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Man太郎の日記風ラーメンメモ 【2002年9月分】 |
今月の実食数 | ラーメン 27杯 (新規店 15店) 蕎麦 6杯・うどん 8杯 |
今年の実食数 | ラーメン 219杯 (新規店 91店) 蕎麦 94杯・うどん 52杯 |
今月の自分勝手なラーメン好み度です
【また行きたい】 (8杯) |
太公望(2杯)、元がんこ三田、八島(4杯)、共楽 |
【おいしかった】 (15杯) |
二天、まん天花、大勝軒 東池袋、吾衛門、 マリオン、山猫屋、あかつき食堂、幸楽、 福一屋、今昔堂、きさく、メンタツ(2杯)、 心麺、櫻座 |
【まあまあかな】 (4杯) |
支那そば家、甲州家、どどん、わたなべ家 |
【もう行かない】 (0杯) |
9月29日(日) 庭園を眺めながら
親戚が遊びに来ていたのでディープなお店に行けない。そのかわり美味しいラーメンが食べたいというオーダーがあり、ならば自身が未食であるが日本庭園を眺めながらラーメンを食べようと提案するとあっさり了承となる。行き先は小手指の「○極らーめん 櫻座」。自宅からは40分ほどと近い。
駐車場のキャパの広さは店内の席の多さと比例して、聞けば70席程度あるのだそうだ。ホール担当は若い女性が中心で、ややマニュアル的な対応もあるが活気がある。味は、醤油・塩・胡麻・つけがメインで、ご飯物やサイドメニューも各種取りそろえてあるので目移りしてしまう。3人で行ったので、自分は味玉のり醤油らーめん(750円)、他は塩らーめん(650円)、平打ちつけ麺(小・800円)にする。
つけ麺以外は細麺なので出来上がりが早い。透明感のある薄目の醤油スープに揚げネギ類が浮いていて、ダシそのものの風味は弱いながらも味付けが上手なので素直に食べ進める。適度な硬さがある細めのストレート麺との組み合わせも良かった。
具では、バラ肉チャーシューは個人的にはやや脂が多めなのが気になった。味付玉子は程良い味付けで良い。ただし、見た目も味のウチという観点から、黄身がゼリー状なので丸ではなく半分に切ってもスープとは混じらないし、色彩的な効果が数段アップするかと思う。
元うどん店?なのかな、座敷席が多いのがひとつの特徴的。なので家族連れにも行きやすいお店であり、味も標準的またはそれ以上のレベルなので繁盛しているのも納得だ。埼玉も奥が深いし、まだまだ行っていないお店が数多く存在するんだなあ。
9月28日(土) 地元にて
今日は地元のお店で朝から少人数のイベント、と言っても飲むだけなのだが (^^ゞ チャーシュー、メンマにお店ならではのスープを活かしたつまみ類多数。ベースがしっかりとしているからどれを食べても安心感がある。しこたま飲んで食べてお腹パンパン。
話は変わって、新・多摩のラーメン本を筆者特権で早めに入手。数ヶ月前は単なるテキストだったのに、写真と組み合わされて印刷物となり、数度の校正を経て製本された訳だ。実際に手にとってみるとその工程を知っているだけに三度目とはいえ満足度がある。
普段の仕事よりも満足度が高いかも (^^ゞ
9月27日(金) スタンド蕎麦
某会議室で話題になっていたニュー新橋ビル1Fにあるスタンド店。場所は知っていたが名前を失念していたので行って見る。店名は「丹波屋」。メニューはかけ230円からトッピングによって各種あり、かき揚天そば(340円)をオーダー。
見た目はスタンド店にしては薄めのだしで、味も薄味仕立て。節系(宗田節だろうか?)の香りが強く効いていて、スタンド店にしては珍しいほどその風味が高い。麺は小野製麺@荏原の茹で麺でソフトな食感でスタンド店らしい。かき揚げは野菜類の具に衣が多めで厚みがある。何と言ってもお店で揚げているので冷えてないのがうれしいし、気になる油のいやな風味もない。
もう一つの特徴と言えるのが唐辛子。一般的な一味も置いてあるが、小鉢に入った鷹の爪も入れることができる。辛いのは苦手のはずなのにその珍しさにひかれて投入してみる。直接かじるともちろん激辛で、つゆに浮かべているだけでもしばらくするとつゆ全体に辛さがじわじわと広がってくる。これが何とも言えぬ味わいになってきて、すっかり気に入ってしまった。
9月26日(木) ラ・ラ
昼は先日に引き続き高輪台の「メンタツ」へ。夜に比べてカウンタ席が増やしてあり11席となっているものの満席で3分待ち。今回はメニューに「一度は試して!」とある塩らーめん(600円)と味付玉子(お店での表記は味付卵、100円)。
今日のスープはほんのりした柔らかい和風が香る程度で、先日の鶏が主張した醤油に比べるとかなりギャップがある。スープに用いる寸胴は醤油と同じように見えたので、これが本来のスープなのか、それとも昼と夜の違いか?
