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4月  Man太郎の日記風ラーメンメモ
【2002年4月分】
今月の実食数 ラーメン 23杯 (新規店 7店)
蕎麦 19杯・うどん 8杯
今年の実食数 ラーメン 94杯 (新規店 39店)
蕎麦 51杯・うどん 26杯

今月の自分勝手なラーメン好み度です

【また行きたい】
(8杯)
八島(3杯)、元がんこ三田(2杯)、一二三
斑鳩壱参ラーメン
【おいしかった】
(12杯)
万豚記 田町後楽麺BARムサシ(鯛骨)
藍嶌集来源火MATCH-BO萬福
古武士えびすや 
【まあまあかな】
(3杯)
かづ屋 六本木ムサシ(豚骨)
【もう行かない】
(0杯)
 



4月30日(火) お気に入りの昼・夜

 昼は久々に魚らん坂を越えて「壱参ラーメン」にてデフォの壱参ラーメン(650円)。いわゆる醤油・塩のミックス+角煮トッピングのラーメンだ。

 最近来ていないので作り方が変わったのかな? 醤油ダレ+塩のみで化学調味料を入れないように見えた。それにスープを何度にも分けて注ぎ入れ、油の分量を微妙な調整するご主人の仕草がまた好きだ。合わせる麺はやや平打ちの独特の縮れ麺。平ザルの湯切りも綺麗で、複数玉を茹でても丼の間を麺が行き来することはほとんどなく一度で分量がピタリと決まる、、、見ているだけで安心してしまう。

 適度な硬さの麺に和風魚系の風味が良く出ていて適度な塩分のスープとのマッチングは、かなり好みの味。角煮も温めてあって柔らかい、と相変わらずイイですねぇ。


 遅くなった夜は「元がんこ三田」にて中華そば・アッサリ・味薄め(700円)。今日のスープはご主人お薦めという甘みが出ていないタイプ。スープは見た目、綺麗な黄金色をしており、味薄めといいながらも他店に比べると濃いめの醤油味。ダシの風味が良く出て、硬めの麺+ホロホロチャーシューがとても合っている。

 ご主人&女将さんも良い味出してるよね。

 (注) 5月2日(木)は仕込みのため夜の部は臨時休業です。


 2店とも自分のお気に入りの味。安心して食べられるラーメンをリピートするというのもイイデスなぁ。



4月29日(月・祝日) 

 八王子にて買い物の後、久々に八王子系ラーメンを食べたくなって候補を物色。有名行列店ももちろん魅力的ではあるが、前回から間隔があいてしまったお気に入りのお店の方が優先度が高い。

 候補としては「吾衛門」、「えびす丸」など数々あるが、日野・南平の「えびすや」にしてみた。ご存じの方も多いと思うが、本格的カレーも提供するお店で看板にはキーマカリー・中華そばと書いてあるものの、尾張屋製麺の麺+刻みタマネギトッピングの生粋の八王子系である。

 従来と同様に店内はカレーの風味が充満している。こんな中でラーメンを食べてその風味がわかるか? という疑問を抱くほど強い風味も従前同様。約2年ぶりになるにも関わらずメニューや値段はほとんど一緒というのがうれしい。食べたのはデフォの中華そば(480円)。

 スープの色が濁っていて(従前は透明感があった)、和風の香りがなくて(従前は強めだった)、豚骨系・野菜から染み出た甘みがあり、キレよりもまろやかでコクのある醤油味。ブランクがあると人の記憶は曖昧になるものだ。と、帰宅して自分のレポートを見ると、従前の記憶が確かだったことがわかる。どうも、味を変えたようだ。ただし麺の茹で方は従前の方が好みだった。



 話は変わって、八王子での買い物はデジカメ。従来のデジカメはもう3年近く使用している200万画素+光学2倍ズーム。使用用途がHPへの画像を撮ることなので、これ以上の画素数は不要でズームも2倍あれば十分なのだが技術革新が著しい電子機器の世界、3年前のボディーはなにせデカくて重いのが難点。

 なので同等スペックの軽いデジカメにしてみた。こいつをチョイスした理由は、まず小さくて軽いこと。従来のCFメモリが使用できること。マクロの焦点距離が短いこと。使い捨ての乾電池に環境保護の面から問題アリと感じていたこと。あとはデザインかな。タイミング良く人気機種の後継機が発売されたばかりなので、細かな点は改良されているのもプラス。

 初撮影は「えびすや」の奥の席で、照明が暗めでストロボなし。手ブレしたかな?それよりも色が出ないかも、と帰宅してからPCで見てみると、ビックリするほど綺麗に発色しているのねぇ〜。単に小さくなっただけでなく、レンズ・画像処理エンジンも日々進歩しているんだなあ。



 またまた話は変わってインターネットのブラウザ。個人的な好みからIEを使用しているのだが、最近すこぶる調子が悪い。フリーズする訳ではないのだが文字が欠落して表示されないことがある。「週」の字は間違いなく表示されない。だたブラウザの文字列をコピーしてテキストファイルに張り付けると正常に表示されるという何とも不思議な状況だ。

 最初はグラフィックボードを疑ったのだが、ネスケ6.2では欠落しないようだ。IE最新版を再インストールするために久々にPC雑誌を物色するも、以前なら必ずCDに入っていたIEがない。どうも発売元からNGを出されているらしい。ネットから最新版をダウンして再インストールしても状況は変わらず。

 これを期にブラウザを乗り換えてしまうというのもありかな。



4月28日(日) 山梨の蕎麦

 今年のGWは特に予定を定めずに疲れを癒すためにゆったりとすごすと決めている。とはいえちょっとお出かけしたい気分でもある。ならばと超大型宿題店のである。

 先代の高橋邦弘氏はカリスマ的な存在であり、昭和61年に南長崎から山梨・長坂へ移転した蕎麦店だ。現在はお店を後進に譲り故郷の広島で「達磨 雪花山房」を営んでいるらしい。開店時間をちょっと過ぎて到着するとすでに庭の待ち席?には多数が待機中。入口の用紙に名前と人数を記入し店外でしばし待つ。7組20人待ちで30分ほどで入店となった。

 メニューはもりそば(ざる・田舎)のみで、もちろん温かい蕎麦はない。量が少なそうなので2人でざる2枚+田舎1枚(840円×3)。まずはざる。細めの蕎麦は歯ごたえがあって風味も高い。合わせるつけ汁は鰹節の風味が良く出ており比較的軽めの味付けでさっぱりとしている。レベルの高さは理解できるのだが、歯切れにやや粘性があってスッと切れないのは個人的にはあまり好きでない。

 一方の田舎は太めでエッヂがしっかりと立っている。モチッとした強めの食感で田舎らしい蕎麦だ。ただし個人的にはざるの方が好みだった。


 1枚半でも少量だったのでもう一枚は楽勝に食べられる。なのでもう一店。昔は富士山付近に行った際は必ず立ち寄っていた、忍野の天祥庵である。極めて透明な水で有名な忍野八海の至近距離にあり、お店では汲み上げの富士山の伏流水を使用している。蕎麦の命とも言える水は完璧なシチュエーションだ。

 以前食べて美味しかった鴨田舎は冬季限定だったようで、メニューはせいろ・つけとろ・からみ・ぶっかけのみで、今の季節は温かいメニューはない。食べたのはせいろ(700円+税)、連れはぶっかけ(1250円+税)。

 細めの蕎麦は硬めでスッと切れる歯ごたえで好み。もっと蕎麦の風味が強めだと更に良いと思う。つけ汁は甘辛く節系の風味が弱い。味見したぶっかけは、別皿の焼き味噌・ナメコ・キクラゲ・茗荷・紫蘇の葉・葱の具と、せいろと同じつけ汁をかけて食べる。味噌と茗荷の風味が全体をまとめ上げている。そう言えば鴨田舎も茗荷の風味が良く出ていたことを思い出した。


 両店に共通しているのはいずれも一茶庵系の人気店ということ。あまり人気がありすぎると接客が流れ作業的になってしまうのは否めないが、それを除いても多摩地区の蕎麦店のレベルの高さを再認識した。



4月27日(土) 

