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12月  Man太郎の日記風ラーメンメモ
【2003年12月分】
今月の実食数 ラーメン 27杯 (新規店 11店)
蕎麦 9杯・うどん 1杯
今年の実食数 ラーメン 258杯 (新規店 85店)
蕎麦 143杯・うどん 34杯

今月の自分勝手なラーメン好み度です

【また行きたい】
(7杯)
共楽(2杯)、元がんこ三田斑鳩(2杯)、特一富屋
太公望
【おいしかった】
(15杯)
yahaman(ヤマン)PourCafe(プルーカフェ)
(2杯)、おざく後楽康竜銀座くぼ政
千人同心チャーシュー家 巧味創房醤屋
大八軒骨豚亭極麺王神座 歌舞伎町
【まあまあかな】
(4杯)
味の時計台新橋、いちばん星魚らん坂
【もう行かない】
(1杯)
某店


 12月31日(水) 
 今年の食べ納めとして地元の「太公望」へ。醤油/塩とそれぞれのつけ麺があり、ラーメンは細麺/縮れ麺をチョイスすることができる。今日は塩ラーメン、麺は細麺(600円)にしてみた。

 ご主人は自分の好みに合わせて味薄め・油少なめにしているはずで、味付けの調節は食べ始めてからでも可能で好みどおりに仕立ててくれる。化学調味料未使用で全国各地から直接仕入れた素材が織りなす風味。味付けは先日の日記にも登場したひんぎゃの塩。優しい塩味と具の岩海苔の風味も加わり丼の中は小さな海のようだ。

 穏やかな年末に、また今年の締めくくりにふさわしい一杯だった。

【太公望の年末年始営業】
 年末 31日(水)15時まで営業
 年始 4日(日)から営業




 今年もあと数時間で終わりを迎えます。振り返ってみると毎年のことながらラーメンを通じていろいろな人と出会い、知らなかったラーメン・蕎麦・うどんやディープなお店を経験することができて感謝しています。今後も遠慮なく引きずりまわして下さい、もちろんダーツも(笑)

 読者の方々にはメールや掲示板を通じてお店の情報をはじめ、感想や叱咤激励などなどを頂き感謝しています。来年も同様に自分なりのペースでこのサイトを運営していきますので、どうかよろしくお願いします。

 それでは皆様、良いお年をお迎えくださいませ。


 12月30日(火) 
 地元の「麺 池谷精肉店」に行くと珍しく行列なしで惹かれるものがあったが、今年あまり行っていない「特一富屋」に顔を出すことに。旭川=北海道ということから味噌のオーダーも多く、またモンゴル岩塩を使用した塩も人気があるようだ。

 お店ではモンゴル岩塩を1000円/350gで販売している。ちなみに「支那そば 八島」(@元・神田、もうじき茅場町)で販売している青ヶ島・ひんぎゃの塩は350円/100gだからほぼ同じ価格だ。どちらにしても家庭で使用している一般的な塩とは全く価格が違うが味も違う。シンプルな料理ほど、たとえば浅漬けに使用するとその差が歴然となる。

 そんな塩もいいがここに来るのはたぶん今年最後なので最もお気に入りのラーメン・正油(600円)。湯気がほとんど立たないスープは、実はレンゲを使わないと火傷しそうなくらいに熱々で、相変わらず鯖節などの濃厚な魚ダシが効いた豚骨醤油味。

 麺は旭川直送・加藤ラーメンの少加水麺をお店で熟成させた独特の食感でいかにも旭川らしい。ただこの麺を食べ慣れていない人には違和感を感じることもあるようだ。自分はたとえば98年だけで47回食べていることもあり、逆にこの麺でないとしっくりこない。

 毎日食べるのはヘビーながらやっぱり自分はお気に入り。

【特一富屋の年末年始営業】
 年末 31日(水)まで営業
 年始 3日(土)から営業



 12月29日(月) 
 昼食を八王子方面へ。「みんみんラーメン」は定休日、「縁家」・「大勝」は日曜日定休のはずがすでに年末休み? どちらも営業していなかった。他にも行ってみたいお店があったものの、「ら〜麺 楓」にてら〜麺・塩+味付玉子(600円+100円)。