醤油と具が一部異なり、チャーシューのかわりに鶏肉が入っている。炙った皮の焦げた香ばしさがアクセントになっている。さっぱりと食べられるがダシも味付けももう少し濃い目が良いかと。
夜は東銀座の「中華そば 共楽」にて中華そば(600円)。ここの味を一言で言うと和風醤油味になろうが、決して今風の味ではない。雑味があって脂も多めで中には苦手の人もいるようだが、個人的にはかなり好きな味。もちろん味に慣れてしまったこともあるが、日によって一定範囲内でバラつきがある(チャーシューの部位・出来のバラつきの方が大きい)。今日はどうなんだろうとスープを味わって、喜んだり落胆したりというのも足を運ぶ一つの楽しみになっているという、ちょっと変わった位置づけにしているお店だ。
今日のスープは並(当店比)・チャーシューも並。なのでまた行きたいという評価は変わらずだ。たまにチャーシューが驚くほど上質の場合があって、そんな時はラッキーと思うと同時にチャーシュー麺にしなかったことを後悔することになる。ちなみにこのお店の味をお手軽に食べられるようになったようだが、自分は即席タイプは食べないのでお店との比較はできない。(マルちゃんの東洋水産だったはずだがまだ掲載されていないようだ)
喉も渇いたので「支那そば 八島」と思ったら臨時休業だったはずなので素直に帰路について自宅近くの「太公望」で一杯。ビールを飲みながら炙りチャーシュー・黒胡椒風味のメンマに、、、ん〜、たまらん。満足して帰宅。自宅近くにあって本当に良かった! というお店だ。
あっと、麺を食べていないじゃん (^^ゞ
9月25日(水) 地元の新店
夜は会議室に情報を頂いた「拝島らーめん 心麺」へ。入口近くに掲げる蘊蓄によると今流行のWスープのようだ。味は醤油・タンタンメン・ジャージャーメン・つけ麺で、食べたのはラーメン。
見た目、よくあるWスープに比べると濁りが少なく鶏ガラ・豚骨の風味も弱め。そのかわり和風魚系、それも節系の風味が強めに効いていて、Wスープの持つ豚骨系と和風魚系のバランスという意味では他店とは違った味わいに仕上げてあるようだ。
麺は山正食品の細麺縮れ。蘊蓄によると江別産のはるゆたかを使用しているということなので、ラーメンよりもつけ麺の方がその味わいがわかりやすいのかもしれない。
スープがわかりやすい味なので一般受けすると思う。
9月24日(火) そ・ラ・ラ
昼は会社近くの蕎麦店にて、とろろそば・温(750円)。無料の生玉子を投入すると、温度の低いとろろのせいもあってさらに温くなる。食べやすくはなるが味的にはバツで、原因は生玉子。無料だからといって何でも入れてしまうのはいけないようだ。
夜は8月1日に開店したという高輪台の「メンタツ」へ(初)。味は、正油・塩とつけめん(どういう訳か味噌のみ)の品揃え。初来店なので正油らーめん(600円)にする。
透明な醤油スープはに透明な油が浮いて、見た目は極めてオーソドックスなスープ。一口啜った印象は熱い! 熱すぎて味が良くわからないほどだ。数口食するとダシが良く効いたスープだとわかる。その中でも鶏の風味が強めに出ている。個人的には鶏が強いと後半はこってりし過ぎたラーメンが多かったが、ここのスープはその強さが程良くて、全体のアクセントになっている。味は醤油ベースだが塩が効いていることもあって、コクよりもキレで食べさせるスープなのだろう。
麺は中西食品の細麺で硬めの仕上げ。これが鋭角なスープと相まってかなり好みの味だ。大ぶりの肩ロースチャーシューは適度な硬さ・柔らかさ・味付けで、フレッシュな風味だったのも良かった。
会社から近いので、たぶん近いうちに塩らーめんを食べに来ることだろう。
今夜は**ファンには待望の日である。TVを見たいが帰宅途中に試合が終了している可能性もあるので、少なくとも**ファンが1人はいるであろう「支那そば 八島」へ行ってみる。入店すると1人じゃなく、すでに数人で盛り上がっている! キープ黄八丈を飲みつつ、あーだこーだと言いながら応援を送る。何とも情けないほどしまらない結果ではあったが優勝は優勝だ!
しめに塩つけそば(麺半分)。以前にも書いたかな、チャーシューがつけ汁の中で別物の風味になるのが不思議。スープ割りをすると、魚系の風味が前面に出て1杯で2度楽しめて満足度が極めて高い。**ファン以外でもこの感動はわかってもらえると思う。
話は変わって、新・多摩のラーメン本。購入できる書店のリストをアップしました。10月10日ごろから順次店頭に並ぶはずですので、この表紙を見たら手にとって見て下さいませ!
9月23日(月・祝) 日野の新店
DMで情報を頂いていた日野の「支那そば きさく」へ。南平駅近くに位置し、聞けば8月5日にオープンしたのだそうだ。お店の入口近くには、化学調味料未使用・はるゆたか使用の麺・チャーシューに関する蘊蓄が掲げられている。メニューは支那そばとつけ麺のみで、2人で行ったのでそれぞれをオーダー。
支那そば(600円)のスープは表面の油が少なめで、鰹節を中心とした和風魚系の香りがしてさっぱり仕上げになっている。若い人には物足りなさがあるかもしれない。麺は細めのやや縮れで柔らかめの茹で方。硬めオーダーにして麺を噛みしめた方がはるゆたかの良さがわかりやすいのかも。
特に印象に残ったのはチャーシューと味付け玉子。バラ肉ロールタイプのチャーシューは油が程良く抜けていて柔らかい。しっかりとした味付けで上質だ。1個丸ごと入った味付け玉子は、黄身の中心部が半熟で外に向かってゼリー状〜固茹でという三層構造。味付けは濃すぎずにしっかりとしている。
味見したつけ麺(700円)は同様の麺を使用し量は1.5倍程度と多い。つけ汁は酸味・辛みは皆無で、支那そばの醤油味を踏襲しつつ濃いめの仕上げとなっているので、酸・辛が苦手な人でも食べられることだろう。逆にガツンとしたつけ汁が好みの人には物足りないかもしれない。
昨日の日記に書き忘れたので休日情報を追記しておきます。
「ぶっかけうどん さくら」は、9月29日(日)はお休み、と張り紙がありました。
9月22日(日) うどん!
先日に引き続き日野の讃岐うどん店、「ぶっかけうどん さくら」へ。12時前だったのでお客さんは皆無。女房殿と行ったので、冷・かけうどん、温・かけうどん、冷・ぶっかけうどん(いずれも1玉、250円+250円+300円) お店の奥でご主人がうどんを打っている、ということは我々に出されるはずのうどんは茹で揚げてから時間が経っているのか? と不安感がよぎったその瞬間にご主人から「少々お時間をいただきます」と嬉しい言葉が。打ちたて・茹でたてを食べられるのならいくらでも待ちますとも!