 昨夜は遅くなった仕事終了後ディープな飲み会へ。結局、白々と夜が明ける頃の帰宅となり、目が覚めたらすでにお昼。今日は「太公望」でちょっとした集まりがあるのであわてて起き出し、昼間からお酒を飲むため徒歩で現地へ。

 店内はそれほど混んでいない。ラーメンも食べたかったが完全なる二日酔い状態なので食欲なし、なのでビールで迎え酒。(^^ゞ その後知り合い達も合流して完全な飲みモードへ。店名ならではのつまみ類いろいろ+日本酒・焼酎で満足度120%、おまけに夏向けの試作品まで食べさせて頂いて約4時間に渡る飲み会が終了。

 お勘定を聞いて皆納得できないという安さで、客が勝手に料金を決めてご馳走様! 知り合い達はその後国分寺の源へ向かった。自分は自宅でバタンキュー(死語)。



4月25日(木) 蕎麦

 今夜は、出版社の方々を交えて多摩の蕎麦・うどん本プロジェクトの打ち上げ。このメンバーで打ち上げとなると当然蕎麦店になるだろう。となると立川の無庵である。自分は遅れる可能性あったのでコース予約はせずに蕎麦豆腐、厚焼玉子などの料理で締めに蕎麦。料理が美味しかったせいか今日の蕎麦は従前食べたより感動が少なかったものの、店内の落ち着いた雰囲気の中で一献傾けるのは何ともいい気分だ。

 その後メンバー達は国分寺の源に向かった。ん〜、自分とはお腹のキャパが違いすぎる。(^^ゞ



4月24日(水) ラ・ラ

 昼は東銀座。今日も昨日の三田近辺と同様に至近距離の中にラーメン店が密集している。
「博多 一風堂」は相変わらず地上まで列ができている。
「尾道ラーメン 柿岡や」には空き席があったがほぼ満席。
「函館らーめん 船見坂」も7人くらいの行列。
「中華そば 共楽」は店内に7人待ちで、食べている人も少なく時間がかかりそうだったのでパス。

 結局は「萬福」へ。待ちはできないものの次々にお客さんが来店してほぼ満席。食べたのは中華そば(650円)。濃いめの醤油スープには透明な脂が厚めの層になっているので、湯気が立たないが温度は熱め。麺を持ち上げるとフワッっと湯気が立ち上る。

 濃いめの醤油味に甘みのある香ばしい脂(ラードなのかな?)の組み合わせは、八王子系を彷彿とさせる。麺が細目のストレートで加水が高いのかな、コリコリしたおもしろい食感だが、個人的には後半スープを吸った状態の麺の方が好みかな。

 ナルトと特徴的な三角薄焼き玉子も健在。現在では特に美味しいという部類のお店ではないかもしれないが、突然食べたくなる懐かしさを感じる味だ。


 夜は新宿の宿題店「古武士」へ。新宿区役所の至近距離にもお店があるが、せっかくなので厚生年金会館裏手の本店に行ってみる。木を生かした店内は、変わった配置のテーブル・カウンタ。味は醤油ラーメンとつけ麺(あつもりあり)がベースになっている。

 食べたのは醤油ラーメン(630円)。座ったのが入り口近くで厨房が奥まった場所にあるので直接の動きは見えないが、麺茹で・スープを注ぐ工程の都度、声に出して確認しているので手に取るほどよくわかる。

 スープはやや濁った醤油スープで、和風魚系それも煮干し・節系が良く出ていて香辛料っぽい香ばしさもある。脂も浮いているがわざとらしさがなくて、スープの素材そのもののから染み出た脂のように思える。麺は太めのストレート。硬くはないが太麺らしいモチモチ感が心地よく、スープとの相性も良い。チャーシューは脂が少な目ながら柔らかくてしっかりとした味付けでレベルが高い。

 系統としては大勝軒に分類できるかな?



4月23日(火) ラ・ラ

 昼は結果的に慶応仲通り付近を徘徊することに。
「げんこつ屋」は10人近くの待ちで、店内のキャパも少ないからずいぶんと時間がかかりそうだ。
「鐵」は満員ながら比較的早く着席できるだろうが、先日行ったばかりなのでパス。
「万豚記」は行列10人弱。
「元がんこ三田」は7人待ちで、行列は久しぶりに見た。(提灯効果か?) もっとも夜来ることが多いので昼間はこうなのかもしれない。でもご主人はいつも暇だと言っているんだけどなぁ。
「ますたに」が一番多くて20人くらい。ここはいつでもこのくらい混んでいる。

 結局は「MATCH-BO Rahmen Style Cafe」へ。こちらはタイミング良く待ちがなかったが、その後10人近くの行列になった。

 食べたのは中華そば+ライス(650円+サービス)。チョコレート色をしたスープの風味は豚骨がほんのり薫る程度で、味は醤油がかなりきつい。食べはじめは苦みを感じるほどで、ライスがなければ食べ進むのがつらいかも。自分は醤油好きなので良いが、人によってはダメかもしれない。

 CAFEというだけのことはありカクテルをはじめ各種お酒を置いてある。洋酒だけでなく〆張鶴や出羽桜もあるので、夜に来てみたいがさすがに一人じゃなぁ。


 夜は拝島の「ラーメン ムサシ」(二度目)にて、まだ食べていないとんこつあっさり味であるムサシラーメン(600円)。たまごをトッピングしようとしたら、店員さんが半分入っていると教えてくれたのでなし。たまに玉子半分が3個入って出てくると、先に言ってよ! となるのでこれは親切だ。

 スープはやや濁った薄目の醤油色で、とんこつあっさり味というお店のウリにしてはこってりとしている。豚骨の下処理が不十分な場合などに発生する豚骨の臭さが出ていて、自分は苦手なタイプ。加えて麺の茹でが不十分で芯が残っている。

 前回の鯛骨は印象がかなり良かったので、その印象の違いはちょっと残念だった。



4月22日(月) ラ・ラ

 昼は大門の「中華そば 集来」にて手打ラーメン(550円)。手打ちでない麺を使用したラーメンもあるが、+30円のこちらの方が好み。幅広で手打ち風の縮れ麺は厚さにばらつきがあり、厚めの部分はモチモチ感があり、薄めの部分はピロピロとした食感を持つので、口の中で二度楽しめる。

 今日のスープは煮干しと生姜のバランスが良くて上出来の部類で、いつもどおりかなり熱々。表面の油は少な目ながら量がたっぷりなので後半まで温度が低くならない。個人的にはもう少し温めのスープでの風味も味わってみたい気がするが、ちょっと贅沢かな。

 六文そば処のとなりのスタンドそば店は先日閉店してしまい、店名を記載したテントはそのままながら自販機コーナーになっていた。未食のまま閉店しまっただけにでちょっと寂しい。


 夜は新宿区役所近くにある「古武士」に行くと20時過ぎでスープ切れ終了済み。厚生年金会館の裏手にある本店まで徒歩で行けないこともないが、空腹だったので至近距離にある「とんこく屋台らーめん 源火」にしてみる。2月4日に開店したという店内は綺麗。歌舞伎町に近いお店にしては珍しく店内禁煙でBGMはジャズ。

 メニューは秘伝旨油仕上のとんこくらーめんと、直球背油仕上のうまこくらーめんの二種。トッピングは、あじたま(味付玉子)・トロたま(温泉玉子)と柚子ネギ・赤ネギの二種ずつ。サイドメニューは、麦めし・チャーシューめしにデザート系では絶品杏仁豆腐と選択肢が多い。

 食べたのは看板にもあるとんこくらーめん(650円)。茶濁スープに背脂がたっぷり浮いていて、食べてみると想像していた味とはかけ離れない。背脂の甘みが効いて、味付けは醤油ベースで濃くない。わかりやすく例えると「元楽」の元らーめんの醤油味付けを押さえ目にして香辛料をプラスしたならこんな風になるかな? という感じ。細めのストレート麺は硬めでスープとの相性は悪くない。具の方もしっかり味の肩ロース?チャーシューと、メンマ・ノリ・ネギとシンプルな構成。