 やや透明な白茶濁のスープは醤油と同様に鰹節などの魚系が香り、味付けのベースは内モンゴル産の塩。まろやかさよりもキレを狙ったものだろう。モチモチ感のある麺、今回は食感は全く問題なくスープとの絡みも良い。

 前回は開店から日が浅かったので、言い換えれば試食会の延長のようなもの。この麺であれば印象がかなりよく問題なく好きなラーメン。

【ら〜麺 楓の年末年始営業】
 年末 31日(水)15時まで営業
 年始 5日(月)から営業



 12月27・28日(土・日) 
 さて、年末休みに突入。志賀高原にスキーに行き、27日は終日雪の中を焼額山で滑る。今シーズン初滑りなので無理をすると翌日は筋肉が大変なことになることはイヤというほど経験しているので早めに切り上げる。もっとも午後には風も強くなってきて気温は−10℃で、体感温度はもっと低いはず。顔に当たる雪が痛いのもつらい。早めの引き上げが正解か。



 宿泊地は志賀高原にアクセスの良い温泉地、渋と上山は行ったことがあるので湯田中温泉の「あぶらや燈千」にしてみた。45室のうち6室は檜の露天風呂付き、その中でも大きい部屋となった(正確にはそこしか空いていなかった)。それにしても連れと2人で10畳+4.5畳+露天+バルコニー、それにどういう訳かトイレ2つは広すぎだったか(笑)

 お湯は無色透明の無臭で極めて穏やか。かけ流しではないだろうが、湯上がりのすべすべ感がいい感じ。食事は自分で揚げる串揚げがあったりと楽しさがあって相応のレベル。細やかな接客はいいです。年末の土日で高い時期ながら@¥25k。
 (公式サイト



 明けて28日は晴れの穏やかな天候、昨日来の雪がしっかりと降った跡は残っているものの、きれいに除雪されているのはさすが雪国。東京ではこの程度の積雪で間違いなく大パニックになるでしょう。路面はもちろん圧雪状態、いいですねー、北海道での運転がよみがえってしまいます。雪道は滑って当たり前、滑ることを恐れていてはいけません。アクセルのオン/オフで車の向きを調節できたら上級者。

 ゲレンデは焼額山・一の瀬・寺小屋と移動。どこもパウダースノーで、いつもこの雪質なら北海道に行かなくていいかも。



 昼過ぎで切り上げて遅い昼食は渋温泉の「石臼挽自家製粉 手打そばうどん 玉川本店」へ。渋は前述のとおり様子はわかっている。車が路肩に停まっていると抜けるのにはノロノロと気を遣いながらやりすごす程度の道幅しかない。その一方通行の両側に温泉旅館・土産物店、2店ほどある超温泉地的ゲーセン(スマートボール&射的場)などが身を寄せるようにひしめいている。

 店内には石臼を備えた蕎麦打ち場がある。ざるそば(650円)。一定範囲でばらつきのある太めの平打ちで、蕎麦の風味が香りやや粘性のある独特の歯ごたえ。食べ進むとざるに敷いてある笹の香りも楽しめるのは好みによるだろうか。

 めったに来ることができないのでかけそば(550円)、蕎麦は同一で温めるとどうしても食感は弱めになるが、そのかわりにざらつきが出てくる。それが薄目の甘汁と良く合う。

 スキーに行けばゆったりと温泉で体を休めてみたい、上質な麺類も食べてみたい。そんな自分にピッタリのルートだった。(お店の様子


 12月26日(金) 
 三田の「串あげ たけちゃん」に三度目の年末ご挨拶(笑)

 で、やっぱり投げに行ってこちらも三度目となる年末ご挨拶(爆)

 地元で最後の年末ご挨拶(爆)


 12月25日(木) 
 巣鴨の「極麺王」にて新メニューの味噌ラーメン(800円)、ここまで濃厚で香辛料ががっちりと効いたスパイシーな味だとは思わなかった。そんなスープを極太平打ち麺ががっちりと受け止めているところが凄い。未食の味噌油そばも楽しみだ。