まずは、冷・かけうどん。冷たいつゆに冷たいうどんのいわゆるひやひや。極めて透明な薄い醤油色のつゆはいりこが強烈に効いている。人によっては強すぎて生臭さを感じるかもしれないほど強い。好きな部類だがちょっと強すぎてバランスが悪いのかも。麺は硬めながら芯はそれほど強くない。麺全体が硬めで、茹でたてなので弾力があるのはマル。
冷・ぶっかけうどんは、大根おろし・おろし生姜・浅葱がトッピングされ、濃いめのつゆがかかっている。前回食べた冷やしうどん(いわゆるもりうどん)のつけ汁と同じで、こちらもいりこが効いている。麺は冷かけと同じ印象。ぶっかけがあるのなら生醤油うどんも食べてみたいものだ。
温・かけうどんのつゆは、個人的にはいりこの効き方はこの程度が丁度良いかな。ただし、麺は冷たい麺と違って柔らかめ。もうちょっとコシを感じる食感だと満足度が数倍アップするのだが、、、。
今日も天ぷら類を食べてなかった。あとは温・ぶっかけで五種類のメニューが一巡したことになるので、次回は温・かけに天ぷらにしてみようと思うが、どうもガラスケースの中で冷えている揚げ物の引力が弱い。個人的なわがままを言わせてもらえるのなら、ひやあつを食べてみたいなあ。
今日も入れ違いで知り合いが来た模様。遠路からご苦労様です (^^ゞ
9月21日(土) 新店
久々に地元を徘徊してみると、青梅(最寄駅は小作)の「萬力屋」から至近距離の、八王子ラーメンを安価で提供していた「ふーちゃんラーメン」が「横浜家系ラーメン わたなべ家」に変わっていたので行ってみた。なんでも今月12日にオープンしたということで、まだ花輪も飾ってある。
味は一種類のみでトッピング数種との組み合わせ。家系らしく、味の濃さ・油の量・麺の固さが調整できる。初めてなのでらーめん(600円)を無指定で。スープは灰色がかった茶濁で透明な脂が多めに浮いている。背脂の甘さは出ているが鶏油の風味はない。鶏の風味がないせいか油多めでもそれほどひつこくない。
麺は太めの縮れで硬めの茹で方。麺箱に「よこはま家」と書いてあったけど、どこの麺だろう? 具はノリ大3枚・チャーシュー・ホウレンソウと家系らしい様相。茹ですぎのホウレンソウは家系では仕方ないとして、肩ロースのチャーシューは雑味がして風味もイマイチ。これでチャーシューメンはキツイと思う。
入り口付近には家系の蘊蓄が書いてある。スープは強火で5時間で仕上げるという記述は、そんな短時間で出来るの? と私的には逆効果に思えるが・・・。
9月20日(金) スタンド店
昼食を食べそびれてしまい、中途半端な時間に豊洲で仕事。ここら辺でラーメンは厳しいものがあるが、しばらく行っていない「泰龍(Tai-Rong)」に行ってみると、いつからのものか確認できなかったが、「諸事情により休業」と貼り紙がある。諸事情は何か、休業はいつまでか、と気になるところではあるが、シャッターが閉まっているので知る術もない。
地下鉄駅の至近距離にあるもう一店のラーメン店は気分的にパスだったので、その近くのスタンド店の「とんぼ」にする。こじんまりとしたお店で、朝〜昼はそば・うどんを提供し、夜は立ち飲みになるというスタンド二毛作のお店だ。かけ+ほたてかき揚げ(250円+150円)は、徳松園@本所の白っぽい茹で麺のソフトな食感と、すっきりとしたつゆの取り合わせ。値引き対象となりそうな揚げものは、時間が経っているのでそれなりの食感なのは仕方がないが、ホタテ貝柱の風味と食感が良かった。
夜は築地の「三平」で一杯。以前はお気に入りの蕎麦店の至近距離だったのが、移転して2度目の来店かな。以前に比べるとキャパが広くなったにもかからわずほぼ満席に近い状態で、その後も多数来店で待ちもできていたようだ。築地が近いという地の利を活かした新鮮な刺身類がおすすめ。焼酎ボトルを入れて@3.6K、次回はたぶん@2.5K程度だろう。
9月19日(木) 天下一系中華そば
JR田町駅東口から至近距離にある「梟(FUKUROU)」、「影丸」のいわゆる天下一系のお店は実食済みであるが、その至近距離にさらに同系列のお店ができたとのことで行ってみた。店名は「中華そば 今昔堂」。
看板に中華そばと掲げるお店はこの系列では見たことがなく、また、入口に掲げるメニューが異なるので一見しただけではその系統ということはわからないが共通点は多く目につき、席はカウンタのみ。同機種の自販機をはじめとする店内の造り。店内禁煙。ライス無料。卓上のレモンスライス入り氷水ポット など。
メニューの種類は中華そば・しおそば・つけそばで、同系列他店にある味噌はない。食べたのは中華そば(600円)。濃い目の醤油スープに少量の油と背脂が少量浮いたもので、見た目だけだとしばらく行っていない「壱参らーめん」の醤油に似ている印象。
スープはダシの風味が突出するタイプではなく弱めの和風系を感じさせ、甘みのある醤油味に仕上げてありおとなしい味わいだ。合わせる麺はこの系統でははじめての細麺縮れで硬めの茹で方。細麺にしては後半のダレが少ないのが特徴的。具はバラ肉ロールのチャーシューは適度な硬さでしっかりとした味。あとは歯ごたえの良いメンマ、のり、ナルト。
系列店が三店並んだ状態なので、同系列のお店と感じさせないように味を変えつつも、好みによって客を振り分けるという戦略なのかどうかはわからないが、三店とも同じように行列していた。はたして自分はその中でどのお店に行くのだろうか。
9月18日(水) ひさびさに↓
昼は田町の「どどん」に久しぶりに顔を出すと、12時半ごろでほぼ満席と混んでいる。食べたのはラーメン・あっさり味(650円)。
出てきた丼の中は様相が違うのは歴然だった。まずスープ。従前どおり透明感はあるものの、かなり濃い醤油色となり、従前もしょっぱい味付けだったが、ダシが効いていないせいもあるのか尖った醤油がキツくて舌がしびれそうだ。かえしを変えない限りここまで一変するとは思えないような。(ここのかえしって確か・・・だったはずだが、自家製に変えたとか?)
