Man太郎の日記風ラーメンメモ
【2004年9月分】
今月の実食数 ラーメン 15杯 (新規店 4店)
蕎麦 6杯・うどん 2杯
今年の実食数 ラーメン 193杯 (新規店 46店)
蕎麦 67杯・うどん 25杯

今月の自分勝手なラーメン好み度です

【また行きたい】
(3杯)
共楽ふくみみ八島
【おいしかった】
(12杯)
龍上海満月極一杉山大山
一風堂 銀座萬福増戸大勝軒
元祖一条流がんこ 総本家分店
麻布ラーメン 田町多摩利屋
山ちゃん
【まあまあかな】
(0杯)
  
【もう行かない】
(0杯)
  


 9月26日(日)
 今日は蕎麦にしようと、地元の「蕎麦 よしの」へ。駐車場が満車で、見ると店内には待ちもある様子です。そうこうしているうちにお店の人が出てきて「営業中」の札を「本日は終了しました」に裏返してしまいました。西多摩霊園の至近距離にあって時節柄お客さんが多かったのでしょう。13時ちょっと過ぎです。

 気を取り直してしばらく行っていない日の出の「双柿庵」(双は旧字)へ行くと、入り口に「本日予約のみ」とあります。ご主人一人で切り盛りしていますし、1日の人数分の蕎麦が予約のみで売り切れの状態なのでしょう。はじめて行った01年は来店から退店まで自分のみということがしばしばありましたが、たとえば最近発刊の“一個人(別冊)”の蕎麦特集では修業先である「無庵」ともども紹介されるなどすっかり有名店になったようです。当時800円だったもりが1000円になっているようですが、蕎麦だけでなく古民家で癒されることを含めて来店する価値はあると思います。

 ならばと五日市の「そば小屋 あをき」へ。秋川のほとりにひっそりと佇むログハウス風の建物は一見蕎麦店に見えないです。もりそば(750円)は蕎麦の風味の高さもさることながら、表面の滑らかさと水切りの具合が丁度良く、喉ごしが秀逸です。つけ汁もキリッとしていて満足度が高い。

 桜えびのかき揚げ(550円)は極めて薄い衣でまとめてありふんわりと仕上げてあり藻塩で頂きます。これまたレベルが高い。個人的にはかけも好きなのですが夏は出していないそうで、今年は10月中旬から始める予定とのことでした。

 実はこのお店は読者の方から教えて頂いたんですね。知らなければ絶対に通らない場所にありますから、サイトを運営していて本当に良かったと思います。改めて感謝です。残念なのはもりが150円アップになっていたこと。それでも十分の魅力がありますから、また行きます。(お店の様子



 知人への連絡に近い情報ですが、前述の“一個人(別冊)”に、蕎楽亭@市ヶ谷、蕎麦善@四谷がニューウェーブ系として紹介されていました。蕎麦善また行きたいなあ・・・。(詳細は今年の2月4日の日記に記述してあります)


 9月25日(土)
 所用で東松山に行ったついでに「創工房讃岐うどん 讃馬(さんば)」へ(2回目)。前回はほぼ満席だったのですが今日は6割程度でしょうか、すんなり着席。

 釜たまうどん(450円)+秋限定という秋茄子の天ぷら(100円)と、都内某所にもありますね、味付半熟卵天(150円)。

 茹で時間は10分程度でしょうか。うどんは通常は茹で上げてから冷水で締めますが、釜たまは生玉子を半熟にさせるために熱々の茹で揚げをそのまま器に盛るじゃないですか。そのために木製のスパゲッティスプーンで人数分を取り分けるところがいかにもイタリアン出身。麺の種類は違っても確かに便利そうです。

 温かいうどんの割りにはモッチリしたコシがあって、かといって冷たいうどんも硬すぎない弾力があります。「イーハトーボ」のバキバキの麺を食べたい時もありますが、今日の気分はこちらの方かな。味見したひやひやのつゆはいりこがしっかりと効いていました。(お店の様子