【極麺王の年末年始営業】
 年末 29日(月)まで営業
 年始 7日(水)から営業




 先日の日記に書いた「どうとんぼり神座 新宿歌舞伎町店」に行くと待ちがなかったので食べてみることに。お店の入り口付近にある固定ブースでの前金制は初めての経験だし、画像にあるとおりもはやラーメンビルだ。客席は1〜3階、席がカウンタのみなのは大阪と同じコンセプトだ。道頓堀と同じようにコック帽をかぶった店員さんは厨房、ホールはもちろんのこと行列を整理する担当まで配備している。

 おいしいラーメン(700円)、大阪で実食の経験があるとはいえ、それも数年前で自分の記憶の中では風化しつつあるので当てにならない。

 スープは甘い。雑誌などで白菜など野菜の甘み・・・などと表現されているが、それだけでここまで甘く出来ないだろう。かといって甘ったるさはないのですっきりとしたもの。好き嫌いは少ないと思われ、都内ではここでしか食べられない味だ。


 12月24日(水) 
 昼は東銀座の「中華そば 共楽」。ランチタイムをはずした時間だったせいか、このお店には合わないだろうと勝手に感じている自販機が復活していた。でもホール担当にお金を渡すと食券を買ってきてくれるので半自動の前金制と言うのが正確か。

 中華そばに比べて+150円となるわんたんめん(750円)は、スープにしっかり馴染んだトロトロの皮に少量の肉を包んだワンタンが6個ほど追加される。追加されるのはもう一つあってレンゲ。これがないと食べにくいほど柔らいワンタンはしっかりとスープの味が染みこんでいる。麺より柔らかな食感ながらインパクトがあって好きな部類。

 もちろん多めの肉・海老がしっかりと詰まった飲茶風なワンタンも大好きなのだが、このスープには合わない気がする。

 卓上には人それぞれの嗜好を考慮したものだろう、醤油ダレをはじめ、胡椒・ゴマ辣油・酢が置いてある。餃子がメニューにないお店で酢を置いているお店は少ないかもしれない。ご主人の配慮なのか、はたまた常連さんのリクエストかはわからないが、酸っぱい味が苦手な自分はそれだけは試していない。次回は勇気をもって投入してみようか、もしかすると新しい世界が広がるかもしれない。

【中華そば 共楽の年末年始営業】
 年末 29日(月)まで営業
 年始 5日(月)から営業




 一昨日の日記に書いたとおり、三田の「串あげ たけちゃん」。今日はイヴだから早めの時間はお客さんが少ない。それをいいことに某氏の話題でしばし会談。本当だったんだ・・・、と沈んだ気分を忘れたいのもあって濃いめ3連発するも全然酔いが廻らない。まあ、帰り際は知人達も到着して明るい気分になって退店したんですがね。

 彼の遺作になってしまうものは、しばらくそのままにしておいてほしいものだ。
 (知り合いのサイト

【串あげ たけちゃんの年末年始営業】
 年末 26日(金)まで営業
 年始 5日(月)から営業




 その後、一昨日すでに年末の挨拶をしたはずのお店に再訪。気持ちよく投げて定期便にて無事帰宅。まあ昨年来のクリスマス・イヴとさして変わらないなぁー(笑)


 12月23日(火・祝日) 
 当会議室で話題になっている小作の「骨豚亭(こっとんてい)」へ。聞けば今月1日オープンしたとのことで、厨房内に製麺機を構えた自家製麺のお店。メニューは骨豚亭らーめん・正油とんこつとそれぞれのつけ麺がある。骨豚亭らーめん(600円)を頼むと小鉢で和風ジェルが出される。

 表面には濃い褐色のマー油が多めに浮き、具にはキクラゲと見た目は熊本ラーメン。その割にニンニクに頼ったものではなく豚骨本来の風味がある。マー油もニンニクだけでなく様々な素材を使用しているとのことだ。自家製のストレートの細麺は適度な歯ごたえがあるが、このスープにはもう少し硬めの麺が合うかもしれない。バラ肉ロールタイプのチャーシューは上質。

 和風ジェルは昆布・鰹節などから作ったもので、個人的には入れた方が好き。和風魚系のダシは時間により劣化してくるため別に仕込んでいるとのこと。これも一種のWスープになるのかな?

