抹茶塩で食べるとサクサク感が損なわれず素材の持つ美味しさが伝わってくる。蕎麦は相変わらず風味の高い二八で、鰹節の風味が高く甘さ控えめのつけ汁との相性も抜群だった。また、温かい蕎麦のかき揚げは別皿で同じく抹茶塩がついてくる。もちろんつゆに浮かべて食べても良いが、サッパリとした抹茶塩も試してみるべきだろう。
寒い時期になったので薪ストーブが活躍している。(置物じゃなかったのね) 建物もストーブもスウェーデン製で冬でも暖かい店内に、お店の人達の丁寧でアットホームな雰囲気も温かい。
2月8日(金) 素朴なラ
昼は新橋の「八京」に行ってみる。ビルの片隅にあるカウンタ6席だけの小さなお店。狭い厨房には物静かな女将さんが手際よくラーメンを作っている。食べたのはラーメン。この地にありながら450円という値段は涙ものだ。
シンプルな醤油味でフワッとしたダシの香りがする昔ながらの味。作る工程が丸見えなので白い粉を少量入れるのも見える。このスープなら不要とも思えるのだが、それほど強く出ていないのはマル。
たまにはこういうシンプルなラーメンを食べたくなるものだ。
2月7日(木) ラ・そ
昼は五反田の「嵐丸らーめん」に行ってみる。何の予備知識もなく(*)入店し自動販売機を見ると、味噌650円、醤油・塩600円、特製餃子・特製辛口餃子200円、、、どう見ても昨日の昼のお店と似ている。ココって天下一系だったのね。(正確には新・天下一系と言うべきか?)
(*)新店の情報はとらさん会議室に掲載されていて重宝&多謝ではありますが、実食インプレは自分の印象を歪曲させることもあるのでなるべく読まないようにしているのです、あしからず。
艶消しの黒に塗られた壁には風神・雷神が描かれており、生木を利用したちょっとお洒落ではあるがチープさも目立つ粗い造り。お店の方が中で移動できるカウンタだけではなく、テーブル席と入り口付近にもう一つ壁に向かったテーブル席とも言えるカウンタがあるのはこの系列では珍しい。
味は醤油・味噌・塩の三種のみ。昨日と違う味を食べてみたい気もするが同一系列であると知っていたなら2日連続で来ることはないだろうし、食べ比べには丁度良いチャンスだろうと昨日と同じメニュー(醤油らーめん+味付玉子 600円+100円)にしてみる。
丼の形状は違うが中のスープの色が濃い以外は同じように見える。しかしながら食べてみると味の印象がかなり違うのが意外だった。スープの香りが弱めで胡椒の風味もなく味付けは濃くてしょっぱめ。麺は同じく細めの縮れ麺だがこちらの方が縮れ度合いが強いなど、味だけでなく細部は違っているところが散見される。スープ・麺の違いが必然・偶然のどちらだったのかは不明だが興味の沸くところではある。
個人的には昨日のお店の方が好みだったが、この系列を、味・麺などで分類できたら面白いだろうと思うが、そこまで引力があるのか?
夕食というよりおやつ時間に東銀座の「みちのくそば」にて天ぷら(かき揚げ)そば+温泉玉子(310円+50円)。玉子は生もあるが温泉玉子も50円というのはうれしい配慮だ。ランチタイムは行列ができるお店で、スタンド蕎麦ながら生麺を茹でて提供しており、かなり前になるがもりそばの印象が良かった記憶がある。
暇な時間帯なので茹で置きのせいで蕎麦がへたっているのが残念ではあったが、スタンド店にしてはしっかりとしているし、ダシの風味は弱めながらインスタントさをあまり感じさせないつゆが印象的。かき揚げも時間が経っていることを差し引くとレベルは低くないと思う。
2月6日(水) ラ・ラ
今日から正常どおり仕事。昼は溜池山王の「らーめん 無双」へ。最近増殖してきた天下一系列のお店でカウンタだけの店内や品揃え・料金は他店とほとんど同じだが、味噌がデフォルトとなり醤油・塩に加えてつけそばと新メニューらしい辛味噌があるのが違っている。
食べたのは醤油らーめん+味付玉子(600円+100円)。やや胡椒風味のさっぱりスープも新しさはないものの、はずさない味という点では極端にがっかりしない程度の安心感があるのはマル。食べた系列店のなかではチャーシューのできはココが一番良かったように思う。