 9月24日(金)
 昼は「博多 長浜屋台 山ちゃん」で博多ラーメン・麺硬め・油少なめ(600円)+ライス(サービス)。ランチタイムはいつも混んでいますね。麺の茹で時間が短い割りにラーメンが出てくるのが遅いのは、替え玉のオーダーを優先しているからのようです。スープの濃さ・油の量・麺の硬さとも丁度良かった。



 夜は知り合いらに誘われて「キッチン えびす亭」へ。神楽坂の裏通りひっそりと佇み、お客さんはご近所の常連さん中心のようです。老夫婦2人で切り盛りしていて、ゆっくりと時が過ぎているような雰囲気。味もそんな感じです。ごはんの量が自分には絶対多い(笑) 次回はハヤシライスとレバー炒め(塩)ですな。(お店の様子


 9月23日(木・祝)
 片倉に用事のついでに「えびす丸」に行くと駐車場が満車、当然路駐なんてできないので、近くにある「多摩利屋」へ。喫茶店のような店内に熟年男性2人とどうみてもラーメン店の雰囲気じゃないけれど味は気に入ってます。

 らーめん(500円)、表面の油が多めなのに鰹節などの和風の風味が特徴的で、優しい印象を受けるスープです。分厚いチャーシューがまたいい。ネギが変わって見た目にもレベルアップしていました。


 9月21日(火)
 田町で遊んで小腹が空いたので夜中に「麻布ラーメン 田町店」に行って、屋台の味 正油ラーメン(700円)を食べたと思う。魚系が効いた醤油スープに太めで平打ちの麺、、、詳細はよく覚えてない(笑)


 9月20日(月・祝)
 相模原の「元祖一条流がんこ 総本家分店」へ。オープンして3年になるのに今回が初来店。看板がない黒い壁にトレードマークの牛骨がぶらさがり、外観はいかにもがんこ。家元・一条安雪氏の実弟である一条修氏がご主人だったですね・・・失念していたんですが顔を見て思い出しました(笑)

 麺・油は数種の中から選択可能。特に豆乳麺(細/太)は「虎心房」が製麺したもので、秋田の豆乳で練り上げた手打ち麺と書いてあります。またラーメン・つけ麺・油そばとメニューが多く、さらに毎月1日・海の幸スープ、15日・牛骨スープ、29日・ワタリガニスープ、第4土・分店オリジナル悪魔と引き出しが多いお店ですね。

 正油ラーメン・あっさり(700円)は、見た目も味もがんこそのもの。しょっぱいけれどダシが存分に出ていて、独特の細麺にホロホロのチャーシュー。自分にはよかったものの、この手のラーメンが初となる連れにとってはかなりしょっぱかったようです。


 9月19日(日)
 気分が蕎麦だったので福生の「蕎麦・酒肴 志向庵」へ。もり+鳥のささみの天ぷら(735円+525円)。

 前回の野菜天ぷら同様に、天ぷらは別皿に盛られて天つゆが付いているのはごきげんです。お店によっては蕎麦のつけ汁に揚げ物を浸して食べなければならないこともありますが、路麺を除いて個人的には大嫌い。鶏ささみらしい油を感じさせない食感とダシたっぷりの天つゆの組み合わせでした。どっぷり浸けても素材の風味はわかる薄目の天つゆが上品。

 蕎麦はそのままでも一枚は食べられるかと思うほどの風味の高さでレベルが高いです。ただ水切りがしっかりしずぎなのでしょうか、ややパサついた感があったのが気になりました。

 (注)定休日が火曜日+第一・三水曜日でなく、毎週火・水曜日になったようです。


 9月18日(土)
 久しぶりに地元の「増戸大勝軒」へ。永福町系です。昼時はいつも待ちがあって14時近くで満席、待ち人数の関係でたまたますぐ座れました。

 中華麺(683円)。大きな丼で麺のボリュームがあります。煮干しの風味たっぷりで香辛料のような香ばしい風味があって、うっかりすると火傷してしまうほどの熱々スープ。今日は柚子の風味を感じなかったような。

 麺はしっかりと茹で上げたタイプで、コシはないですがスープとの相性は悪くないです。ただ自分には量、たぶん300g程度かなあ。多すぎです、少なめのオーダー(−53円)を忘れてしまったもので、ちとつらかった。