 際だって悪いところがないものの際だった特徴も見あたらず、新宿でこの味が受け入れられるのか興味のあるところだ。



4月21日(日) 蕎麦食べ歩き

 雨の降る中、知り合い達と蕎麦の食べ歩き。行ったお店は次のとおり。

【双柿庵@日の出】
 開店時間を30分間違えて集合時間が早すぎた。(^^ゞ 待ち時間がかなりあるので後で寄ることにする。(ちょっとしたアクシデントあり)

【山泉@西八王子】
 国分寺にも同じ字を書く蕎麦店(さんせん)があるが、こちらは「やまいずみ」と読む。開店10分前に到着して待つと11:30ジャストに暖簾が出されて入店。冷たい蕎麦のつけ汁は、「陣馬つゆ・・・1週間以上熟成させた濃い口。高尾つゆ・・・お店で削った本鰹の豊かな風味」の2種類から選択するようになっている。
 自分は二八の山泉そば+高尾つゆ(800円+税)、連れ達は十割+陣馬つゆ(1000円+税)。二種ともそれぞれの蕎麦の特徴が良く出ている。つけ汁はオーダーした組み合わせがそれぞれの蕎麦の特徴をより際だたせているように思う。

【坐忘@西八王子】
 山泉の至近距離にあり、自分はせいろ(700円+税)、連れ達は田舎(700円+税)やせいろ・手挽き・田舎の三色そば(1300円+税)。山泉の印象が強すぎたのだろうか、蕎麦単体を比較すると今日のところは前店に軍配があがるかな。
(注)にじり口には気をつけて!

【双柿庵(双は旧字の雙)@日の出】
 ご主人一人で切り盛りしており、立川の有名店・無庵出身でH12開店の比較的新しいお店。目立たない場所に佇んだ旧家の雰囲気も抜群に良い。入店するとさきほど後で来ることを告げたので予約席になっていて、そういう配慮もうれしい。そばは一種、もりそば(900円+税)のみ。黒い粒々が練り混まれた細くて短めの蕎麦が特徴的。(お腹一杯! Give Up!)

(休憩)
「郷陽」@青梅・・・沖縄料理のお店で、以前からオフ会の休憩で立ち寄ってみようと思っていたお店。青梅梅郷の奥にある隠れ家的な存在。店内はウッディな造りに沖縄関連のBGMがかかり、ちんすこうや泡盛古酒などのお土産もある。ラーメン(沖縄そば・鹿児島ラーメン)もあるが、休憩なのでラーメンを食べずにケーキセット(ゴーヤーケーキ+珈琲・750円)にするも、ゴーヤーとソーメンのチャンプルー(650円)を頼む強者も。(^^ゞ

【雲水@東青梅】
 石臼自家製粉のお店で、蕎麦は冷たいメニューのみとこだわっている。(うどんは国内産の小麦粉使用で、こちらは温メニューもある) 何度か行っているのにかかわらず駐車場に車を停めるとお店が奥まった場所にある。それも従前のお店よりキャパが大きくて自分のイメージと噛み合わない。一瞬お店を間違えた?かと思いきや、約二週間の休業を取って4月10日に裏手に移転したのだそうだ。先ほどの休憩をはさんだにもかかわらず、「無理をすれば食えるかな?いやだめかも」という状況だったのでパスして蕎麦茶のみ。連れ達はつけとろろそば(700円)や鴨汁そば(800円)。印象のほどはどうでだったかな?


 雨の中を遠路はるばるご足労頂いた多摩方面の蕎麦食べ歩きはいかがでした? ラーメン・うどんも好きながら、蕎麦というのはまた違った雰囲気があることを再認識。今日のお店は自分のお気に入りの中からチョイスしたものの、まだまだ候補店はありますのでまたお越し下さいませ!



4月20日(土) ラ

 多摩地区宿題店減らしプロジェクト(勝手に命名)はまだまだ続く。「たまぞう」@府中は行列が出来ていて行きたかったのだが、車を停める場所を近くに見つけられず次回廻しにして、次の宿題店である調布の「らーめん 藍嶌」(あおしま)へ。2月26日にオープンしたお店だ。外観・内装とも小料理店のような上品さがあり生木を使用したカウンタは高級感さえもある。静かなジャズもイイ雰囲気だ。味は一種類のみでトッピングの違いにより600円・700円・900円の三種で、食べたのは味玉らーめん(700円)。

 透明感のある濃いめの醤油色スープは表面の脂が少なめ。レンゲはカウンタに置いてある使用せずに丼から直接すすってみると、和風魚系の風味が押し寄せてくる。熱すぎなくてこの風味を一番強く感じさせる温度なのかな、とにかく強い風味だ。合わせる麺は細めのストレートで、硬すぎない茹で方でスープとの一体感がある。具はしっかりと味付けされたチャーシュー・コリコリと歯ごたえが良いメンマ・黄身がほんのりと半熟っぽい味付玉子・ホウレンソウ・ノリ・ネギ。どれも一手間かけてある名脇役だ。

 ここからは和風魚系に対する個人的な印象。食べ始めは主張があって良いが、中盤・後半までその風味が中心となる。特に節系の風味が強すぎて、逆に引力が弱く感じてしまった。とはいえレベルは高いのは確か。若い男性2人がやっていて無駄な作業・会話が皆無なので、オープンキッチンのメリットを出しているのはマル。



4月19日(金) ラ・蕎

 昼は三田の「鐵 TETSU」にて塩らーめん+ライス(600円+サービス)。最近増殖してきた天下一系のお店で都内各地に展開されている。ランチタイムということもあり、長いU字型カウンタは満員で1人待ちと混んでいる。

 ここのお店の特徴として店員さんがとにかく大きな声でいらっしゃいませ!・あいがとうございました!を言うこと。言われないよりはましだけど、気持ちの良さでは大声でなくても心のこもったあいさつの方がいいよね。

 スープは以前どおり、最初から胡椒が効いたさっぱりとしたもので、天下一からは想像できないレベルの高さ。適度な堅さの麺との組み合わせもよく、しっかり味のついた柔らかチャーシューもなかなか。昨日書いた昼食の選択からすると、ばらつきのないお店ってことになるかな。


 その後、某MZH銀行のATMで通帳記帳。引き落としも入金(本日は給料日なり)も正常でよかった!


 夜は先輩と月島に飲みに行く。居酒屋三平で新鮮な刺身を堪能してから、至近距離にあるお気に入りの蕎麦屋さんへ。閉店時間ぎりぎりでご主人が暖簾をしまうところを無理矢理入れてもらう。暇だったせいかお酒を勧められるも閉店済みなので気持ちだけ頂いて、もりそば(500円)、先輩はもりそばのちょっと大盛り(600円)。一枚150gで100円/30g単位で増量できるのは珍しい。もっとも刺身類を食べていなければ小食の自分でも二枚は食べられる。

 ここのご主人は、高くて美味しいのは当たり前。美味しい物をいかに安く提供するかにこだわっている、という信条の持ち主。今日の蕎麦もまさしくそのとおりで、500円でこれ以上の蕎麦を出しているところがあったら紹介して欲しい。

 食後歓談、GW明けまで閉店している岸田屋のことなど地元ならではの情報を頂く。一番の収穫はHPに実名を出して良いと言われたこと。一人でやっており積極的なCMはしたことがないので今まで掲載はNGと言われ続けてきたのだが、1日に500人しか見ないローカルHPだから、と無理矢理拝み倒してようやくOKになった次第。という訳で密かに作っていたお店のレポートはこちら。ただ場所がわかりにくいので、地図のあたりに行ったら周囲を注意深く見渡さないと見つけられないだろう。



4月18日(木) う・ラ!+α

 昼はちょっと間隔が空いてしまった大門の「いきいきいうどん」にてわかめうどん(250円)。弱めのダシに加えて味付けも薄目なので、丼の中はほとんどわかめの香りに支配されてしまっている。うどんはコシがかろうじて残っている程度と、電車賃をかけて来るほどではないがなぜか来てしまう。

 デフォのいきいきうどん(130円)に比べてワカメが増量されているだけの構成で+120円というのはどうなんだろう? せめて200円に抑えてほしい気もするが、それ以前になぜ分かり切っている味を食べに再来訪するのか不思議に思う方もいるはず。なのでその理由を考えてみる。