夜は渋谷の「竹麓輔商店」。「むつみ屋」を展開する竹社長のお店で、HPによると従来店とは違った味を打ち出すというコンセプトらしい。入り口付近にあるレジにお店のパンフレット?が置いてあり、単なる宣伝ではなく明確な方向性を示すとともに、店長をはじめスタッフの実名を記してあるのは珍しい。
味は醤油・塩の2種類にトッピングのみのシンプルな構成。その他にデザート2種(白玉あずきアイス・夕張メロンシャーベット)や、丼もの3種(チャーシュー丼・スタミナ丼・鮭ごはん)とそのミニ丼+ラーメンとのセットメニューを用意してある。女性客や若者を意識したものなのか。
食べたのは醤油らーめん(700円)。比較すること自体に意味はないが「むつみ屋」の醤油と比べると濁りが少なく濃い醤油色をしていて、湯気は立たないが表面は脂を多く含んだスープが厚めになっている。その脂がわざとらしく浮かせたものではなくてスープそのものから染み出てきているように見受けられる。見た目だけでもそれだけ違うものの、スープを啜ってみるとその差が歴然。アジ節を中心とした魚系の香りが強烈に主張してくるのと同時に脂の風味が薫ってくる。この強い風味や脂がダメな人がいてもおかしくないと思う。系統・味は違うが個人的には名古屋の「呑助飯店」と印象が似ている。
そんなスープに合わせるのは細いストレート。開店当時に確認した限りでは「むつみ屋」と同様の札幌・さがみ屋製麺のはずであるが、代表的なやや太めの透明感のある黄色い縮れ麺で味噌に合うようなタイプではなく細いストレート。このスープにあうのか? という勝手な潜入観念は食べてみると間違っていたことが明白にわかる。多加水もしくは熟成させた麺は堅めの茹で方で、強い主張のスープに負けていないし、逆に従来の縮れ麺ではスープの持ち上げが強すぎて麺が負けてしまうのだろう。
丼は狭口で深さがあるタイプ。温度が低下しづらいようにとの配慮なのだろうか、確かに後半まで熱々のスープが楽しめて、その割には麺がへたってこないという全体のバランスを考慮した工夫が垣間見れる。具の方ではチャーシュ−がスモークした風味が良く出ていて、ネギは白髪ネギと特徴的なものが多い。
個人的印象では、スープ・麺・具ともそれ1つを取ると個性的な特徴を持っている。それらが丼の中に入るとそれぞれの個性が他の食材を盛り立てて一体感のある美味しさがあるように思う。ただし、和風魚系の風味がダメな人はたぶんそれが強すぎると感じるだろうから、逆にバランスが極めて悪くなるだろうと推測できる。そういう意味ではもうひとつの味である塩がどんな印象になるのか興味があるところだ。
2〜5日までは我が家の恒例ともいえる年中行事であるスキー@北海道。これまでトマム・ニセコ・キロロ・ルスツと廻った中で、ゲレンデの規模・状態・宿泊施設・食事の総合的にみてルスツが一番お気に入りなので2年連続の3回目となる。公式HPはこちら。
(ゲレンデ)
適度な傾斜のコースが多くとにかく広い。朝イチでイゾラの奥まで行くと自分の描くシュプールが初めてということも可能で爽快さは特筆ものだ。以前は新雪が降ったままのコースがあったが、最近はオープン前に全て整地してしまうのでやや面白味に欠けるがそれでも充分に楽しめる。時間によっては前後左右に人が見えないという貸し切り状態もしばしば。加えて凹凸がないので細かなターンは不要でほぼ直滑降でも誰にも迷惑がかからない滑りを楽しむこともできる。もしオービスが設置されていたら完璧にスピードオーバーで捕まることだろう。そんな爽快感を十分に楽しむには9〜11時がベスト。また氷点下の空気のなかを高速滑走するにはゴーグルは必須で、サングラス程度では涙が止まらなくて前がよく見えません。
これほど良い状態のゲレンデにもかかわらず、土日でもリフト・ゴンドラ待ちがほとんどないという夢のような世界を堪能できる。これだから北海道のスキーはやめられませんなあ。
(特にお気に入りのコース)
イゾラ山頂からのスティームボードBが2100mと長くて緩斜面が少なく一番のお気に入りだった。とはいえほかにも面白いコースがいろいろとあるし、時間によってもゲレンデの状況が異なってどこを何度滑っても違った楽しさがある。
(天候)