 9月17日(金)
 さて、“ここ”はどこでしょう? という問題がTVチャンピオンに出題されたことがありますね。(ブラザースの回?) 三角薄焼き玉子トッピングが特徴のラーメンといえば「中華そば 萬福」です。

 中華そば+半焼飯or半ポークライス なんてメニューがあったら間違いなく飛びつくでしょうし人気メニューになるはずですが、ないのは残念。半焼飯のセットは昨年の10月下旬に6日間限定で提供していたことがありました。そのニーズは少なからず、男性4人組のオーダーは、ラーメン4杯+焼飯1皿+餃子1枚という一人客からするとうらやましいものを食していました。



 夜は友人から煽られていた田町の飲み屋さんへ。99年2月オープンだそうで、至近距離には何十回も来ているはずなのに初来店。混んでいてちょうど我々で満席という状態でしたから店名を紹介するのは躊躇してしまいます。

 一見大手資本のお店のように見えますがそうでないようで、厨房内では社長自ら腕を振るいながら料理人をバリバリに仕切っていて緊張感があります。お話しすると優しい人なんですが、仕事中の眼光は鋭く、まさに職人。

 値段は飛び抜けて安くはないですが、それぞれのレベルの高さからするとリーズナブルです。刺身の醤油が湯浅醤油なのがまた気に入りました。接客も良いしまた絶対に行きたいお店になりました。(お店の様子


 9月15・16日(水・木)
 日記の更新が遅くなりました、全くラーメンを食べていませんでした。

 麺として唯一食べたのは三田の「蕎麦 一心 たすけ」のかけそば(250円)。いつも種ものばかりでこのメニューを食べたことがないことに気づきました。朝11時までは玉子がサービスとなっているので月見そばと同じ。50円お得ってことです。食券機ではそのメニューは売り切れになっています。

 いつもながらの生麺ならではの食感とさっぱり系のつゆがよく合っています。好みでしょうが自分には朝向きの路麺です。(お店の様子



 ラーメンは食べていないですが、絶品の粉もんのお店@西新宿(参考画像)は行くたびに感動があったり、まず自分だけでは行けかないお店@新宿区に常連さんに連れて行ってもらったり、サクッと軽い串揚げ(知り合いのサイト)のお店経由して投げに行くというゴールデンコースの雰囲気はやっぱりいいなあと再認識したりで、その満足感はかなりのものでした。


 9月14日(火)
 ランチを食べ損ねて遅くなった食事は「博多一風堂 銀座店」にて赤丸新味(750円)、中途半端な時間だったので自分一人だったらどうしようなどと考えていたのですが、ほぼ満席というのには驚きました。12時台はいつも階段の上まで行列があるのにも納得です。

 豚骨のエキスを十分に引き出したスープは濃厚ながら臭さは皆無で上品さがある豚骨ラーメン。本来なら生ニンニクをクラッシュしたいところながら、自制心でギリギリ我慢してピュアなスープのまま頂きました。そのためでしょう、表面に浮かぶ褐色のニンニクが効いたマー油の香りをよりアクセントとして楽しめました。



 夜は飯田橋の「支那そば しる幸」へ。なぜかボトルホルダー勢揃いでいつものとおり結局麺は食べませんでしたが、満足度はいつもどおりでした。


 9月13日(月)
 9月だというのに暑い日が続きますね。ランチは「泉岳寺 藪蕎麦」にて天南ばんそぼ(850円)。かけそばに比べて+350円ながら具の量は多くないですし路麺のかき揚げそばの方がボリュームがあるのは確かなのですが、なぜかここの甘汁は甘くて得意な部類ではないのですがたまに無性に食べたくなるんです。(お店の様子



 夜は日本橋 or 茅場町の「支那そば 八島」へ。酔わないうちに、ひんぎゃ塩ラーメン(650円)、今日のスープは素材出まくりで良かったですよ、最近のなかでは屈指。

 いろいろつまんでどれもよかった。頻繁に訪問せねば・・・。


 9月12日(日)
 早いもので夏休みも今日でおしまい。天気もいいしドライブでもと静岡方面へ。カーナビの目的地は富士市の「らーめん 大山」(笑) 12時ジャストで満席5人待ちと相変わらずの人気です。未食の新とんこつ(650円)、オプションでニンニクを入れられます、もちろんニンニク入りで。出てきた時には二郎かと思いました。

