5月  Man太郎の日記風ラーメンメモ
【2008年5月分】
今月の実食数 ラーメン 29 (新規店 5)
蕎麦 4 路麺 3 うどん 2
今年の実食数 ラーメン 129 (新規店 36)
蕎麦 11 路麺 13 うどん 22

今月の自分勝手なラーメン好み度です

【また行きたい】
(5杯)
集来共楽特一富屋臥龍(2杯)
【おいしかった】
(21杯)
(3杯)、天虎いしはら丸め
無限庵(2杯)、あたり屋増戸大勝軒
Pour Cafeにゃみ第二章
大ちゃんむらさき山ほん田
らぁ麺トラットリア一風堂 五反田
HIT(2杯)、
【まあまあかな】
(3杯)
池谷精肉店味源 八王子(三崎町)
つし馬
【もう行かない】
(0杯)
   


 5月31日(土)
 浅草の「つし馬」へ。たまたま王様のブランチのラーメン特集で紹介されていましたが、その前から行くことを決めていました。

 バリ煮干しそば(750円)は、通常の3倍の煮干しを使用しているそうで、表面はそのエキスで灰色っぽいです。極めて煮干しが強いですが、個人的には強すぎ。生臭さと苦さを感じてしまいます。

 自家製麺は硬さはなく、ふんわりとしたいい感じだったので、個人的にはノーマルの中華そばがいいかな。



 福生の「らーめん 雫」で、鶏と魚介の雫(650円)。

 化学調味料未使用ながら、魚介特に海老が強めに効いたスープは相変わらず奥深い。モチッとした太麺がよく合っています。鶏チャーシューのスモーキーさは好みが分かれるかもしれませんが、食べなれているせいか違和感はありません。

 欲を言えば、スモークなしのピュアな鶏チャーシューで食べてみたい気がします。


 5月28日(水)
 夜は三軒茶屋の「麺屋 臥龍」。イベリコ豚のサラミや鶏ももチャーシューをつまみながら焼酎でまったり。

 いくつかいただいた中で、皇神(すめがみ)は初。克・七窪・豪放磊落と同じく東酒造@鹿児島で、芋・白麹で発酵させ、黄麹を時間差で「追麹」するという手の込んだ製法。すっきりとしながらも味のある焼酎でした。

 つまみになる麺として裏メニューもいただき、すっかりといい気持ち。
 〆に軍鶏白湯麺をいただき、舌もお腹も大満足でした。

 ここは定期的に寄るべきお店です。


 5月27日(火)
 ランチは「博多一風堂 五反田店」へ。いつも混んでいます。

 今日は、白丸元味・バリカタ(750円)。
 風邪気味だったのでガーリックプレスで生ニンニクを3粒ほど投入して完食。



 巣鴨の「やきそばーHIT」で、おでんやうま辛もやしをつまみながらまったりー。手打ち焼きそば(700円)はあんかけの具とパリッとした麺の部分がつまみに調度いい。

 〆はざるらーめん(600円)、つけ汁はざるそばのそれに近く、和風が効き甘みがあるもの。手打ちの麺が生きています。これは大盛りで食べてみたい。

 お店の外観からこの麺が食べられるのは想像できないですが、かなりはまっています。


 5月25日(日)
 地元の「特一富屋」でお気に入りの醤油ラーメン(650円)。

 表面の脂がスープをコーティングしているので湯気は立たないのですが、実は熱々。今日のスープは比較的あっさりめでしたが、これはこれであり。旭川直送の加藤ラーメンの少加水麺がボソッとした独特の歯ごたえ。チャーシューがいつもながらいいです。満足しました!


 5月24日(土)
 立川に出かけたので、ランチはラーメンスクエアの「らぁ麺トラットリア」へ。

 以前の看板は、「らぁ麺トラットリア Due Italian(ドゥエ イタリアン) - ramen-do -」で、“Due Italian”が強調されていたのですが、「黄金の塩らぁ麺 らぁ麺トラットリア」に変わり、“らぁ麺トラットリア”を店名としたほうが適切だろうと、本サイトでも店名を変えました。

 未食のメニューはまだあるのですが、迷った末に季節限定の冷製イタリア麺 赤(950円)を。限定という言葉に弱いんですよね。

 店先の写真は見てきたものの、実際に目の前に出てくると印象が違いますね。ほんとにトマトオンリーで、説明には、3種類のトマト30個分のリコピン満載、とありますが、まずは大量のプチトマトに圧倒されます。半分にカットしてあり、たぶん20個ほどの分量。プチトマトを一度にこれほど食べたことがないです。