 昼休み時間内に会社から行くことのできる数ある選択枝の中から昼食場所を決めるファクターとして、自分の場合はまず手軽に食べられること。次に慣れ親しんだ味または当たり外れのない味、言い換えると安心感のあるお店であることに重点を置いているのだと思う。そういう意味で、定期券使用可、30分で往復できて、味は前述のとおりながらもバラツキがないというところに引き寄せられているのかもしれない。


 夜はもう時期開店二周年を迎えすっかり有名になってしまった九段下の「斑鳩」へ。明日と月曜日は100円還元セールを行うとのこと。益々行列が長くなって足が遠のくかもしれないと考え、前日来訪となった次第。(もう一つの理由は、「斑鳩訪問回数<斑鳩以外のお店でご主人と会った回数」になりそうだったので、さすがにそれはまずいだろう、という背景もある。)

 初めてお店に行った時の記憶をたどると、お客さんはカウンタ席に2・3人だけで、スープも麺も今後の展開に不安を残すと言っても過言でなかった印象だったものの、今日は19時半で満席の7人待ち、退店時の20時過ぎは10人以上の行列ができている。2年という月日をかけてご主人の絶え間ない努力・工夫・試行錯誤が作り上げた味がこの人気を呼んでいるに違いない。

 食べたのは煮玉子らー麺(750円)。開店当時に比べての相違点は、一番わかりやすい和風魚系の強さだと思う。単に強くすれば良いというものではなく、逆に弱すぎると物足りない印象を与えるので、スープの温度管理を含めて微妙な加減が必要な素材だ。

 今日のスープは、食べ初めは和風魚系の風味がまず前面に出てきて一口目から素直にうまさが立ち上がる。そればかりだと飽きるので途中からはまろやかさに寄与し、そのくせ後半まで強すぎない主張があって箸を休ませない引力を持つという微妙なバランスを保っているのが凄い。(食べていない方にはかなりわかりにくい表現だと思うが、そんな印象なのだ。未食の方はぜひ試して欲しい一杯だ。)


 その後、斑鳩の待ち時間にやりとりしたメールですっぽかしかけていた行事があったことを知り、あわてて神田の「支那そば 八島」へ移動。ある種のお祝い。知り合い達もすでに飲みモードなので合流して、生ビール・キープ黄八丈ロック+つまみいろいろ。

 あまり長居ができなかったのは残念だったが、楽しい雰囲気に浸って気分一新。明日一日乗り越えれば休みだ、がんばろう!



4月17日(水) そ・ラ

 昼は大門の「蕎麦 一心 たすけ」へ。生麺使用のスタンド店だ。ランチタイムということもあり出来上がりを待っている人でかなり混んでいる。食べたのは天せいろそば(380円)。天ぷらは数種類の中から選択するようになっており、今日はかき揚げをチョイス。蕎麦の風味がほどよく香り歯ごたえのある麺はお気に入りで、かき揚げはボリュームがあってまだ温かくカラッとした食感もマル。

 つけ汁にもう一工夫あるとさらにポイントアップなのだが、この値段でこの味は十分がんばっていると思う。隣の人のもりうどんは表面がツヤツヤしていてこちらも美味しそうだったので食べてみたくなった。


 夜は立川駅南口あたりをうろつくも目新しいお店はなかった。お腹も減ってきたので「らーめん屋さん 車」、電飾+パトライトの看板は初めて入るには勇気がいるなぁ。各メニューの栄養成分を表示しているのはちょっと珍しいかな。味は醤油・塩・味噌とピリ辛味噌・激辛味噌をはじめ、タンメン・つけ麺・冷し中華と品揃えが多い。食べたのは正油らーめん+味付玉子(600円+100円)。

 札幌味噌ラーメンのように中華鍋で挽肉を炒め、スープを加え味付けをしてから丼に注ぐので熱々のスープ。見た目は茶濁で背脂が少量浮いて、味は背脂の甘さと炒め挽肉の香ばしさを感じる甘めの醤油味で、いわゆる東京豚骨系。

 合わせる麺はやや太めで黄色く、一見「勝丸」のような独自の縮れで短めのもの。フワッとした食感の麺のようだが、それにしても茹ですぎなのかダレているのには不満が残る。

 具では大きな肩ロースチャーシューは周囲が黒くなっていて、ローストしてあるのかな? 風味はよくわからなかったが柔らかくて上質だと思う。味付け玉子は黄身まで固ゆでで白身は濃く色づいている。見た目よりも薄目の味付けで、縦に6つに切り分けてある。あとは、メンマ、ノリ小2枚、ネギ。

 自分にはこってり&甘すぎだった。



4月16日(火) ラ・ラ

 昼は久々に新橋の「麺BAR」に行くと、極豚(ごくぶた)麺というメニューが追加されていたのでそれにしてみる。ベースのスープは醤油味である祖柳麺と同様ながら、表面には大ぶりのバラ肉チャーシューが5枚鎮座していて麺・スープが見えない状態。できあがった丼を目の前のカウンタに置いて、ここから最後にびっくりする工程がある。何とバーナーでチャーシューを熱するのだ。(焦げ目をつける、というのが正確かも) 醤油ダレを軽く吹き付けながら焼き目をつけるおかげでチャーシューの表面はパリッとしていて香ばしさもあり、噛むとジューシーな肉汁がジュワッと出てくる。個人的にこれはかなり点数が高い。

 ここまでは良いのだが、鶏ベースのスープとの相性がイマイチしっくりとしないのが残念。加えて今日の細麺が柔らかかったので余計にそう感じたのかもしれない。(900円也)

 何でもトータルバランスが大切なのだろう。どれか一つが秀でていてもそれだけが強く印象に残るだけで、トータルの満足度は思ったより高くなく感じてしまうのは仕方ない。


 夜は軽く飲んだ後に地元近くまで戻り、掲示板?DM?で教えて頂いた拝島駅から徒歩2分のところにある新店、「ラーメン ムサシ」に行ってみる。元は何のお店だろうか、レストランっぽいテーブルの余裕ある配置で、実動するかは不明だが50’S中心のジュークボックスが置いてあり、2月5日にオープンしたという店内は綺麗で清潔感がある。0:30過ぎでお客さんは数名と空いていた。

 看板にラーメン+鯛が描かれているのは「?」であったが、メニューを見て納得。とんこつあっさり味(醤油・味噌・塩)、とんこつこってり味(醤油・味噌・塩)と、しょう油味あっさりの鯛骨の品揃えで、オーダーは一番気になった鯛骨ラーメン(700円)。

 透明感のある醤油スープは多くない油が浮いていて、風味は強すぎない鯛が程良く効いている。味付けは甘さを感じる醤油で、後味もスッキリとしたもので好きなタイプだ。「千ひろ」@調布や「あ・うん」@池袋のように鯛風味を前面に出したものではないが、これはこれでアリの味だと思う。

 合わせる麺はやや縮れた細め(児島製麺)で、堅すぎず、かといって後半もダレて来なくてスープとのマッチングが良い。具はしっかり味で長方形のバラ肉チャーシュー、黄身がゼリー状で白身が濃く色付いた小振りの味付玉子1/2、白髪葱、カイワレ、針生姜。

 魚の風味は弱めで、まして生臭さは皆無なので針生姜は余計だと感じたものの、素人の付け焼き刃ではこのラーメンは出来ないだろうと思うほど基本がしっかりとしている。夜中1時まで営業とのことで、遅くなった夜には重宝しそうなお店だ。



4月15日(月) ラ

 昼は休みなしで食事タイムは驚異の15分。もちろんどこへも行けず。

 夜は東京駅付近にできた「魂屋」に行ってみる。おばけ屋敷のようなチープさを演出した看板には「迷わず食って成仏してくれ!」、、、ん〜、どうしてもそそらないのでパス。ここまで来ると「二代目」は徒歩でも近いので様子を見に行くと、最後のお客さんが退店するところですでに暖簾はしまわれている。(20:40ごろ) ちょうど閉店したばかりで食べられないのは残念だったが、夜早い時間なら食べられる可能性があることがわかっただけでも収穫かな。