天気予報が晴れでも山頂付近は雲がかかることが多い。初日もそうで昼過ぎからは雲の中&小雪の状態で周りが真っ白。これがひどくなるとホワイトアウトという状況で、方向が全くわからなくなって雪山遭難のよくあるパターン。ゲレンデなので傾斜に従って滑り降りればよいだけなのだがそれでも不安感がつのるという、いわば疑似遭難を体験できるというおまけ付き。そう、山の天気をなめてはいけないのだ。好天でもみるみるうちに天候が一変して吹雪になることもあるので、それに備えての装備を持っていくことを忘れてはいけない。
以前来た際は2回とも昼間は晴れて夜は雪という天候が多かったので翌日は新雪が楽しめたが、今回は昼も夜も天気が良すぎてそれは叶わなかったのは多少残念だったが、逆に言えば北海道のスキー場で4日中3日が天候に恵まれるといのは珍しい。今シーズンは悪天候に出会ってないなあ。
(ホテル)
宿泊のルスツタワーも今回で3回目となり広くてゆったりできるメゾネットタイプなのがお気に入り。入り口を入るとベッドルームがありビジネスホテルの小さなツインルームほどある。階段を降りるとキッチン付きのリビング・バス・トイレ。壁にエクストラベッドが収納されている4人まで宿泊が可能な部屋なので2人ではもてあましてしまうほどだ。リビング階は出入り口がないのでエレベータは奇数階にしか止まらないという変則的な23階建てになっている。隣室などの音はほとんど聞こえず、柱に階段が直結しているためか近隣の階段を上り下りする音がするが気にするほどでもない。
館内の施設で一番良いのはコンビニがあること。アルコール類も通常の値段で提供しており種類も豊富。部屋には冷蔵庫があるので酒好きも不自由しないし、お菓子・つまみ類も種類が多く北海道限定品も多々置いてある。
いいことばかり書いたが逆に不満な点もある。
メインのゲレンデであるイースト・イゾラゲレンデに出るためには一度ウエストゲレンデを経由してからゴンドラで移動しなければならず、かなり遠回りとなる。ゴンドラはタワーのすぐそばを通るので直接行けるルートがあるとかなり便利になるだろう。とはいえ、ウエストに行くためのモノレールは運転時間間隔が短くて、見た目はトロッコのようだがシートには暖房が入っている。乗務員の方も愛想が良くて、車両から見えるところであれば早歩きの人を見きったりはせず乗車するまで出発を待ってくれる。これまたのんびりとした気分になるので、これはこれで良いのかと、、、。
もう一つはPHSが通じない(通話はできるようだがデータ通信は不可のようだ) なのでP-in Comp@ctが無用の長物になる。当然メールもインタネもできない。携帯はつながるがPCとの接続ケーブルがないと何にもできない。まあ、この地まで来てそこまでしたくないし、逆に謝絶された生活というのも良いのかもしれないなあ。
(ラーメン)
すぐ近くの国道沿いに「いなかむら」という小林製麺所の麺を使用したお店があり悪くはなかったのだがスキーブーツを履いたままだとちょっと遠くて億劫。またゲレンデ内でもラーメンは食べられる場所が4ヶ所ほどある。中には西山製麺(ただし冷凍麺)を使用している場所もあるが、いかんせんスープがインスタントテイストだったので結局今回は食べなかった。(両方とも前回までに実食済み)
食べたのは1つのみで、千歳空港にて飛行機の待ち時間に「さっぽろラーメン 青龍」の醤油ラーメン(700円+税)。香ばしいような雑味のあるようなやや濃いめの醤油スープにちょっとモチモチとした麺。具はチャーシュー・メンマ・ネギと極めてオーソドックス。空港のラーメンとしてはまあまあ。ちょっと退いてしまいそうなウニラーメン(1200円)というのもアリのお店だから、こんなもんでしょ。
(4日間のくらし)
朝食・昼食・夕食とも定刻に時間をかけてゆっくりと普段より多くの量を食べて、昼間はずーっと滑りっぱなし。夜は晩酌をしながらの食事をとり、食後一杯やっていると昼の疲れがドッと出て21時には睡魔がおそってきて撃沈しまう。起きるのが7時頃なので睡眠時間10時間。もちろん通勤時間なしと普段と180度違う生活だ。脚の筋肉はやや疲れ気味ながら体調・気分は上々。こんな生活を1月も続けていたら10歳は若返るんじゃないかなぁ。でも無理なんだなぁ。だから来年もきっと来るんだろうなぁ。
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