麺も違い、太目の縮れ麺。食べなれていないこともあろうが自分には間違いなく合わない。硬い食感がする麺と、生茹での麺とは別物であって、今日の麺は粉っぽくて明らかに後者。チャーシューはバラ肉ロールで柔らかいのは良いが醤油が突出していてイマイチ。
自販機から遠い席に座ってしまったのではっきりと確認できなったが、基本的なメニューは変わっていない様子。ただ、厨房内の調理人も女性に変わり、ホール担当も変わったかもしれない。店名は同じながら、もはや別のお店と言っても過言ではない印象だった。開店当時は「あのお店」の味に似ていると思っていたが、その面影すらない。味を変えることは我々が想像できないお店側の都合や思いがあだろうからとやかく言うつもりはないが、この方向転換はなんとも疑問だ。
9月17日(火) 地元
本日は地元に近い場所で仕事。早めに帰宅したので、存在は知っていた福生の「福一屋」に行ってみる。以前は「小天狗ラーメン」というお店であったが閉店となってからかなり時間が経つ。夕方なのにお客さんは皆無でちょっと不安になる。
味は醤油と味噌のみとシンプルで、食べたのはラーメン(500円)。店内の香りからだけからはどういう系統のラーメンかわからなかったが、出てきた丼の中は茶濁スープに大きな海苔にホウレンソウ・・・。店名が福一「家」だったか?と確認するも違う。一見家系に似ているが背脂の甘さや鶏油の風味がない点が異なる。まろやかさがある醤油味で太い平打ち麺との相性も良かった。バラ肉ロールのチャーシューは柔らかくてしっかりとした味付け。味付け玉子は黄身がゼリー状でしっかりと味が染み込んでいる。
お店の外観はどうもそそられなかったのだが、コストパフォーマンスが良いラーメンだった。やはり実食してみなければわからないものだ。
9月15・16日(日・月祝) 山梨
K氏(仮名)は山梨のラーメンに関してもかなりの情報通で、以前はWebでデータを公開していたが最近は水面下に・・・(謎) そのK氏のおよばれで山梨へ。同行したお店は次の2店。
「あかつき食堂」(中巨摩郡敷島町)
団地の中にあるが高台に位置するので目立たない。お店のWeb PageのDiary(2002/8/24)にある川崎からのお客様は、髭をたくわえた知り合いだったりする (^^ゞ こんな隠れ家的存在店までチェックしているとは恐れ入った。長髪を後ろで結わえたご主人は気さくで、店内はゆったりと時間が過ぎるような落ち着きがあり、昔ながらの食堂的な雰囲気だ。
食べたのはラーメン(450円)。脂が少なめでさっぱりとして甘みがある醤油スープは、豚骨・野菜などが良く効いた懐かしい味わいでホッとする。チャーシューはもう少し薄味の方がスープに合っているのかもしれない。もつ煮(500円)は味噌ベースで生姜が程良く効いており、冷えても美味しく酒の肴に最適。
「中華料理 幸楽」(甲府市)
かなり以前のオフ会でお店の前まで行ったことはあるのだが、お腹一杯で断念したお店。看板に中華料理とあるものの中華系のラーメンとは一線を画し、ラーメン(500円)は濃い醤油味で表面の脂が層になっていて、まるで八王子系ラーメンのようだ。なので薬味の長ネギを刻みタマネギに変えることができるというのでそれにしてみた。なんでもK氏の要望で始めたとのことで、そのオプションを頼む人が少なくないようだった。(女将さん苦笑・・・)
ご主人は音なしながら平ザルで長時間かけて麺の湯切りをしている。願わくばもう少し硬めの茹で方がパンチのある醤油スープに個人的には合っていると感じた。
行きは八王子から1時間だったのに、帰りは3連休終日ということもあって13時過ぎに出発したのにもかかわらず3時間かかってしまった。(中央高速の早期三車線化を願う!) 車で山梨を走ると改めてラーメン店の多さを実感する。まだまだ自分の知らない美味しいお店があるらしく、自宅からは100km弱と近いのでまた行ってみよう。
9月14日(土) 讃岐うどん3連チャン!
日野に讃岐うどんのお店が出来たというので行ってみる。ご主人は香川県出身で「中西」で修行をしたとか。中西はといえば恐るべきさぬきうどん(1)でも紹介されており、営業開始は朝5時半、丼の種類により1〜3玉を選択して自分で麺もゆがくという完全なセルフスタイルで、大衆食堂的雰囲気のお店らしい。
店名は「ぶっかけうどん さくら」。店内を見渡すとガラスケースの中に天ぷら・いなりなどが並び、何となくその雰囲気が出ている。メニューは、温/冷かけうどん・ひやしうどん1玉250円、温/冷ぶっかけうどん1玉300円と安く、2玉は+100円、3玉は+150円。ガラスケースの中の天ぷらは40円〜百数十円まで各種。いなり寿司150円、にぎりめし100円。天ぷら類はセルフサービスで皿に取り、料金は自己申告制の後払いと「綾」と同じスタイルだ。持ち帰りも可能で、1玉100円、つゆが100円。茹で麺だけでなく生麺も持ち帰り可能だが、自宅に10L以上の鍋がないと茹でるのが無理らしい。
まずは温・かけ1玉。透明な薄目の醤油色をしたつゆにはネギだけがトッピングされ、好みに合わせて卓上の天カス・白ゴマを入れるようになっている。首都圏では珍しくいりこが強めに効いていて、味付けは濃くもなく薄くもなくちょうど良い。麺は芯のコシはないものの麺全体のモチッとした食感が楽しめる。料金のわりに量は多めで200g強あるとのこと。
次ぎに冷やしうどん。かけと同じ丼を用い氷水の中に麺が泳いでいるのは初めて見た。薬味のネギと生姜は別皿になっている。それをつけ汁(ぶっかけのつゆと同じ)につけて食べる。水でしめた分だけ硬めになり、温かい麺と同じように芯はないが麺全体が硬めになる。つけ汁も強めにいりこが効いているのが特徴的で個人的に非常に好みで最後まで楽しめた。(イーハトーボもそうだったはず。)
お店の奥で新たに麺を打ち始めていたので、茹でてから時間が経っていたので弾力が足りなかったのかもしれない。元々こういう麺かもしれないが食べていないメニューもあるので再食必須。場所はJR豊田駅北口から「王民王民」(みんみん)方面に向かい、「多摩平5丁目」交差点を左折せずに直進した右手とわかりやすい。昨夜のお店にはかなわないが、かなりイイ線いってます。多摩のそば・うどん本に載せたかったなぁ。
もうひとつ讃岐うどんネタ。先日情報を書き込んだ通販で購入できる讃岐うどんは、電話だけでなくインターネットでも注文できるようになったようです。各店舗の紹介記事も面白い。(会員登録しないと見えないかも)
https://www.bellne.com/shop/BINNMZ329.html
最近、ラーメンの話題がないなあぁ。(^^ゞ
9月13日(金) 讃岐うどん!