 スープそのものは濃い醤油スープで、表面に背脂と層になった油が浮いていて見た目はかなりこってり。でも食べてみるとそうでもなく、背脂の甘みも出すぎず食べやすいです。麺は太い平打ちで濃厚なスープをがっちりと受け止めています。適度な硬さがあってサクッっとした歯ごたえ。野菜は茹でモヤシが主体。チャーシューではなく角煮がゴロゴロ入っていてかなり濃い味付け。

 新とんこつというより、町田時代に戻ったようなラーメンですね。連れの塩そばは麺が同じような太い平打ちで、以前来たときは違ったような・・・。

 (注)当面は昼の部のみ営業とありました。



 行きは厚木から東名で、帰りは富士山の西側を通り本栖湖・河口湖経由の中央道で計300km。どちらも2時間ちょっとだったから、渋滞がないと近いもんです。


 9月11日(土)
 連れのリクエストにより、辛いラーメンを食べに青梅の「担々麺 杉山」へ。13時半なのに満席で3分待ち。自分は辛い食べ物は得意でないものの、なぜかここの担々麺(780円)は食べられる。辛いだけでなくしっかりとダシが効いているのと、自家製の細麺が好みだからだと思う。

 挽肉の味噌味が染み出てくるとまた違った味わいになっていい感じです。最後にサービスのライスを投入するとまた違った味を楽しめます。


 9月6〜10日(月〜金)
 遅い夏休みを一気にレポート。

1日目 9月6日(月)
圏央道・日の出IC〜関越道〜外環〜東北道・福島飯坂IC〜蔵王エコーライン(470km)

 事故渋滞もなく無事最初の目的地である、山形・南陽市は赤湯温泉の「龍上海 本店」へ。数年前訪問した際は休日の昼で、30人以上の行列で断念したことがあるんですね。今回こそは食べねば! と開店時間(11時半)の10分前に行ったらすでに一組が並んでいました。平日の開店時ですよ、さすが人気店。

 開店時間ジャストにオープンし、もちろん着席できましたが5分で満席。我々は2人だったので4人テーブルで相席という状態。見渡すと地元の人達が8割程度でしょうか、ご高齢のご婦人も来店していましたし、いかにも常連という人が多数来店していました。平日でこれですから前回の行列にも納得ですね。

 看板メニューの赤湯からみそラーメン(730円)、ベースの味噌味は濃くないのですが、ダシと表面の油が良く効いています。からみそをスープに溶いていくと味が豹変してきて、もちろん辛いですが食べ進むほどに独特の甘みも出てきて、単なる辛いだけのラーメンとは全く違います。辛味噌とスープとの一体感には驚きました。


 宿は宮城蔵王・遠刈田温泉に昨年オープンの「だいこんの花」。全室離れで落ち着いた空間でゆったりできます。自分勝手な“もう一度行きたい宿”にランクインされました(笑)。(公式サイト宿の様子



2日目 9月7日(火)
蔵王エコーライン〜東北道・村田IC〜山形道・湯沢IC〜一般道(290km)

 エコーラインを下り東北道に入る前に給油したところ、11.5km/L と記録更新。曲がりくねったアップダウン走行の前に計測したならば、メーター読みからして 13km/L 近くだったのかな。2人乗車で軽かったこと、エアコンをほとんど使用しなかったのが要因でしょうか、ご主人と同じく小食なヤツです(笑)

 高速は全く順調で、目的地まではあっという間。今日の昼食は稲庭うどん。最も有名な「七代 佐藤養助 本店」に行くと、13時近いというのに6人待ちで10分ほどで着席。冷/温両方とも試したいので、味くらべ(1050円)にしてみました。