 もう一つの味の正油とんこつは大きめの背脂が多量に浮き、味は背脂の甘さが良く出ている豚骨醤油味。比較するとコッテリタイプで、どちらが好きかは個人の好みによるだろう。

 つけ麺は2玉で現在は同じ麺を使用しているが、年明けには太麺用の切り歯で別の麺にしたいとのことだった。お店の方は丁寧で明るく、居心地がいいのも特徴だ。


 12月22日(月) 
 三田の「蕎麦 一心 たすけ」にて天ぷらそば(380円)、毎月2・12・22日は生玉子がサービスで、セルフで割り入れるようになっている(1人1個まで)。なので自販機では生玉子を使用したメニューは売り切れになっている。ちなみに毎日朝11時まではサービスではあるが、それが終日無料となるという訳だ。

 今日は数種ある揚げ物の中から春菊天をチョイス。衣が薄く、揚げ置きの割には油も軽くパリパリ感があって、そのままかぶりつくのもいいし、つゆに馴染んでバラバラになってもいい感じ。生麺の茹で立ての蕎麦とは相性が良くて好みだ。サクッと完食。(お店の様子)

【蕎麦一心たすけ(三田)の年末年始営業】
 年末 27日(土)通常営業、28日(日)休み、29日(月)14時まで営業、30日から休み
 年始 5日(月)から通常営業




 その後、先日候補にしていた三田の某店(その1)で軽く投げて、年末挨拶を無事果たしてから定期便で無事帰宅。仕事で区内に来ることも残すところあとわずかとなり、はたして某店(その2)へ行くことはできるのだろうか・・・。
 と思いきや重大なことがあったようなので是非とも行かねばなるまい。定休日明けである明後日の行動は決まったも同然、とりあえず黙祷を捧ぐ。


 12月21日(日) 
 昨夜は地元で遊びすぎたか、気分的に蕎麦だったので、五日市の「そば小屋 あをき」へ。秋川のほとりにあり、夏は川遊びが楽しめるシチュエーションながら大きな看板はなく見た目はログハウスなので蕎麦店とわかりづらい隠れ家的な存在だ。

 前回と多少メニューがかわり、かけそばがなくなっていた。もりそばは100円アップした(700円+税)のはちと残念ではあるが、会津産の新蕎麦を使用しその香りがよく適度な硬さの麺。ザルに盛られていてみずみずしさがあるが水が垂れないという水切りの加減が絶妙だ。
 (お店の様子)


 12月20日(土) 
 知り合いらと忘年会で昼間からヨッパー、いつもの顔、久々にあう顔、来年に大きな目標を持った人・・・ 楽しかったー!

 その後ちょっと投げて帰宅する途中、小腹がすいたので新宿で途中下車、先日TVで特集されていた「どうとんぼり神座 新宿歌舞伎町店」様子を見に行くと、寒空の中を50人以上の行列。

 風邪をひいてはたまらないのでパスして、同じく紹介されていた「らーめん 大八軒」へ。今年9月オープンで池袋の「えるびす」と同じ経営ながら、違うコンセプトというのがウリのお店。醤油・濁りが選択でき、初なのでらーめん・醤油(700円)。背脂が浮いた醤油スープは見た目ほどしつこくなく軽い。平打ち麺は表面が滑らかでツルツルとした食感でなかなかだった。


 12月19日(金) 
 馬込の「醤屋」は久しぶりとなる。溜り醤油の濃厚な黒・非加熱本格生醤油の紫もいいが、白(650円)にしてみる。白醤油の淡い上品な味で、醤油好きには三種ともいいですが、個人的には僅差ながら白が一番好きでしょうか。