先日の日記に「すみた」にふられた話題を書いたところ、一昨日の「八島」で酒の肴にもなり、それならばと同席していた常連さんが連れていってくれるという。なんでも夜は予約のみとなっているとのこと。うどんはもり450円、ざる500円から各種ある。
ざるの麺はエッヂがしっかりと立って瑞々しく見るからにそそる。シュッと筋がとおり、弾力のあるコシを持つ食感。これだけ歯の進入を拒みつつも決して硬くないという食感はまさしく讃岐。麺だけでも十分に食べ進める。つけ汁は鰹風味を強めに効かせた薄味で上品なもの。味見した釜玉は水でシメていない熱々の麺なので玉子が容易に半熟状になる。ざるに比べると麺は柔らかめにはなるがコシはしっかりとしている。
アルコールは生ビール・サワーにご主人お薦めの日本酒を取りそろえてありつまみも豊富。げそ天にかしわ天に、あとは正式メニューにあるのかどうかわからないので詳細は割愛するが、どれもレベルが高くここならではという品もある。
飲み物・食べ物だけでなくてご主人も女将さんもいい味を出してます。この味と雰囲気を味わうことができたのも友人達のおかげで感謝感激。間違いなく首都圏にある讃岐うどんのトップレベルなので、讃岐うどんファンはぜひ予約して行くべし!
9月12日(木) セルフ!
本場讃岐でセルフのうどんチェーンを展開しているお店が首都圏上陸と、先日来TV・新聞等で紹介されている渋谷の「はなまるうどん」へ。(関連ページ http://www.hanamaruudon.com/)
なんと、かけ(小)が100円という安さ。他のメニュー(小)は、しょうゆ 180円、ぶっかけ・ざる・かま玉・冷や玉・釜あげ・湯だめ・わかめ・ゆずねぎ 280円、カレー 380円、カレーかま玉・肉 480円で、中盛りが+100円、大盛りが+200円。持ち帰りもできて、うどん玉 80円、だし 80円。天ぷら類は90円から10種類程度、また讃岐らしくおでんが90円からというラインナップ。
初来店なのでうどんそのものを味わうことに徹することにして、かけ・小+ざる・小(100円+280円+税=399円) 透明で薄めの醤油色のつゆは見るからに讃岐。見た目だけでなく昆布・ジャコも効いているしっかりとしてレベルが高く、味付けもちょうどよい。うどんはしなやかなコシがあって欲を言えば弾力がほしいところだが冷凍麺としては上出来だろう。これで100円は超オススメ。
ざるは水でしめてある分だけ硬めで、芯がきちんと残っている。つけ汁もいい雰囲気。途中から残っていたかけのつゆに入れて勝手にひやあつにしてみたが、かけとは違った麺の食感となってこれまた良し。
今まで行った首都圏のセルフ店ではピカイチだった。場所は渋谷駅から公園通りをNHK方面に進んだ渋谷東武ホテル先、左手のB1。ランチタイムはしばらく行列が出来るだろうが8時から23時までと営業時間が長い。行ってみるべし!
9月11日(水) (「そ」という名称だけど「ラ」)*2
昼は「沖縄元気料理 山猫屋 芝大門店」へ。今年5月オープンした沖縄料理のお店で、昼はゴーヤちゃんぷる定食などのランチも揃えてある。開店当時に行っただけなので今回で2回目の来店となる。食べたのは前回同様に沖縄そば(650円)。
スープの印象は前回同様に透明感が高く、豚骨よりも鰹節の風味が前面に出ているが、雑味がなくてすっきりとしている。合わせる麺は太めの平打ち。今日はカウンタ席だったので厨房の中が良く見えた。袋に入った生麺を短時間茹でる。そのため、表面のザラつき感とボソッとした食感が特徴的で沖縄っぽいのはマル。
このボソッとした麺で焼きそば(750円)もできる。想像するに若月ライク?
夜は先輩から呼び出しがあり、大門(浜松町)の秋田屋前で待ち合わせ。・・・が、立ち飲みもできない満席状態で、いくら身体を斜めにしても入る隙がないのであきらめ、至近距離にあるチェーン店で生ビール90分飲み放題500円、というアナウンスにつられて入店してみる。中華系つまみを食べながら飲むも、ビールは意外と飲めないものだ。つまみ少量ながらお腹一杯で身体が反り返るほど。
お勘定は、@¥2Kで満足と言えば満足なのだが、、、。
ヨッパー度が低かったので神田で途中下車して「支那そば 八島」に行くと知り合い達が飲んでいたので合流させて頂く。キープ黄八丈を飲んで、シメに支那そば・油少なめを半分頂く。脂を少なめにしたせいもあって、今日のスープは比較的おとなしめだが、素材の持ち味がしっかりと染み出たスープが心地よい。
食べ物をオーダーしなかったのでお勘定が申し訳ないほど。次回はしっかりオーダーしますよ!