 スープはイタリアンな風味があるトマトベース。酸味は弱くトマトそのものの甘みを感じて食べやすいのですが、冷たいせいか食べ進むにつれて単調さを感じます。先日食べた「太陽のトマト麺」はそれだけでなく後半も引力があったせいもあり、単純に冷たいスープと温かいスープを比較できないながらも、どうしても弱さを感じてしまいます。

 麺は極細でたぶん塩と同じだと思われますが、冷やしてあるのでより硬めの食感。でも弾力があるのがグルテンのなせるワザで、それがパスタとの違いでしょう。麺そのものは好みです。この麺があればこそ“ラーメン”と言っていいのでしょう。

 ラーメンというよりは、冷製スープパスタと言ったほうが雰囲気が伝わりやすいかもしれません。兎に角、変わったラーメンでした。特に、トマト好きな人におすすめします。


 5月23日(金)
 午後からお休みだったので、普段なかなか行くことができない東十条の「ほん田」に出かけてみました。京成成田の「麺屋 青山」(旧 麺屋こうじ)出身で、2月にオープン以来、評判が上々のお店です。カウンタ8席のみで、店内禁煙。割り箸は未使用。

 メニューは、ラーメンは香味鶏だし(あっさり)と濃厚豚骨魚介(こってり)、つけ麺は魚介/柚子というラインナップ。初めてなので、香味鶏だしの味玉らーめん(750円)

 透明なスープは上品で奥深さがあり、なるほどという味。でも、個人的には揚げネギが強すぎです。せっかくの滋味深いスープなのに、その表情がわかりにくくなってもったいない。揚げネギと一緒に入っている少量の揚げ唐辛子はピリッとしたアクセントがあって、これはあり。

 麺は極細で硬め。加水が低めでサクッとした食感で、後半のダレも少なくてなかなか。

 チャーシューは赤みが残って、ローストビーフのようで秀逸です。味付け玉子は黄身がゼリー状の半熟で、しっかりとした味と風味があるので、それぞれが楽しめる、特製らーめん(+250円)がおすすめでしょう。

 暑かったせいもあり、ほとんどの人がつけめん・柚子を食べていましたが、そちらは極太麺。次回は濃厚豚骨魚介とどちらにするか迷いそう。営業時間が売り切れまでとなっていますが、平日でだいたい20〜21時までだそうです。残り3種類がありますし、またチャンスがあれば訪問したいお店です。


 5月22日(木)
 ランチは三田の「中華そば むらさき山」で中華そば(650円)。14席のカウンタは満席で、常に2・3人待ちができるものの、回転が早いのでそれほど時間をかけずに食べることができます。

 今日はいつもよりゼラチン質が多いのでしょうか、食べる前から表面に膜が張っています。豚骨・魚介のWスープながら何かが突出している訳ではなく、バランスの良さはいつもながら。サクッとした細麺の歯ごたえと喉越しが楽しい。

 揚げネギはどちらかというと否定派なのですが、ここのは後半にじわじわと主張してくるのタイプなのであり、というか入っていることで完成度を高めています。

 ランチ徒歩圏内にレベルの高いお店ができて、ほんと良かったです。


 5月20日(火)
 ランチを食べ損ねて16時過ぎに東銀座の「中華そば 共楽」へ。こんなアイドルタイムでもお客さんがいなかったことはなく、今日も先客3人、あとから4人といつもの様子。入り口近くに食券機があるものの、ホール担当の女性にオーダーを告げると買ってくれる。

 お気に入りの竹の子そば(700円)、今日は表面の脂が多めで脂身も多めながら、魚系が適度に効き好みの味。そう言えばいつぞやの常連さんは、脂多めの指定をしていました。私なんかじゃ出来ませんけど、入店しただけでメニューが通ってしまう長年のお客さんが多いお店です。



 夜は新橋の「麺 大ちゃん」へ。赤を飲みつつ、海老餃子・ちょっこし干し鯵などなどをいただき、お客さんがいない時間はご主人と会話。一見、朴訥でとっつきにくいように見えますけど、実は楽しいお話をいろいろとしてくれるんですよ。

 麺をいただきましたが、夏に向けての試作なので詳細は割愛。


 5月18日(日)
 立川のラーメンスクエアの「にゃみ第二章」へ。以前は煮干し豚骨そばと喜多方そばであったのが、濃厚極み醤油の一種類になりました。麺の量は200g・400g・600gの三種からチョイスできます。200g 750円。