 冷/温それぞれのうどんの食感と、組み合わせるつゆによって印象がかなり違ってきます。個人的には冷たいつけ汁は甘さが強めで得意でないので、温かいつゆのさっぱりとした味付けの方が好みでした。でもうどんの食感はもちろん冷たいのがいい。冷たいうどんを温かいつゆに浸した、いわゆる“ひやあつ”が一番良かったかな。(メニューにないです)(お店の様子


 宿は秋田・栗駒高原にある「栗駒山荘」。部屋・食事などは一般的な温泉ホテルながら、お湯に特徴があって印象的でした。これで見晴らしがよければさらに良かったんですがね、それがとても残念。台風18号が近づいていますからね、仕方ない。(公式サイト宿の様子



3日目 9月8日(水)
蔵王エコーライン〜東北道・一関IC〜山形道・山形北IC〜一般道(280km)

 台風が去ってもまだまだその余波が残っていて、強風の中を出発。

 高速に乗る前に「厳美渓」へ。紅葉の名所として知られる地ですが、さすがにこのシーズンは閑散としていました。幻想的な岩が織りなす独特の景観、これに紅葉が加わると最強と言われる所以が少しわかったような気がします。

 高速は横風にあおられて運転しづらいながらも渋滞皆無で予想どおりの時間に山形・山寺に到着。有料駐車場もありますが、参道近くのお土産屋さんに帰り立ち寄るという約束で無料駐車。そのかわりキーを預かるとはしっかりしている(笑)

 石段を1000段登らなければ頂上に行けないんです。杖(無料)を持って行った方がいいという忠告を素直に聞き入れて正解。最初の頃は持っている方が邪魔でしたが、後半はあってよかったと実感(笑) 大汗をかきながら登った景色は、写真じゃ伝わらないでしょうが絶景だったことは間違いない。

 下山してお土産屋さんにてラフランスジュース(500円)とコーラ(250円)で無事キーが戻ってきた(笑) 上り下りすると絶対に水分が欲しくなりますから、有料駐車場よりお得だったのかも。


 お昼は20kmほど離れた村山市へ。この地方は“最上川三難所 そば街道”と銘打ち、国道347号線付近にいくつもの蕎麦店が点在しています。三難所とは最上川の舟運時代に船頭さんが通過するのに苦労する三カ所の難所がこの付近にあったことに由来するとのことです。

 ご当地の蕎麦は種々あれど、以前から村山の板そばは食べてみたかったんです。その中でも有名な「あらきそば」にしてみました。13時半ごろで満席、ちょうど席があいたので着席。メニューはうす毛利とむかし毛利のみで、量がわからなかったので少なめとなるうす毛利(735円)。蕎麦が太く茹で上げに時間がかかるためか、半分は待っている人でした。

 板そばとは、50cm×20cmほどの木製の容器に盛られた蕎麦で、その容器はそば振る舞いや大勢での食事の際に使われ始めたのだそうです。蕎麦の色からするとたぶん挽きぐるみでかなり太く、たまに太さの異なった部分があることから手切りなのでしょう。しっかりとした弾力があり、見た目よりは硬くなくやや粘性がある歯ごたえです。蕎麦の風味は強いですが一般的な二八の風味とは異なり、わかりやすく言えば田舎風の香り。食べたことがない蕎麦なので例えずらい。

 つけ汁は想像していたよりも薄目で甘さも控えめで、この蕎麦をチョン漬けするには絶対に合わないです。蕎麦が太いですからツルツルすするなんて上品な食べ方じゃあ無理で、つゆにどっぷり漬けてワシワシ喰らうって方が合っています。

 見た目より蕎麦の量が多く、また味が単調になりがちなので、突き出しのピリ辛の漬け物や卓上の一味(わさびはない)で味を変えながら食べ進むのが良いかも。メニューにはないですが、サイドメニューとして鰊の味噌煮が定番です。(お店の様子


 宿は月山・志津温泉にある「変若水(おちみず)の宿 つたや」。一見普通の温泉旅館ですが、ご主人の性格なのでしょうか、オープンな部分もあり繊細な部分もあり、またご主人との距離が非常に近くて、民宿のようなアットホームな雰囲気です。夕食は純和風ながら最後のデザートは洋風だったりと、懐にはもっと何かあるんだろうなあと奥深さを感じさせ、リピーターが多いと思われる宿でした。(公式サイト宿の様子