9月10日(火)
何年ぶりになるのだろうか、西八王子の「吾衛門」に行ってみる。12時で満席と目立たないお店ながら繁盛している。たぶん4年前に記述したメニューも、店内の様子も全く変わっていない。ご主人の笑顔と愛想の良さも変わっていない。単純なことだろうけど、とても大切なことだと思う。
前回チャーシューが美味しかったのでチャーシューメン(700円)にする。濃い醤油スープの表面には厚めの透明な脂が浮き、刻みタマネギトッピングの典型的な八王子系ラーメンだ。表面の脂の甘い風味とキリッとした醤油味がイイ感じ。チャーシューも柔らかくてフレッシュな風味が良い上質のもの。ただ麺の茹で方が柔らかいように思える。常連さんの中には硬めオーダーをしている人もいたので、ご主人はベストの組み合わせと自負してこの茹で方にしていると思うのだが、個人的にはもう少々硬い方が合っているような気がする。
区内に讃岐うどんを出すお店は種々あれど、「まだ食べてないの?」「ここははずせないだろう!」と知人からいつも言われている十条の「すみた」に行ってみる。夜の営業時間も短めで売り切れ次第終了。直近のdancyuにもイラストながら紹介されていた。夜の開店時間めがけて行って見るも準備中の札がかかっている。聞けば売り切れてしまったのだそうだ。(昼の部だけで終了だったのかな?) 非常に残念ではあるが、イイ男風のご主人のしゃべり方からは申し訳なさそうな気持ちが素直に伝わってきて、食べられなかったけどこのお店の雰囲気や味までもが擬似的に体験できたような気がした。近いうちに絶対に来ようと心に誓う。
十条は今回のようなことがないと来ないだろうと気を取り直し、うどんは素直に諦めてラーメンにする。以前から来てみたかった東十条の「東京ラーメン マリオン」へ。夜だけの営業時間でサイドメニューのチャーシューのにぎりが有名なお店だ。それも食べたかったが3個からのオーダーとなり、ラーメンの量も不明だったのであっさりと諦めてデフォのラーメン(550円)のみにする。
透明な濃いめの醤油スープには層になった脂が浮いている。そのため湯気が全く立たないがかなり熱い。豚骨・魚系よりも昆布類が効いているスープのような感じ。なので脂は多いがしつこさはなく食べやすい。縮れた細麺が弱い気がしたが、小振りながら柔らかくしっかりと味付けされたバラ肉ロールチャーシューがそれをカバーすると言っても過言ではない。
チャーシューが上質だったので、にぎりのお持ち帰り10個1000円を買ってくれば良かったかなぁ。
行きの関越〜外環は料金所を中心に混んでいたので1.5時間かかったが、帰りは空いていたので1時間弱と早かった。これなら高速料金は惜しくない。リミッター初体験 (^^ゞ
9月9日(月) 伝統の太麺・家系の太麺
平日だけど会社は休み。遅い夏期休暇なのだ。ならば普段行けないお店に行ってみよう! と昼休みには絶対に行けない東池袋の「大勝軒」へ。かなり昔に食べたことがあるものの、まだHPを開設する前だったのでレポートがなかった。1961年創業と古い歴史を持ち、ご主人の山岸一雄氏が中野の大勝軒で働いていた際にもりそば(つけ麺)を考案し、開店以来行列ができているという超有名店だ。
ちなみに大勝軒というお店で勘違いしやすいのはその系統で、その一つは丸長系、荻窪の丸長から派生し、中野・代々木上原−東池袋−滝野川・北習志野など。もう一つは永福町系でこちらは関連店が多く存在し、多摩地区では一橋学園・昭島・増戸などがある。(それらに属さない大勝軒もあるようだ。)
寝坊+高速が混んでいたので12時ジャストに到着すると20人ほどの行列。通りすがりの人達の会話によると今日は行列が短かかったようだ。並んでいる際に「ラーメンかつけ麺か」と店員さんが注文を聞きに来る。メニューが書かれた入口からはるか手前なのでよくわからないがラーメンにする。そんな名称なのかな?と入り口付近まで近づいて確認すると、中華そばともりそばと書いてある。そうだよなぁ!と一人納得する。
着席すると間もなく太めの麺がたっぷり入り、並々とスープが注がれた丼が出てくる。スープは動物系・野菜・和風魚系が複雑に絡み合ったもので奥深さがある。香辛料っぽい香ばしさのある醤油スープだ。こってりでもなくあっさりでもない独特の味わい。麺は太めのストレートで短め。モチッとしたコシとツルツルとした食感が楽しめる自家製麺で、260gと量が多く小食の自分には麺を片づけるだけで精一杯。
入店するまで45分、食べ終えてお店を出るまでちょうど1時間。厨房の中では山岸氏が現役で働いているが、時折片手で身体を支えながらの作業は辛そうだ。常連さんは店先のテーブル席で一杯やってからシメに麺類を食べており、そういう人達がお店を支えてきたのだろう。この程度の待ちなら独特な味と雰囲気を味わいにまた行ってみようと思った。
お腹がこなれる時間をおいてもう一店も太麺のお店にしてみる。八王子の太麺といえば二郎系か家系だが、昼のダメージが残っているので量の少ない家系にしてみる。「縁家」は家系では珍しい自家製麺のお店でもちろんそそるが、以前縁家に行った際に店内にお店の紹介があった「甲州家」にしてみた。縁家は本家である吉村家直系の本牧家出身、こちらは本牧家の流れを汲む川崎家出身ということなので兄弟筋ということになろうか。
味は一種類のみでトッピングが数種類とシンプル。(ちなみに縁家には家系では珍しい塩味がある。本牧家とは一味違う、と書いてあったはずだ) 家系らしく味の濃さ・油の量・麺の硬さは好みに応じて指定できるが、初めてなので無指定のラーメン(600円)。酒井製麺の太麺を平ザルで揚げる家系らしいスタイルで、丼の周りに貼り付いた大きいノリ3枚もいかにも家系(本牧家系と言うべきか)らしいアクセントだ。当分の間はホウレンソウは使用しないと但し書きがあるとおり、トレードマークのホウレンソウのかわりにワカメが入っている。
背脂の甘みが出ているのは良いがダシそのものが弱いせいか、表面の油が多さが気になってくる。最近はこの手の味が苦手になってきたのかな。しばらく行っていないが「笑の家」は好きな味なのだが。(ただし油少なめ・味薄め指定だけど)
話は変わってラーメン本の話題。
トップページに記述してあるので気付いた方もいると思いますが、多摩のラーメン本(第二段)の発売日が10月上旬に決定しました。前回同様に多摩地区のラーメン店を紹介したガイドブックのページと、多摩地区のラーメン関係の読み物から構成されています。紹介店は前回と同様に100店ながら新たに44店を紹介し、また同じお店でもラーメンの写真は全て撮り直して紹介記事も刷新しました。10月10日頃には多摩地区の書店に並ぶと思いますので、見かけた方はお手に取って見て下さいませ!