 結局金曜日に引き続いて「支那そば 八島」で、今日も知り合いと出会う。生ビールで一息ついたあと、塩つけ麺(700円)。つけ汁の風味の良さはここならではのもの。味付けは濃いが優しい塩味だ。麺は堅めにしまっていて、スープとの相性も良い。麺を片づけたあとにスープ割りをすると、和風の香りがポワンと口の中に広がって1杯で2度楽しめる。

 もう少し飲みたかったが風邪で体調が万全ではないので、早めに帰宅。



4月14日(日) う!*2

 昨日の飲み会でも話題になっていた讃岐うどんのお店がある。東名川崎IC近くに最近出来た「純手打ち讃岐うどん 綾」という。(関連ページはこちら) 昨日酔っぱらっていたとはいえ、皆さんの前で「明日ぜったいに行くゾ!」と宣言した以上、多少の二日酔いでも行かねばならぬ。

 一般道でも十分だろうが、たまにはオデ姫に早足もさせなければならないので八王子〜調布は高速を使用したら、1時間で到着してしまってまだ開店前。仕方がないので至近距離にあるPCショップで暇つぶし。ノートPCが欲しいのと、その際はワイヤレスLANを組みたいので機器&価格調査。ん〜、どう組み合わせてもLANだけで4万はかかるなあ。これは価格が下がるまで見送りだな。

 さて目的の綾、開店時間の10時30分ちょうどに入店すると半分以上空き席がある状態。もっと混んでいるかと思っていたがまだまだ知名度が低いためだろう。店内を見渡すと、、、予想どおりいました知り合いが。充実したHPで有名なTさんだ。最近はラーメン好きの人達が多く来店して遭遇する確率が高いらしい。

 お店はL字カウンタ16席で厨房を広くとってあり中にはご主人&奥さんの他に女性2名。お冷やとガラスケースの中にある天ぷら各種(100円)はセルフで取ってくるスタイルだ。メニューはシンプルで、あつあつうどん・ひやあつうどん・ひやひやうどん・しょうゆうどん・湯だめうどん(小300円、大450円)と夏季限定のざるであるじょうれんうどん(500円)のみ。

 ご主人は奥の部屋で麺帯の最終工程を終わらせて、厨房内で延ばしにかかる。丸かったはずの麺帯がご主人の操る麺棒によってきれいな四角になるのは、まるでマジックを見ているようだ。それを機械切りして即座に茹でる。ここまでがご主人の役目で、また奥の部屋に入って最終工程、、、を繰り返す。麺上げからは奥さんの役目。茹で上がったうどんを手早く浄水器を通した冷水で洗い、温かいうどんは軽く湯がいてから、冷たいうどんはそのまま丼に盛る。それ以外の水は大井松田の酒造メーカーまで汲みに行っているという念の入れよう。つゆ&薬味はもう一人の女性が担当と、役割分担がはっきりとしているので、新しいお店ながら混乱は皆無。昨日の「一二三」ではご主人の職人気質が、今日のお店はそれに加えて厨房内のチームワークが、出される前からレベルの高さを知るには十分である。言い方を変えると、オープンキッチンのメリットを最大限に生かしているお店である。

 食べたのはあつあつうどん・小(300円)。まずは小さなおろし金の上にちょこんと盛られたおろし生姜が出される。続いて丼。透明な薄目の醤油色をしたつゆに綺麗なうどんが入って、トッピングは青ネギのみと超シンプル。つゆはいりこも使用しているだろうが決して強くなく、全体的にしっかりしているが優しい雰囲気を醸し出している。なので出されたおろし生姜や卓上の揚げ玉・白ゴマは不要、いや邪魔なので入れないで楽しむのが良いだろう。うどんはエッヂが残っていて温かい麺にしてはしっかりとしたコシがありツルッとした喉越しも楽しい。

 量が少量なので難なく完食し、続けてひやひやうどん・小(300円)を追加オーダー。見た目はあつあつと同じように見えるが、麺のエッヂがきっちりと立って歯ごたえはまるで別物。と言っても先日の「イーハトーボ」のような暴力的な硬さではなく、細めのうどんということもあり心地よい硬さが楽しめる。

 無理をすればもう一杯食べられないこともないが、もうちょっと食べたい腹八分目が美味い記憶が残る最良のタイミングであるのでお勘定して退店(天ぷら類は自己申告)。その後も実食した強烈な印象が消えない。小食の自分でさえこういう状況なのだから、一度に五種とも食べた某氏の気持ちは手に取るほどよくわかる。

 参った。こんなうどんを出されてはまた行かねばならない。超人気店になることは必須だろうから、近いうちにまた行くだろう。結局2日でうどん4玉を食べてしまった。今月はこれでラーメンの杯数と同数となり、ますますHPのタイトルが・・・ (^^ゞ



4月13日(土) ラ+濃い飲み+う*2

 今日は吉祥寺の食べ歩き&飲み。立川駅で中央線に乗り換えようとすると、電車に向かってカメラを構える人が多数。有名人でも乗っているのか?と思ったがそうではなく、青梅線の103系がなくなるらしい。その雄志を記録に残そうと手にしているのは、一眼レフ、デジカメ、ビデオ、レンズ付きフィルム、はたまたカメラ付き携帯電話まで種類は様々。人のことは言えないが何にでも熱狂的なファンがいるものである。自分は鉄分が多くないし普段は全く気にしていなかったが、いつも利用しているノスタルジックな車両が世代交代してしまうのはちと寂しい。


 吉祥寺でラーメンと言えば有名な「一二三」である。多摩のラーメン本で紹介するのはもちろん、その独特な味わいからご主人のインタビュー記事まで掲載したお店だ。とは言え前回の実食からは時間が経っている。開店時間の12時前にお店に到着するとすでに10人がシャッターの前で待機中とその人気のほどが伺い知れる。

 一度に作るのが4〜6杯づつで3ロット目になり比較的早く食べられると思うものの、ご主人の作り方はそれぞれの工程が念入りで時間がかかる。例えば、茹でる麺の量を秤で計る・丼にお湯を注ぎ温めた後に水分をふき取る・木製レードルで正確な分量を計った醤油ダレを丼に注ぐ・麺揚げの丁寧な湯切り・・・などなど。書いてしまえば当たり前のことながら、その職人気質とも言える仕草を目の当たりにすると、食べる前からレベルの高さを伺い知ることができ、こんな待ち時間ならば大歓迎である。

 丼の色が濃いのでスープの色がわかりにくいが、そのものの色は濃くなく透明度もあり、多めの脂が表面を覆っている。和風魚系+昆布類が良く感じられる醤油味は、従前に比べるとおとなしい印象ではあるが物足りなさはない。むしろ前回までは和風魚系のダシが出過ぎた感があったのに比べるとマイルドになって食べやすい印象。

 麺は細いストレート麺。ただし相変わらず「蕎麦?でもラーメンだよね!」という食感で、表現がしずらいのも従前どおり。これは食べた人でなければわかってもらえないだろう。卓上には七味唐辛子が置かれており、最近体験した「胡椒があう蕎麦」に対して「七味があうラーメン」であって、他では味わえないので未食の方はぜひ食べてみてほしい一杯である。(一二三そば 950円)

 (注)4月28日(日)は臨時休業と張り紙があった。


 二軒目、「ラーメン二郎 吉祥寺店」改め「ラーメン 生郎」は行列40人以上で、たぶん2時間以上となるのでパスして、最近吉祥寺駅近くに支店がオープンした「中華そば かぎや」へ。本店は経験があるので実食はしなかったが、食べた人の評判は良いようだった。


 三軒目は「いせや 公園口店」。正午開店の焼き鳥+つまみの飲み屋である。酒好きにとっては明るいうちから飲めるというのは何とも嬉しいものだ。14時でもお客さんが多く、夕刻ともなると空き席がなくなるほどの人気店である。ここなら昼から飲んでいても恥ずかしさは全くないという、飲んべえ御用達のお店だな。結局、途中参加の人も加わり、5時間(以上?)飲んでいた。


 四軒目は国分寺の「源」に行く。多摩の蕎麦本に載っている讃岐うどんのスタンド店である。温かいつゆの味を確かめたかったので、かけうどん(320円)。いりこの風味はないが上品なダシが効いている。本当にスタンド店か?と思うほどエッヂが立ちしっかりとしたうどんは秀逸。あっという間に食べ終えてしまいまだお腹に余裕があったので、、、。

 次は冷たいもりうどん(380円)。冷水でしっかりと締めてあるので歯ごたえが強く、クセのないスッキリとした濃いめのつけ汁との組み合わせも納得。味見した蕎麦も細めでしっかりとした歯ごたえがあり、こちらもじっくりと堪能してみたい。23時までやっているので、帰宅途中に立ち寄ることが出来るのはうれしい限りだ。


 さすがに夜遅くなった(はず、正確な時刻はよく覚えていない)ので、ここで解散。な〜が〜い〜1日が終わりとなった。幹事様並びに参加の皆様方、ご苦労様でした。お陰様で1週間の疲れが吹き飛びました!