 背脂が浮いた醤油スープに極太麺、大目の茹で野菜がのり、見た目は二郎っぽい。熱々で煮干しが強く効いた醤油味で、背脂が浮いているがくどさはないです。麺は極太ストレートで丸め。硬すぎずちょうど良い湯で加減。野菜は茹でたもやしとキャベツ。チャーシューは脂分が少なく柔らかいです。

 他店にはない、なかなか面白いコンセプトのラーメンだと思います。


 5月17日(土)
 平和島の「ラーメン 髭」で、のんびりと昼ビー。赤がいいですねー

 知り合いの麺を少しもらって、うまーな土曜の午後でした。


 5月16日(金)
 東銀座の「Pour Cafe」で、山形水ラーメン(800円)、キンキンに冷えた醤油スープに、シコっとした平打ち麺。だし氷が溶けると、煮干しなどの和風が強くなります。

 暖かくなり、より美味しく食べられる季節になりましたね。


 5月15日(木)
 三田の「らぁめん 丸」で、味噌らぁめん・太麺(750円)、最初から最後まで魚系が持続する味噌はなかなか味わえないここならではの味ですね。

 今日は暖かったのでつけ麺率が半分以上と高かったです。でも全員200gをチョイス、150g+半ライスもありつけ汁とご飯が抜群に合うんですけど、馴染みがないから?美味しいのにねぇ。


 5月12日(月)
 大門の「中華そば 集来」で手打ちラーメン(570円)、熱々で煮干がしっかりと効いた醤油スープに、手打ち風の平打ちぴろぴろ麺は相変わらず。

 夏季限定の冷やし中華が始まっていました。


 5月11日(日)
 14時ごろに武蔵増戸の「増戸大勝軒」を通りかかると行列がなかったので久しぶりに入店してみました。でも、その後は家族連れを中心に待ちができたので、たまたまのタイミングだったようです。ここは個人的には麺が多いので、中華麺・少なめ(788円−105円=683円)で。

 表面の脂のせいでしょうか、湯気は立っていないもののスープは熱々です。煮干しがしっかりと香るとともに、香辛料のような独特の風味があります。食べ進むと一片だけ入れられた柚子を感じ、久しぶりながら以前食べた時の印象が蘇ってきました。

 麺は少なめオーダーながら200g程度でしょうか。ここならではの柔らかめに仕立ててあるので、麺硬め至上主義の人には合わないかもしれませんが、スープとの相性に違和感がないのが不思議です。モモ肉チャーシューがいい味を出していて、お腹に余裕があるのであればチャーシューメンがいいのかも。

 前回訪問に比べて若干値上げされていましたが、満足度は変わらないものでした。


【臨時休業情報】
 6月8日(日)はお休み、7日(月)が定休日なので連休とのことです。お気をつけください。



 5月8日(木)
 ランチは三田の「らぁめん 丸」で、らぁめん・太麺+味付煮卵(700円+100円)

 醤油味のらぁめんは3杯目ですが、スープが熱々なのに魚介系の風味が飛んでいないだけでなく、えぐみや酸味が皆無なのには感心してしまいます。丁寧な仕事が成せる技なんでしょう。

 このお店が出来てランチの選択肢が広がったのはうれしい限りです。



 夜は昨日に引き続き神田の「らーめん創房 無限庵」へ行くと、田中氏は不在で先客ゼロ。一人で切り盛りしているようですが、覇気が感じられず食べる前から緊張感がなくて、うーん・・・退きそうな雰囲気。

 玄流塩ラーメン(780円)、すっきりとした中に深みがあり、揚げネギがアクセントを与えています。麺は同じで、やはり相性は気になるところながら、ローストされたチャーシューは秀逸。

 ただ、連れのつけ麺は、せっかくの浅草開化楼の太麺平打ちの良さを全く生かしきれてなく、むしろマイナス評価。つけ汁は鶏白湯という割には風味が感じられず非常に残念でした。

 つけ麺に関してはこんなはずはなくて、たまたまであったことを祈る限りです。


 5月7日(水)
 神田の「らーめん創房 無限庵」は、玄@秋葉原、その昔はめんめん@末広町のご主人が心機一転?して先月オープン。プロデューサーである田中玄氏が作っていました。懐かしい風貌です。メニューは、ラーメンが醤油・塩・鶏白湯・担々麺、つけ麺のつけ汁はあっさり(醤油)とこってり(鶏白湯)があるようです。