4日目 9月9日(木)
一般道(120km)

 今週は健全に早く寝ているためいつになく早く目覚めているのですが、今日はその甲斐あって綺麗な朝焼けを拝むことができました。撮った写真のタイムスタンプは5時8分。普段なら夢心地真っ最中ながら、なぜか旅先だとそのまま風呂に行ったりして、普段ならあり得ない行動ですわ(笑)

 今日は移動距離が少ないので、月山の登山道に行ったり、羽黒山で歴史に浸ったりでゆったりと移動しました。

 昼は初の酒田ラーメンとなる「満月」へ。12時半近くでほぼ満席。その後も着々と来店する人が絶えません。看板にあるとおりワンタンメンが一番人気でその割合は6割以上でしょう。

 スープは昆布・煮干しが強烈でその他の素材はわかりませんでした。それほど昆布が効いています。表面の油が皆無で、ダシは濃いながらさっぱりとしているので後半まで飽きません。ただ食べ進むと煮干しからでしょうか、苦みが口に残るようになるんですね。それが残念でしたが、この地でこの味わいに出会えるとは思っていなかったので、大収穫でしょう。


 宿は山形・奥湯野浜温泉の「龍の湯」。源泉が2本というのは珍しい。夕食なしプランもあって格安に温泉を満喫することができます。(公式サイト宿の様子



5日目 9月10日(金)
一般道〜関越道・新潟西IC〜圏央道・日の出IC(450km)

 最終日は新潟でラーメンを食べて帰るのみで、最近人気だという「麺屋 極一」へ。ラーメン甲子園@センター北にも出店しています。

 豚骨醤油・背脂醤油・和風中華そば・塩につけ麺のラインナップで、極一厳選塩らーめん(630円)。透明感のあるスープはダシが出ていてすっきりとした塩味。麺は極細縮れ。どれも悪くはないんですが、全体のバランスがしっくりと来ない。好みの問題でしょうね。



 と言うわけで今年の夏の旅行も無事終了。宿もバラエティーに富んでいい選択だったと思います。値段は高いけれどまた行きたい一泊目。二泊目は天候が良ければさらに満足度が高かったでしょうが、独特のお湯には大満足。民宿のようなアットホームな雰囲気の三泊目。リーズナブルで二種の源泉を楽しめる四泊目。どれも印象深い宿でした。

 また、東北地方には幾度か行っているのですが、今回はどっぷり浸かった感じです。自分が北海道出身だから贔屓めかもしれませんが、東北の人って飾り気がないけど心が優しいですね。地元の人同士の会話は何を言っているかよくわかりませんが、我々に対しては極力わかりやすく語ってくれて、そんな方言の中に暖かさがありました。まだまだ知らない奥深さがあることでしょう、またゆっくりと行ってみたいと思います。

 おまけ画像 [ 1日目 / 2日目 / 3日目 / 4日目 / SAにて ]

 9月5日(日)
 八王子の「そば処 富よし」、住所は八王子といっても最寄り駅からすると高尾〜あきる野の中間地点ですから、車でなければ行きづらい場所です。2回目の訪問。前回も記述したとおり、一茶庵のサイトで教室出身者で紹介されています。

 もりは二八・田舎・しらゆき・変わりと、かけ(種もの)のラインナップ。次回はかけを食べると決めていたので、かけそば(800円)。そばは太めの田舎を使用して、粘性はなくボソッとした食感です。つゆはやや濃いめで、適度な甘さとダシの風味が出ています。

 なかなかいいのですが、値段がちと高いかなあ。



 9月に入ってすっかり涼しくなってきました。でも自分の夏期休暇は明日からなんです。天候もすぐれないようですが、ゆったりと東北方面の温泉を巡ってくる予定です。なのでしばらくサイトの更新ができませんのであしからず。


 9月4日(土)
 所用のため府中に行ったついでに「中華そば ふくみみ」へ。初来店したのはもう1年前になりますが、その当時からメニューに全く変化はなくラーメンの見た目も同じ。メニューを増やしたいという葛藤の中で、中華そば一本を貫き通すというのはなかなかできることではありません。到着したのはお昼時で、若干の行列を作りつつ常に満席でうまい具合に回転していようです。