4月12日(金) そ?・ラ

 朝は偶然にも虎ノ門でお仕事。ならば某掲示板で煽られた「峠そば」に行かねばなるまい。もちろんお目当ては鶏南蛮そば・生(500円)。9時過ぎでお客さんが皆無だったのはちょっと意外で、朝はもっと早い時間が混んでいるのだろうか。店内は天ぷらを揚げる油の香りがする。それがフレッシュで上質さを感じさせ、なるほどこの油で揚げたのなら美味しく仕上がるのは至極当然だろうと勝手に納得する。

 麺を茹でるのに必要な3分の間に、鶏肉と玉ねぎをつゆで煮込んで調味料で味を調え、それを茹で上がった麺が入った丼に注ぎ入れ、千切り大根・ネギをトッピングして出来上がり。スタンド店にしてはなかなか手間暇をかけた作り方だ。味の方は、、、胡椒! (^^ゞ 本来つゆが持つダシの風味がトンでしまっているのは残念だけど、日本蕎麦を胡椒で食べる組み合わせはもちろん始めてで貴重な体験となった。ただ個人的には、生そばのもりまたはかけに自慢の天ぷらをトッピングした方が好きかな。


 夜は某集まりで「支那そば 八島」。生ビール(500円)をグイッと飲んで一息つき、酔わないうちに支那そば(600円)。相変わらずダシが効いたスープの引力が心地よい。今日はやや味付けが濃いめだったものの許容範囲内で、堅すぎない適度な歯ごたえがある麺も、しっかりとしたチャーシューとの組み合わせもお気に入り。何より最近のスープは安心感がある。

 その後キープ黄八丈ロックを飲みながら歓談。遅くに来店したせいもあってあっという間に閉店の時間となる。楽しい時間は本当に時が経つのが早いものだ。中央特快・大月行きに乗ったので乗り過ごす訳に行かない。そんな時、読書ならついウトウトしてしまうこともあるけど、この日記を書いていると眠くならないのがいいですね。なので渡辺食品@高尾も、大月のスナックにも随分とご無沙汰しているゾ!



4月11日(木) 風邪

 昨夜から寒気がしていてヤバイかな〜 と今朝目覚めると、、、ん〜、ダメ。これから2時間かけて会社に行く気にならずお休み。 (^^ゞ

 食欲はないが無理にでも食事をしなければ良くならない。ラーメンは食べる気にならずうどんにする。近所だと、麦田@福生か一心@羽村になるが前者は定休日なので後者にする。讃岐では離乳食にうどんを食べさせることもあると聞いたことがある。それだけ消化が良く内臓に負担をかけない食べ物なのだろう。

 本当は冷やのコシを味わいたいものの、生醤油かけうどんの温+竹輪天(400円+100円)にしてみる。多めの大根おろしにはすでに醤油がかかっており、その上にはなす天・きぬさや天と竹輪丸々2本が鎮座して麺が見えない状態。一見重そうだが天ぷら類は揚げたてでサクサク感がある。うどんは適度なコシがありモチモチ感も楽しめるて上質。お店は決してきれいとはいえないがうどんのレベルは高い。

 夜になってようやく復活。やっぱり元気な身体が一番だね!



4月10日(水) ラ・そ

 遅くなった昼は時間もなく新橋の「岡山ラーメン 後楽」にて中華そば(500円)。独特の風味のある醤油スープに短めの麺の組み合わせは特別なものではなく、お店の見た目はそそらないが、そこそこ好きだったりする。この場所で500円というのもがんばっていると思う。


 夜は社の人達と市ヶ谷の「蕎楽亭」。打ち合わせが延びて約束を1時間も過ぎてしまった。(^^ゞ おまけにもう一人の連れも遅くなっている模様。そんな中一人で待っていたJ子さん(仮名)。彼女は旭川生まれで旭川育ち。父親が数あるラーメン店の中で「蜂屋」それもJR駅地下に限定して一家揃って出かけていたそうな。食べていたのは必ず脂多め指定。新横浜ラーメン博物館で「蜂屋」のラーメンを食べて、その脂の醸し出す独特の風味に閉口する人もいるようだが、脂多めはさらに強烈。一度食べただけではその良さはわからないと思う。(自分を含めて。) しかしその風味が中毒症状になるらしい。

 蜂屋以外のお店に行くときは父親がいない時にこっそりと行っていた、とそんなラーメン好きなのだが最近は健康面を気にかけてラーメンを絶っている。ならば蕎麦にしましょうと、このお店を選択した次第。

 相変わらずつまみの種類の多さ・レベルの高さには感心する。仕上げに食べたのはざるそば。一般によくある海苔がかかったものではなく、ザルに盛られている正しいざるそばだ。(このお店に海苔がかかっている蕎麦はなく、これには自分も賛同。) つまみ類を多く食べていたので、見た目多めの蕎麦を食べきる自信がなかったが、蕎麦とつけ汁の風味の一体感としっかりとした歯ごたえは流石、難なく食べきれた。

 今日はお客さんが少なかったが、行くには予約をした方が無難というお薦めのお店だ。閉店時間を忘れてすっかりと長居をしてしまいお店の方にはご迷惑だったかもしれないが、それほど居心地がよかったということでご容赦願おう。(^^ゞ



4月9日(火) そ・ラ

 昼は大門の六文そば処。以前から「極上そばうどん 20円増し」というメニューが気になっていた。昨日通りかかった虎ノ門のお店にはそのメニューがなかったように見えたので、お店によって品揃えが違うのだろうか。

 とにかく食べてみなければはじまらないので、もりそば・極上+なす天(250円+20円+150円?)。400円と言われたので素直に支払い、なす天は130円なんだ、と勝手に納得していたら別のお客さんが頼んでいたなす天は150円だったので、やっぱり20円少なかったようだ。まあ、お店の人が告げた値段を支払っただけなので問題はなかろう。

 オーダーを受けてから蕎麦を茹で始めるのは昨日のお店と同じながら、こちらは冷凍麺。蕎麦の風味は物足りないが、歯ごたえは茹で麺に比べて当然しっかりとしているし冷凍麺っぽくないのがイイ。+20円ならばたまにはこちらをチョイスしても良いかも。なす天は大きくてボリュームがある。蕎麦の上に乗せず別皿に入れてつゆをかけてくれるのは親切な心遣いだ。


 夜は2月に開店した「支那ソバ かづ屋 六本木店」へ。ご存じのとおり「たんたん亭」@浜田山出身の本店は目黒にあり、その支店となる。(以前は武蔵小山にも支店があったが、現在はなくなってしまったようだ。)

 オーダーはエビワンタンメン・・・と入店前から決めていたはずが、デフォの支那ソバに比べて2倍以上の1350円は高く思えたので急遽変更して、支那ソバ+味付タマゴ(650円+100円)。(そういう意味で「支那そば 八島」のエビ塩ワンタンメン(1050円)は安い。)

 たっぷりの量があるスープは、見た目本店に比べて濁りが強い。啜ってみると・・・和風魚系の風味が極めて弱く、そのせいか雑味が感じられて最後まで気になる。味付けも塩味が尖っていてまろやかさがない。スープも醤油ダレも作り方に問題があるんじゃないかな。