 らーめん+味付玉子(680円+100円)、化学調味料未使用に加えて自然食品にこだわっています。ご主人のブログによると、醤油はめんめん当時の再現だそうですが、それに比べると非常におだやかに感じます。おだやかながら食べ始めるとコクが増してきて、食後にその余韻が残る印象があったのですが、さらにおだやかになってました。

 様々な素材が突出することなく染み出ていますが、風味だけでなく味付けが薄味なのでインパクトを求める人には物足りないかも。本宮烏骨鶏@福島は醤油には使用していないのかな? 縮れ麺は可もなく不可もなく。チャーシューは流石の味でした。

 次回は評判のいい塩か、昼以外は浅草開化楼の極太麺となるつけ麺にしてみます。



 新橋の「あたり屋」で飲み。もつ鍋をつまみつつ、ビールはヒューガルデン。以前は樽生だったとのことですが現在は瓶。もちろん樽のほうが美味いですけど、もつ鍋にベルギービールという組み合わせは初めてで、これはこれでありですね。

 〆に麺を投入して。見た目は博多ラーメンの麺のように極細ですが加水はそこまで低くなく、聞けば自家製麺なんだそうです。さっぱりとしたもつ鍋のスープに硬めの麺の組み合わせ。延びないうちにサクッっと頂きました。


 5月6日(火・祝)
 八王子の「味源」(三崎町)で味噌ラーメン(800円)。
 きちんと中華鍋でモヤシ・挽肉を炒めてスープを作る札幌味噌ラーメンなのですが、こんなに白っぽいスープでしたかね? 香ばしさやコクが浅いだけでなく味噌の風味も弱いので、満腹ではないのに食の進みが遅くなります。

 麺は悪くはないのですが、いかんせんこのスープの中では特徴を生かしきれないでしょう。加えてチャーシューは大きいだけで風味がイマイチ・・・。

 味源が好きなだけに、これは納得できない。たまたまそうだったのか、こういう味付けにシフトしたのかはわかりませんが、個人的には従前の味を鮮明に覚えているので残念です。

 自分の好みの味源を探してみますか。


 5月5日(月・祝)
 東久留米の「麺や 丸め」へ。いくつかの都内有名店での経験後、一昨年オープンしたお店。とあるお店で働いていた時に、ご主人に紹介していただいたことがあるけれど、その他のお店を含めて店名は明かしていないようなので、すいませんがここには書けません。

 メニューは、ラーメンは醤油・塩に背脂を使った燕三条系と、つけ麺は魚系醤油と帆立仕立ての塩、油そばもあります。

 醤油は煮干を中心とした和風魚系の風味がたっぷりで、醤油の風味と甘みがあります。麺は中太のほぼストレートで、サクッとした歯ごたえがあって、スープとの組み合わせが面白い。お土産にも売っているチャーシューは厚い切り方で、ホロホロと柔らかく上質でした。

 おすすめの食べ方にあるように、卓上の唐辛子・柚子胡椒を入れるとまた違った表情を見せてくれます。
 昼時でほぼ満席と地元の人を中心に繁盛していて、今後も楽しみなお店です。


 5月4日(日)
 地元・秋川の「麺 池谷精肉店」では3・4日と、喜楽々@東川口、風と花@相模原、うえだ@新座との「点と線コラボレーション」の限定メニューが提供されているので行ってみました。いつもは日曜定休だからでしょうか、行列はなくすんなりと着席できました。

 今回のコラボのテーマは春野菜とホッキ。1日20〜30食限定の「ホッキスペシャル」で、番号を入力する自販機で99番、850円の食券を購入します。

 ご存知のとおりこのお店はつけ麺が有名ですが、温かいラーメンも提供しています。でも、このメニューは温かいラーメンながら、通常の中華そば・我流らーめんとは全く風貌が違います。スープが透き通っている! やや白濁したいかにも貝から取ったダシに魚粉が少々浮いた優しい和風スープです。麺はバジル?を練りこんだ専用のもの。普段の麺に比べると柔らかめで、スープに良く合っています。

 食べ方が3段階あり、まずはわさびを溶かしてみると全体がキリッと引き締まります。次にレンゲに盛られた薬味を投入。バジル+オリーブオイルかな? それほど香りがないのでバジルではないかも。香草の香りが全体に広がります。麺を少々残した段階で、麻婆豆腐のような辛みのタレを入れてもらいます。