 昼もいいけれど夜も楽しいですよね、年明けに来てみよう。

【醤屋の年末年始営業】
 年末 31日まで営業
 年始 未定




 夜、知り合いと待ち合わせ。場所的に「九段 斑鳩」が都合良かったので二晩連続での来店。今日はらー麺(650円)、味は昨日の日記のとおり、満足度120%。

 知り合いが頼んだのは週刊現代の企画モノで今日から登場の伊勢海老の味噌そば(昼夜各10食限定・1200円)。伊勢エビの風味たっぷりで濃厚な味噌味。個人的には甲殻類のスープが苦手なのだが一般的な味噌ラーメンとは全く違う方向性で、見た目にも楽しさがある。

 先日の傳右衛門らー麺と同様に期間限定というのはもったいないなあ。


 12月18日(木) 
 三田にある「蕎麦 一心 たすけ」が大門にもできたということで行ってみる。三田よりも小さい店内に固定席(カウンタ6席、テーブル6席)でメニューは同じ、生麺の茹でたてを提供しているのも同じ。

 天ぷらそば(380円)は同様に数種の揚げ物の中からチョイスできる。ナス天が大きくて丼からはみ出ている。生麺ならではの食感とすっきりとしたつゆは食べ慣れた味。(お店の様子



 昨日食べた「チャーシュー家 巧味創房」の前を通ったら10人以上の行列。大門界隈は昼食時には路麺でも吉牛でも行列ができるから目新しい光景ではないが、昨日この状況だったらたぶん食べていなかったはず。タイミングがよかったようだ。



 昨日の予告どおり年末の顔出しに「九段 斑鳩」へ。19時過ぎで店外に5人ほど待ちはあったが短時間で店内へ。前回食べた傳右衛門らー麺は期間限定の企画モノなのですでに終了、それはそれでとても気に入った味だったので残念ではあるが、普段のメニューである煮玉子らー麺(750円)。

 豚骨系と和風魚系のWスープ、開店当時はどこかのお店に似た味であったが、独自の進化を遂げて、今やここに似ているお店はない。斑鳩のラーメンだ。よくあるWスープよりも豚骨がかなり強めでスープを飲み干すと丼の底には豚骨の髄が溜まっているほど。それでいて臭みはなく豚骨の旨みと適度な強さの和風魚系の風味とがうまくマッチして、まろやかで粘性のあるスープ。それがモチッとした食感の麺に良く絡んでくる。

 チャーシューも煮玉子も上質なのは間違いないが、スープと麺だけで十分すぎるほどの満足感がある。だからネギが入ってない、いや、スープの味をストレートに感じさせるためには不要、ここのラーメンでは邪魔な存在だ。聞けば更に少しずつ改良を重ねているというから益々今後が楽しみだ。

【九段 斑鳩の年末年始営業】
 年末 31日まで営業(21時まで)
 年始 5日から営業(21時まで)



 12月17日(水) 
 大門交差点のすぐそばに「チャーシュー家 巧味創房(たくみそうぼう)」)というお店が出来ていた。聞けば今月1日にオープンしたのだそうだ。門前仲町に関連店があるとのこと。ベースはラーメンとつけ麺の二種類とシンプルだ。

 巧らーめん(680円)、蘊蓄によると豚骨系と魚系のWスープとあり、その割には透明感がある。湯気が全く立たないのは表面を油がおおっているためで、見た目よりかなり高温だ。その割に煮干し・節系の香りが飛んでおらず強めに効いている。まろやかさよりもキレのあるスープで、吉祥寺の「一二三」のような印象を少しだけ感じて個人的に好きな味。最初から一味がふりかけてあるが、違和感はなくむしろ胡椒より的確な組み合わせだと思う。

 麺は細めの縮れ麺、かなり硬い茹で方で面白いのは替え玉があること。確かにこの熱々スープでは大盛りにしてしまうとどうしても後半は麺がへたってくるだろうから、スープとの組み合わせを良く考えていると思う。

 チャーシューは注文の都度タレをつけながら七輪で炙ったもの。小さめの肩ロースで炙った香ばしさがアクセントで柔らかくなかなかレベルが高い。これならチャーシュー麺にしてみたくなる。

 Wスープは今では決して珍しくないが、細かい部分に工夫があるし値段もリーズナブルで気に入った。大食漢の人には麺が少ないのが難点か。



 夜は「元・がんこ 三田」にて塩ラーメン(900円)、紫蘇が効いている中でダシも感じ取れるスープ、硬めの麺、ホロホロの大判バラ肉チャーシュー・・・お腹がすいていたせいもあって一気に完食。