 麺は白っぽい細めのストレート。本店は自家製麺になったので、こちらもそうなのかな。適度な硬さがあってこちらはマル。チャーシューは煮豚でなく焼き豚で、硬めの仕上げに独特の香ばしさが出ているのは良いが、このスープの中ではレベルダウンしてしまうのは否めない。

 スープの印象をわかりやすく例えると、クイズ問題で
・いつものかづ屋のスープに比べて何が足りない? ・・・ 超簡単。
・このスープはどこの店のもの? ・・・ 超難解。 ってとこかな (^^ゞ

 味の評価は普通のお店でこの味なら、ぎりぎり★★(美味しかった)だろうが、かづ屋の看板を掲げている以上は本店に近い味を出してほしいという希望を込めて、(まあまあ)とした。たんたん亭系列の味が大好きなのでとても残念で、もう一度行って同じ印象だったらたぶんもう行かないと思う。



4月8日(月) そ・ラ

 昼は虎ノ門の「峠そば」(初)。もり・かけ(そば/うどん)が250円から、天ぷら類が100円からで種類が多い。そばは茹でそばと生そばの2種類があり、生はオーダーを受けてから茹でるため3分待ちになる。食べたのはもりそば(生)+なす天と、揚げたてですよ!と女将さんのお勧めにつられてごぼう天(250円+100円+100円)。

 ランチタイムを過ぎていたのでお客さんがまばらだったせいだろうか、3分の待ち時間にイスを出してくれた。しかしこのイスに座って食べるにはテーブルとの高さがあってなくて、結局立って食べることに。まあ、スタンド店だから当たり前だけど。

 蕎麦は堅めの食感にまあまあの風味、とはいえスタンド店で生麺を使用しているのはうれしい配慮であり、まして生・茹をチョイスできるお店は貴重な存在だ。つけ汁は鰹節よりも宗田・鯖節の風味が強いのかな。やや荒々しさがするものの違和感が残るほどではない。一番のお気に入りは天ぷら。揚げたてのごぼう天はもちろんサクサクで軽めに揚がっているが、すでに冷たくなっているなす天も油っこくなくさっぱりと食べられる。植物油+ゴマ油で揚げているらしいが衣も上質なのだと思う。


 久しぶりに虎ノ門に来たので周囲を徘徊してみる。(十年ほど前の記憶なので違う点があるかも。)
 今日は見に行かなかったけど、鈴傳は日本酒の種類・安さもさることながら、一品料理も秀逸でした。夜は虎ノ門よりも新橋で飲むことが多かったので、行ったお店は少ないのかも。新橋にはOLさんに人気があるお洒落なお店も最近できているようだが、こうして振り返ると、虎ノ門は昼も夜もサラリーマン天国ですなぁ。近くに勤めている人が羨ましい限り。


 夜は中途半端に遅くなり新店開拓にはだるい時間。なのでお気に入りの「元がんこ三田」へ。記帳ノートに読者の方から情報があったとおりワンタンがなくなっていたのでご主人に尋ねたところ、気温が上がってきたのでしばらくの間はやめたとのこと。なので、季節によって復活する可能性があるのかもしれない。

 食べたのは中華そば・あっさり・薄味。メニューに表記はないが、味の濃さでは最も薄目の指定となる。その方がダシの風味が良くわかって個人的には好みなのだが、無指定のガツンとしたしょっぱさも魅力的なんだなぁ、と贅沢な欲が出てしまう。



4月7日(日) 地元のうどん

 奥多摩方面には美味しい蕎麦・うどんのお店が多々あり、それは多摩蕎麦本にも掲載されている。奥多摩へ行くには青梅方面からと、五日市方面から行く2ルートがあるが、どういう訳か五日市方面から廻ると途中にお薦めのお店がない。本当にそうだろうか? とドライブを兼ねて出かけてみる。

 目新しいお店がないまま「たちばな家」まで来てしまうも、ラーメンはお薦めだが蕎麦はイマイチだったのでパスしてさらに奥へ進む。すると「手打うどん はたの」というお店があったので入ってみる。駐車場を広くとってあり店内は席数が多くゆったりとしている。

 メニューは店名どおりうどんがメインで十数種類あり、温かいうどんが大半を占める。食べたのは釜上げうどん(700円)と、女房殿は数少ない冷たいうどんの中からもりうどん(600円)。オーダーを受けてから茹で始めるようで、数分後にタイマーのアラームが聞こえ、程なくテーブルに出される。

 釜揚げ(お店の表記は釜上げ)は見た目はよくある漆塗りの桶に入っている。蓋を取ると白濁した茹で湯の中にうどんが入っており、レモンスライスが浮いているのがちょっと変わっているかな。まず何もつけずに食べてみる。ん〜、コシは弱めでかろうじてモチモチ感が残っている程度かな。つけ汁はダシの風味が効いているが主張はなく、味付けが濃い。

 味見したもりうどんは水で締めているだけあって温かいうどんとはエッヂが立っている見た目同様に食感がかなり違い、適度なコシが残っていている。こちらの方が好みだった。


 桜のシーズンも終わり帰路は思っていたより空いていたので調子よく車を走らせていると、対向車2台から立て続けにパッシングされる。ライトはつけていないので制限速度+10km/h程度に急減速すると、やってましたネズミ取り。1時間前は何もなかったのに突然やり始めるのね。あと1年ちょっとでゴールド免許(以下Gと略)なので捕まる訳にはいかないのだ。以前Gだった際に自宅から至近距離にあるコンビニに行く時にシートベルトをしてないかったためにGを剥奪されてブルーに戻ってしまった腹立たしさの見返しとして、意地でもGにしたいのだ。免許証の有効期間が伸びる他には、オ○ックスレンタなら10%(だったかな?)割引、自動車保険も優遇割引になるなどメリットが多い。しかしながら女房殿曰く「あなたの走りでGなんておかしい」、、、ん〜、一理あるな (^^ゞ



4月6日(土) 地元の蕎麦*2

 先日地元の蕎麦店を堪能された方の情報に煽られて「蕎麦 よしの」。何度も来ているお店ながら、手挽き田舎せいろ(800円)が新メニューとして加わったとのこと。多摩の蕎麦本でこのお店を担当した者としては食べてみなければならない。

 結論としては、従来のせいろ(700円)も高レベルの蕎麦を堪能できるが、全く別物と言っても過言ではないだろう。蕎麦を口に運ぶだけで風味が強烈に香ってきて、つけ汁がなくとも容易に食べきることができるほど。節系の香りが高いすっきりとしたつけ汁も良し、特徴的な粘性のある白濁のそば湯もいい。

 お店に入るまでは駐車場待ち10分、入店して15分、そばが出てくるまで15分ほどと時間がかかったが、退店時はそんな時間があったことを忘れてしまうほどの感動の味であった。


 味には大満足したもののお腹にはまだ余裕があるので、日の出の「双柿庵」へ。(実際は「双」は旧字)。こちらも多摩蕎麦本で自分が担当したお店。本には「目立たない場所にある隠れ家的存在」のようなことを書いたが、場所を知っている自分でさえお店への小径を一度通り過ごしてしまったのだから、本の記述は間違っていない。(^^ゞ

 食べたのはもりそば(900円+税)で従前と同じだが、その他のメニューが若干変わり、「昼のおまかせ」のかわりにそば膳(1500円)というもりそばに小鉢・そばがきがプラスされる軽めのセットになった。また日本酒の種類も入れ替わり、琵琶の長寿(純米無濾過かすみ酒)・南部美人(純米生原酒無濾過)各800円などで、辻善兵衛と石鎚がはずれたようだ。(田酒2種は健在)

 蕎麦の見た目や味は別にしてお店の系統としては、一茶庵大学→(*)無庵→双柿庵となるが、(*)の変化が激しいので無庵系と言って良いだろう。細切りで短めの挽きぐるみは多少ザラついた舌触りながらツルッとした喉越しの両面を兼ね備えていて、サッパリとしたつけ汁との相性が良い。