9月8日(日) 立川の八王子系
昼は8月末に開店した立川の「中華そば専門 まん天花」へ。行列店である「太陽堂」はす向かいにオープンしたお店だ。オープン時は半額で提供と言うこともあって行列があったが今日は落ち着いている。経験上、この程度時間をあけてからの方が味のブレがないことが多いので、今日の来店となった次第。
メニューは壁にあるのみで、看板の中華そばがないのはちょっと残念。(八王子の有名店でもその手のお店はある。細かいことなのでどうでも良いが) 味は一種類のみで、トッピングの組み合わせが数種類とシンプルだ。食べたのはデフォのらー麺(500円)。
濃いめの醤油スープに刻みタマネギの八王子系のように見えるが、表面の油が少ないのでラードなどを加えないピュアなスープのみなのかな? 味は煮干し・節系の強い風味があり、ここまで強い風味は八王子系としては珍しい。食べ始めは苦みを感じるほど濃い醤油味だが、スープの風味と相まってイヤな味付けではない。
合わせる麺は田村製麺の細麺。適度な硬さを保持して強めの味付けのスープにも負けていない。具はチャーシュー小・ナルト・ノリ大とお決まりの刻みタマネギ。チャーシューはホロホロでしっかりとした味付けなので、ワガママを言わせて頂くと、ノリはいらないからチャーシューを大ぶりにして欲しいかな。もっとも好きな味付けのチャーシューなので余計そう思うのかもしれない。刻みタマネギは基本的には細かい微塵切りで、濃いめの醤油スープとの相性が良かった。
開店して間もないながら八王子系ラーメンとして完成度は高いと思う。ただしお店のコンセプトが八王子系を目指しているのかどうかは不明であるし、勝手にここで八王子系と位置づけるのは問題があるかも知れない。あくまでも個人的な印象で書かせてもらうと、しっかりとした八王子系、それもニューウェーブの八王子系ラーメンと位置づけたい。
その後、知り合い達に拉致されて地元の「太公望」で飲む。夕方の中途半端な時間帯にもかかわらず、ひっきりなしにお客さんが来店する。満席になることはないので心おきなくまったりと飲めた。飲み食いしたのは、ビール+謎・謎・謎・謎・謎・・・(謎ばかりですいませんがここには書けません) シメにエビライス+α+β。ここ本来のスープも味わえるし、塩ラーメンが好きな人は気に入ることだろう。正式メニューにしたら?
9月7日(土) 八王子の激安店
八王子在住の先輩から8月末にオープンしたラーメン店の新聞の折り込みチラシをもらう。200円で食事ができ、昔なつかしい本格支那そばというのがウリらしい。店名は「支那そば家」。
店内から推察するに、元「ごろう」という飲食店?がリニューアルしてオープンしたようだ。メニューがそそらない。支那そばの醤油・味噌・冷やし中華、そば・うどん・丼物もあり種類が多い。(支那そばの味噌って・・・) 確かに全て200円だ。食べたのは支那そば 醤油+煮玉子(200円+50円)。
透明な醤油スープはダシの風味は弱く、香ばしさはあるが雑味もあるという変わった味。奥行きはないがさっぱりとした醤油味といったところか。麺は尾張屋製麺の細麺。硬いというか粉っぽくて明らかに茹で時間が足りない印象。具は煮玉子・ナルト・ネギのみ。デフォでチャーシューが入っていないなら言ってほしかったなあ。それとも昔なつかしい本格支那そばにはチャーシューが入らないということか?
ここの住所は八日町になるが中町とは隣り合わせ。閉店した「丸長」が近いので行ってみると、「つけそば 吉八」というお店になっていた。(丸長と吉八のお店の外観) あまりパッとした噂を耳にしないがどうなんだろう。
9月6日(金)
昨日は昼も夜も時間が取れなかったのでしかたあるまい、麺類全てなし。
本日は会社近くの蕎麦店にて、鶏南ばんそば(700円)。蕎麦の風味も食感も弱いのがわかっているので具をメインのメニューがよいのかな。無料の生玉子を沈めておき周囲が白っぽくなってから食べるトロリとした食感が玉子好きにはたまらない。
夜は神田の「支那そば 八島」にて生ビール+キープ黄八丈を飲みながら、味付玉子・盛り合わせ・揚げワンタン(限定10皿)。どれも好みながら揚げワンタンはカリカリの衣と風味がよい餡の組み合わせが好み。まったりとした時間を過ごして、結局麺は食べなかった。
9月4日(水) ラ・ラ
昼は池袋でランチタイムとなったので「二天」に行ってみる。新宿の「麺屋 武蔵」の関連店で8月末にオープンしたばかりのお店だ。店名の由来となった具の揚げ物(天ぷら)は厨房の奥で次々に揚げられており、それが豚と玉子の二種なので二天なのだ。
味つけは一種類のみで、食べたのは豚天ら〜麺(750円)。茶濁のスープは豚骨ベース+魚系のダシが良く効いたまろやかな醤油味。豚骨の臭いは皆無で、わかりやすく一般受けする味だと思う。正確ではないだろうが、個人的な印象としては「竈」のオープン当時、または味を変える前の「縁や」@札幌ってこんな味じゃなかったかなぁという記憶が蘇る。
具の豚は薄い衣をつけて油で揚げたもの。豚肉は脂が少ない割りに硬さやパサつきがなく、片面にまとった青海苔の風味も良い。+100円の玉豚天ら〜麺は、味付け玉子?の天ぷらがプラスされるようだった。
具よりもスープ・麺を重視する自分にとって新鮮さは少ないが、前述したとおり一般受けする味には行列ができておかしくないと思うし、たぶんそうなることだろう。だだちょっとだけ気になった点もある。今日のような暑い日、お店の外で待つのは厳しいので店内に待ちを引き入れるのはわかるが、店内は広くないのでカウンタ席の背後に並ぶことになる。食べている側にとってはその視線が気になって落ち着かない人がいてもおかしくない。
自販機のボタンにはまだまだ余裕があり、この味の提供が落ち着いたならば、違うメニューを投入してくるに違いない。あくまでも現時点での希望的観測であるが、早期にそうなって欲しいものだ。
夜は神田の「支那そば 八島」。本日は臨時休業という情報もあったが結局諸般の事情により1時間ほど遅れて開店したのだそうだ。昨夜に引き続いての来店となり、生ビールを飲んでようやく体の渇きが癒され、キープ黄八丈でほんわかとした気分になる。つまみは、味付玉子・盛り合わせなどなど。前回も印象が良かった揚げワンタン(限定10皿)の感想は先日と同じだったので割愛するが、レベルが高いものだった。
締めに塩つけそば・麺少な目+α。麺にあることをして頂いた(省いた?)のだが、こういう食感になるのね。これもイケルが結果的にはノーマルの方が良いのだろう。酔っぱらいの単なるワガママでした。(^^ゞ
9月3日(火) 蕎・ラ
昼は会社近くの「泉岳寺 藪そば」にて大もり(700円)。ランチタイムでも空いているのはセットメニュー類を置いていないからであって、最下価格のもりそば(500円)であっても硬めの歯ごたえと蕎麦そのもの風味は決して悪くない。
ただしつけ汁の量にはいつも困る。藪系なので濃い目の味付けで鰹節がしっかりと効いているのは好みなのだが、最初から猪口に入っておりその量が多いのだ。元来つゆは少量しか消費しないのに加えて濃い目のつゆならなおさら。食べ終わっても半分以上残っている。
そうなると蕎麦湯をどう楽しもうかと悩んでしまう。そのまま蕎麦湯を注ぐと、いくら表面張力を利用してもちょうど良い味にはならない。仕方ないのでつけ汁を原液のまま半分ほど飲んでから蕎麦湯を投入するというかなり困った状況になる。なので次回は大もり・つけ汁少なめ(なんてオーダーができるのか?)