 ちょっとだけ会話したところによると、年末は26日まで、年始は肉の仕入れ先によるがたぶん8日から営業開始だそうだ(肉も骨も冷凍物を使用していないため)。今年はあと一回顔を出せるかな。



 今年も残すところあとわずか、お世話になったお店に最後の顔出しをしておこう。候補店と定休日を考慮して年末までの計画を立ててみますか。神田から茅場町に移転予定のお店に挨拶が出来るかは微妙なところのようだ。

 あとは馬込・三田2店・月島・九段下・人形町・小伝馬町・巣鴨・・・(ラーメン以外も含む)。26日まで勤務だからあと6日、、、って足りないじゃん、はしごかぁ(笑)


 12月16日(火) 
 新橋の「丹波屋」にてなす天そば+半熟玉子(360円+60円)、作り置きながら揚げたてだったのはラッキーで、油の廻りも少なくサクサクで節系の効いたつゆとの相性がいい。麺が以前に比べてふわふわになったと思うが気のせいかなあ。

 途中から鷹の爪を投入し、じわじわと染み出てくる辛さを楽しめるのがまたいい。珍しい揚げ物に気づかずに食べ損ねたので次回は是非とも。(お店の様子



 昼は新橋の「らーめん 勇」に行くと待ちなしで着席、最近は昼時でもお客さんが少ないように思う。中華そば・アッサリ+味付玉子(750円+150円)。今日のスープは生姜が効きまくりで、ここに何回来ているか正確に数えたことはないがこんな味は初めての経験で、今はなき「いすず」が復活したのかと思った(笑)

 いくら分量を間違ったとしてもダシでここまで生姜が出まくるはずはないので、たぶん醤油ダレの方だと思われる。当然それに押されて本来の風味は全く感じられない。なので今日はいつもの評価と二段階異なるのは仕方がない。



 夜は飯田橋の「串かつ 澤田」へ。何でも今月25日を以て長い歴史にピリオドを打つのだそうだ。女将さんのしゃべり口調はへりくだることは少ないので、一見取っ付きにくさを感じたこともあったが、常連さんに慕われて女手一つでここまでお店を引っ張ってきたことに対しては拍手を送りたい。

 同じ串揚げでも良く行く三田のお店とは衣・パン粉・油・ソースが異なるので全体的な印象の違いは大きい。その好き嫌いは個人差があるので言及するのは野暮だが、個人的にはソースは甘ったるくなくてこちらの方が好きだ。この味がもう過去のものになってしまうことはとても残念なことだ。


 12月15日(月) 
 三田の「信州開田蕎麦 あ・ら・ふもとや」で、温かいそばである天麩羅(490円、ちなみに冷たい蕎麦と天ぷらの組み合わせをお店では“天ざる”と呼んでいる)。天ぷらはかき揚げ・いか・ちくわから好みに合わせてチョイスすることができる。それを注文を受けてから揚げ始め、蕎麦も同様に茹で始める。なので他の路麺よりは待ち時間は長くなり値段設定もやや高めではあるが、熱々の揚げ物がいつも食べられるのはうれしい。

 開田高原産・挽きぐるみの蕎麦粉を使用したという蕎麦は黒っぽく、冷たい蕎麦では強めの歯ごたえがあった。初となる温かい蕎麦は、風味の効いた薄味のつゆの中で硬さを残しつつもしなやかな食感に変わり、その組み合わせはには上品さがある。

 別皿で出される分厚いかき揚げは半分に包丁を入れてあり、中心部にやや粘性が残っている部分があったものの、そのままかぶりついて玉葱・長葱・人参・ゲソそれぞれの持ち味を感じるのも良いし、つゆに浸して多くない油がつゆの表面に浮いてからの味の変化を楽しむこともできる。