 そばを食べている途中にご主人が「仕度中」の札を表に置きに行く(14時半頃)。お客さんが途切れたので、ご主人と会話モードとなりいろいろと情報を頂く。ここに書いていいという了解を得ていないので詳細は割愛するが、一人で切り盛りできる客数の上限を十分に認識していらっしゃる。メニューの種類に手を加えるのは時々顔を出している「無庵」譲りとのこと。今でも色々と助言を受けているようだ。


 話は変わって、あまり気付いている人はいないだろうが、もうバラしてもいいだろう。昨年8月下旬から11月くらいまで、土日はほとんどラーメンを食べていないので日記を更新していない。更新していてもあやふやな表現が多かったり、今読み返してみると具体的に書けない葛藤が読み取れたりする (^^ゞ

 その期間は原稿執筆の情報収集ため、自分の受け持ち地域(八王子・青梅線沿線〜奥多摩と五日市線沿線)の食べ歩きをしていた訳で、実食したお店は50店を超える。その中から厳選したレベルの高いお店のみを本に掲載することが出来たんじゃないかな。



4月4・5日(木・金) そ*2

 2日分をまとめアップ。

 四ッ谷の「政吉そば」に再来訪して今回はかけ。もりに比べて10円安いのね。それに小海老天2個をトッピング(290円+80円)。適度に甘みのあるつゆはすっきりしていて香りも良い。本当にスタンド店(座ったけど)なの? という高レベル。ただし蕎麦そのものの風味は薄らいでしまうので、個人的にはもりの方が好み。


 「泉岳寺藪そば」のもりそば(500円)は、前回感じなかったが蕎麦の香りにフレッシュさがないような気がした。ただし寝不足で体調が万全ではなかったので自信なし。


 今月は杯数がそ>ラになっている。HPのタイトル変えようかぁ〜 (^^ゞ



4月3日(水) そ・ラ

 東銀座の「十割そば 郷(さと)」は、店名のとおりつなぎを使用しない蕎麦を提供するお店。十割そばを提供するお店なら他にもあるが、それがスタンド店というのだから驚く。もり・かけが390円から、天ぷら類は100円からで、食べたのはもり+かき揚げ(390円+170円)。

 厨房には他店にない設備がある。茹で釜の上に製麺機があり、注文を受けると麺がところてんのように押し出され、1人前の蕎麦がお湯の中に投入される。何でも圧縮空気を利用した製麺機とのことで、もちろん見るのも初めて。茹で時間は短く20秒ほどで、手早く水で締めて出来上がる。その行程を1人前ずつ繰り返している丁寧さが印象的だ。

 十割といってもいわゆる田舎とは違って、白い更科(しらゆき)系。使用している蕎麦粉が違うので風味自体は強くない。堅めの食感と喉越しは良いが、茹でる前は長かったはずの蕎麦がどういう訳か短い。長い蕎麦をズズッーとすするのもひとつの醍醐味であり、それが楽しめないというのはちと寂しい。つけ汁は節系の風味が良く出ているが、個人的には昨日のお店の方が好みだった。


 夜は田町に開店したばかりの「万豚記」へ。読みづらいが「わんつぅちぃ」、英語表記は、WAN ZHU JI になる。わかりやすくするためタクシー無線では「まんとんき」と呼ぶ場合もあるようだ。1Fがカウンタ・テーブルが20席ほどで2Fは28席とキャパが多そう。炒飯や一品料理などの品揃えが多く、麺類では醤油麺・塩麺が最下価格の700円。お店お勧めらしい四川坦々麺が880円で、この価格帯のメニューが一番多い。(一番高いのは牛担々麺の1100円。)

 食べたのは醤油麺(700円+税)。大きい丼の割にはスープは少量で、透明な醤油色に透明な油が多めに浮いている。味付けは濃くなく、鶏の風味が良く出ていてサッパリとしている。以前他店で食べたのはどちらかというと博多系ラーメンに近かったが、ガラッと違っていたのは意外だった。

 麺は加水が高そうな透明感がある細麺。短時間で出てきたことから想像するとおりの堅めの食感。具は風味がイマイチの肩ロースチャーシュー、多めのメンマ、黄身がゼリー状でしっかり味付けされた煮玉子1/2とネギ。

 悪くはないけど、以前食べた味の方が好きかな?



4月2日(火) そ!・う・ラ!

 朝は四ッ谷で仕事、、、の前にしんみち通りの「政吉そば」にてもり+小海老天2個(300円+80円)。茹でたてを出しているし、小海老には暖かさが残っている。まして甘皮が少量練り込まれた蕎麦は見た目だけでそそる。食べてみて、、、風味・歯ごたえ・喉越し、これはスタンド店のレベルではなく何もつけずに半分ほど食べてしまった。つけ汁も鰹節の風味が豊かでさっぱりとした後味も良い。

 自家製麺ではないと思うが、一般の蕎麦屋さんが見劣りしてしまうほどだ。


 昼は都合良く赤坂へ。昼食はもちろん「ふるさと」、2月にできた讃岐うどんのセルフ店だ。メニューはかけが1玉180円、2玉250円で、カレー・ざる・生醤油は100円増し。揚げ物は、えび・いかなど120円、かき揚げ100円をはじめ各種ある。

 たべたのは、かけ・1玉+下足(180円+120円)。薄い色の透明なつゆはダシの風味が弱くてじゃこは皆無。うどんは作り置きでコシがかろうじて残っている程度。ランチタイムをはずしたとはいえ、この麺が1時間前にガラリと変わった食感だったとは想像できない。


 夜は社の飲み会。その後社の先輩と月島の「岸田屋」に行くとシャッターに張り紙が、、、「従業員骨折のため臨時休業。5月6日(月)から営業」とある。なんと不運なことか。月島はもんじゃだけでなく居酒屋も多く、以前行ったことのある居酒屋「三平」へ。場所柄刺身がお薦めで、厨房の中には築地市場の年間カレンダーがある。市場の休みを記してあるものでこの手のカレンダーがあるお店の魚類は新鮮でしかも安いのが特徴だ。


 飲み2連とはいえまだ時間が早いので「支那そば 八島」に顔を出すと知り合いがいたのでご一緒させて頂く。キープ黄八丈をちょっと飲んで、酩酊しない前にひんぎゃ塩ラーメン(650円)。今日のスープは強すぎないが適度なグイグイとした引力があり、ダシの風味が箸を休ませない。適度な硬さの麺も大満足だった。


 
4月1日(月) 多忙 (^^ゞ

 昼は大門へ。スタンド店では六文そば処や本格的な煌味家・更科布屋などお店の選択肢が多く、加えていつも行列しているのですっかりと足が遠のいていた「小諸そば 芝大門店」にしてみる。今日も行列はあるが比較的少なく、また六文そば処も行列がありカウンタは陣取る隙間がない。未食だが隣のスタンド店も同様に混んでいる。会社が虎ノ門にあった際はほぼ毎朝食べていたので、いい加減飽きてきたせいもあって、最近はめっきり足が遠のいていた。

 従前のお気に入りは、温ではかきたま、冷ではかき揚げせいろ。今日はポカポカ陽気なので後者にしてみる(330円)。厨房の中は威勢が良くかつ丁寧にテキパキとオーダーをこなす店員さん。下膳はお姉さま方が担当しているので半セルフになるのかな。あっという間に出てきたそばを見て、、、あれ? こんなに白かった? 記憶がかなり曖昧なので何とも言えないが、印象としては蕎麦っぽくない。つけ汁はスッキリとしたもので従前どおりの好みの味だ。かき揚げは揚げてからかなり時間が経っているようでサクサク感は皆無と残念。

 先月の日記に書いた、そば>つけ汁のお店のそばと合わせるとおもしろいかな、なんてことも思ったが、スタンド店でそんなに期待してはイケナイ。(もちろん、例外もあるけど。)


 夜は全く食事をする暇もなし、帰宅は午前様と何もなし。年度末が終わったはずなのになぜか忙しさは変わらず。いつになったら新年度になるのやら、、、。まあ、ここで愚痴を言っても仕方ないんだけど。明日から夜の飲み会3連チャンが確定しているし、なんだかなぁ〜。



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