 中華そば(500円)。これ以上強いとしつこくなるかなという絶妙の魚ダシの効き加減で、香味油がまたいいアクセントです。自家製の細麺ストレートはコリッとした歯ごたえを残した食感。分厚くてホロホロのチャーシューも上質です。

 麺の量は少なめながらこれで500円というのは立派、都心にあっても引けを取らないお店でしょう、というか大行列になるから移転しちゃだめ(笑)



 話は変わって先日デジカメ買いました。最近よくTVCFが流れている機種ですね、小さいのに綺麗に撮れてなかなかいいです。


 9月3日(金)
 ランチタイムに外出してもかなり涼しくなりましたね。東銀座の「中華そば 共楽」へ。5人待ちだったけれどタイミングよく2・3分で着席できました。前回と同じく前払いで、店員さんが自販機で食券を買ってくれる方式が継続されていました。

 竹の子そば(700円)。今日のスープは濃い、というかスープが少ない。こんなこと珍しいですよ。ダシはしっかりしているけれど、後半はちとつらかった。



 昨夜のお店とは打って変わってこんなお店へ。得意なジャンルのお店ではないですが、オーナーとは長年の知り合いですからたまには顔を出さねば、と久々に行ってみました。

 料理は新鮮な海鮮類や焼き物などの創作メニューが多数、お洒落な盛りつけで女性に人気が高いようです。アルコールは日本酒・焼酎・ワイン・洋酒・カクテルが各種。金曜日は予約した方がいいです。もうじき関連店となる3店目が近くにオープン予定なんですと。(関連サイト


 9月2日(木)
 なかなか行けなかったお店の一つ、江戸川橋の「やきとん みつぼ」、ようやく行くことができました。店名は当初学習院下にオープンしたお店の広さが三坪だったことに由来するらしいです。現在ではここ江戸川橋の他に護国寺・池袋にも支店があるようです。

 焼きトンがメインで、つまみが種々あります。肉は当日のつぶし肉だそうで、一本90円が15種、ボリュームたっぷりのホルモン刺身の盛り合わせが700円。その新鮮さと何と言っても安さが魅力です。

 合わせる飲み物はホッピーで決まりでしょう。広くない店内は満席ですから“袖すり合うも他生の縁”を地でいくようなお店です。未食メニューが多々あり再訪必須です。



 定期便まで若干間があったので、飯田橋の「支那そば しる幸」へ移動。たまたま同行者3人とも焼酎をキープしていたため、大変な光景になりました(笑)

 時間がなかったので焼酎を1杯だけあおり、麺なしで帰宅。



 自宅でサイトを更新しながら知り合いから頂いた「神田淡平」の特辛子煎餅、なんでも“激辛”という言葉を最初に使ったお店とのことで、これ凄いわー。表面だけでなく中身にも唐辛子たっぷりですから、ハバネロのスナック菓子なんか甘い甘い。まして辛さが長時間舌に残るんですね。胃が燃えてそう、私には無理です・・・
 (公式サイト参考サイト

 それにしてもラーメンのサイトなのに、今月まだラーメンを食べていないのはまずいなあ(笑)


 9月1日(水)
 ラーメンと全く関連がない話題なので、興味のない方は読み飛ばしてください。

 西新宿の某店は3回目でしょうか、粉もんを種々堪能。聞けば埋まっているテーブル席は全て予約なんですって。そんな状態ですからお店にご迷惑をかけてしまうと申し訳ないので、実名は控えさせて頂きます。

 サイトではラーメンをはじめ麺以外のお店を紹介していますが、例えば月島。蕎麦・刺身・居酒屋などをいくつか紹介しているものの、なぜかお好み焼き・もんじゃのお店のレポがないのはどうしてなのでしょうか。関東と関西の味付けはもちろん違いますが、それを差し置いてもなお余りあるお店ですね。

 実は過去の日記に実店の記述があるものの、それがいつだったかを探すよりはDMの方が早いでしょう。本当に行きたい方はメールにてやりとりすることでよろしくです。