 夜は飲むこともできて、ご主人は仏料理に携わっていたのだろうか。それを連想させるつまみが多いようだった。近いうちに飲み会もやってみたいものだ。(お店の様子



 新宿三丁目の「新宿ホルモン」へ。以前来た際には満席で、姉妹店である「日本再生酒場」に行ったことがあり、そこは立ち飲みながら満足度が高かった。その本店になるので期待大。勝手に想像していたより店内は狭い、というよりも店員さんの目が細部に届く適度な広さと言うべきでしょう。お客さんとのコミュニケーションが弾む雰囲気がいいですね。

 肝心の味の方は、レバ刺し・小袋刺しはもちろん新鮮。モツ煮込みはこれに麺を入れたくなるような味噌仕立てで、モツ煮ラーメンなどというきわもの系もありだなあと。七輪での焼きは6種盛り合わせ、それぞれの部位毎に、塩・や豆板醤風のピリ辛などと味付けを変えているので飽きるとこがない。それはメニュー全体を通して言えることで、それがこのお店の大きな特徴だ。

 関連サイト [新宿ホルモン日本再生酒場



 お腹が満腹でアルコールも適度に廻ってきたので、さて投げますか!と至近距離にあるお店に行って見るも、21時まで貸し切り・21時から貸し切りとタイミングが合わない。最近はダーツバーが人気なのかしら、何度も行っている立ち飲み&ダーツのお店へ。

 適度に混んでいて、カウンターで飲みに専念する人、投げに専念する人、両方堪能する自分(笑) 調子が良いんやら悪いのやらよくわからない波の激しい状態。まだまだだなー。

 関連サイト [スタンディングバー nano



 さて、これからいよいよ忘年会シーズン。今日でさえ意識不明状態で道路に座り込んでしまっている人を見かけました。くれぐれも飲み過ぎには注意しましょう(もちろん自分も含めて)

 と、長々と書きましたが、本日TV放映されていた道頓堀から至近距離の歌舞伎町に進出してきたお店のラーメン食べていないばかりか不夜城とも言えるビルさえ見てないや(笑) ちなみに自分は他では味わえない味で結構好きです。

 関連サイト [神座


 12月14日(日) 
 八王子の「千人同心」に新しく加わったらーめん塩(600円)を食べに。構想は随分と前からあったものの試行錯誤を繰り返していたようだ。お店によって塩ラーメンにはいろいろな味があるが、ここは表面に油を浮かべず、ダシは醤油と同様に鶏を使用しないという特徴がある。

 強すぎない和風魚系の風味、その中でも塩ダレに使用しているであろう干し貝柱の風味がよく効いている。味付けは福塩を使用したキレのあるものに仕上がっている。好みの問題だろうが、もう少し熱めのスープがいいかな。

 現状の味にはまだまだ納得していない様子で、今後の展開も期待できる。また、チャーシューの周囲の濃い色の部分は香ばしく、ジューシーで味付けが適度。+300円で5・6枚追加されるのはお値打ちだと思う。


 12月13日(土) 
 読者の方から教えて頂いた地元の「くぼ政」、実は以前近くを通りかかった際にラーメンの幟があったもののお店の存在を確認できなかったことがあった。専門店ではなくお食事処とあるとおり麺類のほかにご飯物・定食・一品料理も取り揃えてある。

 塩ラーメン(550円)は珍しい油なしのスープ。ダシの突出さはないものの独特の甘めの風味があり、何よりも雑味がない素直でさっぱりとしたスープ。大判のチャーシューがしっかりとした味付けでつまみにも合うだろうし、飲んだしめにさっぱりとしたラーメンもいいだろう。地元密着系のお店だ。



 先日の日記に書き忘れたので追記。豊洲に行った際に「泰龍(たいろん)」こんなお店に変わっていた。食べていないもののどう見ても池袋・秋葉原の関連店でしょうね。


 12月12日(金) 
 知り合いと月島の「蕎羅」へ。ビール・蕎麦焼酎の蕎麦湯割りを飲みながら、鴨焼き・鳥焼きにせいろそば・うどん・かけそば、そばもうどんもいつもながらの歯ごたえで好み。辛汁がいいが甘汁もいい。(お店の様子



 場所を移してFIGAROへ(初)。常連さんと遊んでもらったけど、お店のチームがTDOハードリーグで優勝しているだけありますね、上手な人が多いです。全然ダメだったけれど、暖かい雰囲気の中で楽しく投げられた。