 最後はいろんな味が混じりすぎて、個人的には微妙・・・。


 5月3日(土・祝)
 西荻窪の「支那そば いしはら」へ行ってみました。

 浜田山のたんたん亭からは、かづ屋@目黒・八雲@池尻大橋・りょうたん亭@方南町・めでた屋@仙川・ふうや@府中・・・と数々の名店が巣立っている訳ですが、そのたんたん亭の創業者が一昨年に開いたお店です。
 行きつけの八島@茅場町もここの流れを汲んでいる訳ですね。

 北口の目の前にある狭い道を進んで行きます。ラーメンに詳しい人ならば、ひごもんずがある通りです。ふとそそるスープの香りがして、振り向くとそこにお店が。

 幟もなくあやうく通り過ぎてしまいそうな小さな看板だけでひっそりと佇んでいます。カウンタ7席だけの小さなお店。行列はないものの常にお客さんが来店し、ほぼ満席状態が継続していました。

 味は醤油のみで、支那そば・肉ワンタン・海老ワンタン・チャーシューといかにもそれらしいラインナップ。つけ麺もありましたが、食べている人はいなかったなあ。

 初訪問なのでしばし悩んだ末に、ミックスワンタンメン(900円)に。肉ワンタンが850円、海老ワンタンメンが950円なので、まさしく中間の値段設定ですね。

 透明感がある醤油スープは適度に油を纏って熱々です。和風魚系がほどよく効き、味付けは薄め。最初は物足りなさを感じるものの、食べ進むうちにじわじわと旨さが染み出てきます。

 麺は白っぽいストレート。たまたま茹で鍋の目の前の席だったので、激しく沸騰させることなく微妙な温度調節の中で茹で上がられ、平ザルで小気味良くチャチャと湯切りされていた麺です。想像していたよりも硬くはありませんが、じわじわ系のスープには良くあっています。後半はダレ気味になってくるものの、これはありだろうと受容できる範囲。

 海老ワンタンは海老のすり身、肉ワンタンは豚挽肉をベースに胡麻油と胡椒のアクセントがあって、両方ともプリプリとした大振り。それぞれ2個ずつ入っていますが、もうちょっと食べてみたいと思わせる逸品。なので、ワンタン(麺なし)650円というメニューは大いにありでしょう。

 チャーシューは焼き豚で硬め。バラ肉や肩ロースの柔らかい煮豚を否定するつもりはありませんが、食べなれていないと単に硬いと思う人がいるかも。かみ締めると肉の旨味が染み出てきます。八角のほのかな香りと蜂蜜の甘い味付けの本格的な焼豚で、チャーシューメンも食べてみたい。

 醤油がやや薄めで、それぞれのパーツが非常にわかりやすい一杯でした。間違うと全てがバラバラになってしまうこともあるような味付けの中で、それぞれが主張しつつも食べ終えたあとの一体感でさらに満足度が高まるという、なかなか体感したことがなかったラーメンでした。

 たんたん亭という点で感じたのは「源流」だということ。
 たんたん亭を始め、派生したお店からはこの味は生まれない。ここからたんたん亭系の味が出来ていったんだろうと実感できる味です。

 古くて新しい。温故知新に目から鱗でした。


 5月2日(金)
 大門の「天虎」で、らーめん+味玉(700円+100円)。4月14日から50円値上げになっていましたが、どこのお店も材料・麺の値上げで相当苦しいようです。

 表面の油は皆無でしょっぱめ。
 西山製麺の特注麺はノーマルでちょうどいい茹で加減。

 つけ麺率が高かったですが、この麺を冷やしたらどんな風になるんでしょう。

 奥様の笑顔はうれしかったけど、食後の冷たいおしぼりはありませんでした・・・、ちょっと残念。真夏にはぜひ欲しいアイテムなのです。


 5月1日(木)
 三田の「らぁめん 丸」は先月は5回行ったほど気に入っています。つけめん(150g+小ライス) 800円。

 先日の夜にうかがった際に、つけ汁のスープ割りがないのはご飯にも合うから、というご主人の意向を受け、たぶん一番美味しいであろう食べ方にしてみました。

 まずチャーシューとメンマをつけ汁に沈めて、
 麺を半分ほど食べたところで、
 温まったチャーシューとメンマをサルベージしてご飯にトッピング。
 さらにつけ汁を少々かける。
 ご飯完食。
 つけ汁のおかわりをもらう。
 熱々のつけ汁で残った麺をいただく。


 最初はつけ麺にライスという組み合わせが奇異でしたが、すっかりとお勧めの食べ方がわかりました。