夜は社の飲み会のはずが、こういう時に限って打ち合わせが長引き、その後も後処理があってなかなか出られない。一次会はとっくに終わっているであろう時間に会社を出て、一人寂しく飲もうと神田の「支那そば 八島」へ行く。入店すると・・・一人で飲むことにはならなず、先に来店していた知り合い達と一緒に盛り上がる。飲んでいたら久しく会っていなかった知り合いも来店するし、ここってそういう場所なんだなあ。
先週から新メニューに加えられた揚ワンタン(400円・10食限定)。狐色に揚げられたパリパリの皮が香ばしく、その中には本来のジューシーさを踏襲した肉ワンタンの柔らかい食感。この皮と餡のハーモニーはかなり得点が高い。
締めは支那そば(麺半分)。魚系の風味がたっぷり染み出たスープは熱々の油をまとい、最初から最後まで主張してくる。それを硬めの麺がしっかりと受け止め、脂が溶け出して柔らかくなったチャーシューが名脇役となっている。一杯の丼の中で一つのストーリーができてしまいそうなくらいに、感動が次々と舌に鼻腔にと押し寄せてくる。
超〜満足で退店、明日も仕事がんばってみますか!
9月2日(月) 蕎・ラ
昼は時間がなくて会社近くの蕎麦店にてカレー南ばんそば(750円)。ここで食べるのは初めてかな。粉っぽくなく、どちらかというと香辛料が効いているタイプ。蕎麦は歯ごたえが弱めだが、熱々のとろみのあるスープの中ではある程度は仕方がないだろう。今日も暑かったが、店内で汗を十分にかくとお店を出てからが涼しく感じる。夏はこの方が健康的だな。
夜は「元がんこ三田」の開店十周年記念セールに行く。19時半で10人ほどの行列。先週お店に来た人はもちろん、今日たまたま通りかかって入り口の貼り紙を見た人もいるだろうが、こんな数の待ちは久しいことだ。20分程度で入店、閉店までスープが持つのか気になったので聞いてみると、正確にはわからないとのこと。少なくとも間もなくスープ切れになることはなさそうだったので、ギリギリの線だったのかもしれない。
とらさん会議室(サブ)に投稿したとおり、塩も値引きの対象になっていたのでそれにする(通常900円が500円)。値段は安いがスープも具も麺も当たり前ながらいつもと変わらない。今日のスープは甘みが出ていないのでご主人好みだろう。
壁の貼り紙が追加されて、値引き幅は小さいものの10月まで記念セール継続とある。聞けば学生さんがまだ夏休みなので、それに合わせてとのことだった。
これまたとらさん会議室(サブ)に書いておきます。(投稿内容はこちら)
話題は変わってうどんネタ。
千趣会の BELLE MAISON で面白いものを扱っているので興味のある方はどうぞ。
【恐るべきさぬきうどんの会】
麺通団が特選したさぬきうどん12種類を毎月配布。10月開始で順に、やまうちうどん(冷凍生)・田村(冷凍茹で)・松下製麺所(冷凍生)・讃岐家(冷凍生)・長楽(冷凍生)・大円(冷凍生)・なかむら(冷凍生)・三徳(冷凍生)・味でこい(冷凍茹で)・松家(冷凍茹で)・がもううどん(冷凍茹で)・山下うどん(冷凍生)。
それぞれ8玉+つゆ付き。(お店によって1玉=100g〜200g)
価格:2650円×12回(税別、送料込み、毎月中旬〜下旬クール便で発送)
注文番号:704−19009
注文先:(フリーダイヤル)0120−11−1000 (月〜土:9〜21時、日祝:9〜17時)
支払い方法:郵便振込・銀行振込・コンビニ・クレジットカード(銀行振込のみ手数料負担あり)
1玉350円弱で本場の讃岐うどんが楽しめるか? ちなみにインターネットでも申し込めるはずなのだが、注文番号が入らなかった。電話での注文が確実かも。
地元にいくつかあるラーメン店の中で、たぶんお客さんの来店数が最も少ないであろうお店があった。もう何年も前から休日の昼時でさえお客さんが入っているのを見たことがない。真向かいに待ちができる人気ラーメン店があることも影響していただろうが、それにしてもなぜ営業が継続できるのか不思議だった。たぶんビルのオーナーがほとんど道楽でやっていたのでは?と推察するが真意のほどは不明。それがつい先日、蕎麦・うどんのお店に変わっていたので行ってみたが本日は定休日? この地でそれも開店したばかりというのに日曜日を休みにしてしまうのは理解に苦しむが、まあ至近距離にあるのでそのうち行ってみようと思う。
昼は「太公望」にて、塩つけ麺(600円)。つけ汁の辛み・酸味は皆無で、ベースとなる塩ラーメンの特徴を最大限に感じ取れるようになっている。和風のダシが香り、ひんぎゃ塩を使った味付けは普通の塩ラーメンに比べるともちろんしょっぱいが、そのまま飲んでも甘みさえ感じる。麺は2種類あるうちの太い方(縮れ麺)を使用している。1玉なのであっという間に食べ終えてしまった。脇役ながら手裂きメンマもチャーシューもレベルが高い。特にチャーシューは上質の肉を使用していることもあり、ちょっとだけ炙り醤油ダレをたらすと最強のビールのつまみになる。ひさびさに夜に来たくなった。
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