 帰宅途中に小腹が減ったので「康竜 銀座店」へ。中目黒や新宿はカウンタ席と厨房との間、座った目の前に仕切の暖簾があり圧迫感があるが、ここは座った背面にあり、待っている人からの目隠しになり食べていて気にならないようになっている。

 ラーメン+半熟たまご(650円+100円)の食券を買って席に着き、“お客様お好み表”に麺の硬さ・味の濃さなどの好みを書き入れるようになっている。食べ始めてから以前の失敗を思い出すも時すでに遅し、辛だれが効いてきて自分には後半が辛い。しかし以前新宿で食べたときよりも豚骨本来のうまさが良く出ていた。

 勝手に勘違いしていた半熟たまごは味付けでなくゆで玉子、トッピングを楽しみたい人は+100円の自分仕立てラーメンが良いだろう。(お店の公式サイト


 12月11日(木) 
 三田の「蕎麦 一心 たすけ」で、天玉そば(430円)。天ぷらは数種類から好みに合わせてチョイスすることができて玉子は生か半熟を指定できる。なのでその組み合わせは多種に及ぶ。今日は初めての試みとしてコロッケ+半熟玉子にしてみた。

 適度な濃さのつゆの中でコロッケの表面がいい感じで崩れていく。食べ始めのサクサク感がある時にパクつくのもいいし、箸でつまめないほどつゆにとけこんだ状態で蕎麦との違和感のなさ・一体感を体験するものいい。(お店の様子



 夜は豊洲の「大衆酒蔵 山本」へ。前回の来店からは間隔があいてしまったにもかかわらず、入店時に女将さんから大歓迎されてしまって恐縮してしまった。白子・〆鯖・なめろうなどなど、ここならではの逸品に舌鼓をうつ。

 本当は日記に書きたくないぐらいのお店ながら、最近は比較的すいているので実名を公表してもいいかと。1・2年先には港区の大学が移転してくることが決定している。学生がこのお店に来ることだろうが、従前の雰囲気は壊して欲しくないものの・・・たぶん崩れるだろうが、何とか保存して欲しいなあ。


 12月8〜10日(月〜水) 
 またもやまとめて更新で、すいませんです。

 「北海道らーめん 魚らん坂」へ再訪、ちょうど満席になる状況でたまに待ちができる状態。ここのお店のシステムは店内が狭いため店外で待つよう誘導されるが、北向きの店先で北風が吹く中ではつらいだろう。

 2種類目となる醤油ラーメン(650円)。味噌と同様に黄色っぽい色ながら、味噌の太め縮れに対して細くて軽くウェーブがかかった麺。硬めの茹で方で歯ごたえは良いが、麺自体の香りが好きでないし、風味が弱くやけに塩味が突出したスープも同様。塩もつけ麺も未食ながら再訪するかは微妙なところだ。



 東銀座の「中華そば 共楽」、自販機はタオルで覆われて料金は従前どおりの後払い。ここに何度も書いているとおり、このお店に自販機は似合わない気がする。

 食べたのは中華そば(通称“そば”600円)、相変わらずクセのある魚系風味強い醤油スープに、独特の食感の麺が好み。今日のチャーシューはパサつきも堅い部分もなく味付けも適度でなかなかだった。



 新橋の「岡山ラーメン 後楽」はたぶん2年ぶりだろうか。岡山でラーメンは2店しか行っていないので、これがご当地ラーメンかどうかは正確には判断できないが、たぶん違うと思う。

 麺定食(中華そばor味噌ラーメン+餃子3個+五目御飯で650円)を頼んでいる人が多いようで、満腹感と手軽さが受けているようだ。ダシの弱さを醤油ダレの風味でカバーして、適度な硬さの麺は良く合って個人的には嫌いでない。

 ここの店内は縦長で両サイドが鏡張りとかなり変わっている。店内を広く見せる効果を狙っているのだろうが、違和感があるのと、場所柄1・2名のグループが多いはずなのに4人テーブルで相席しなければならない状況は変わらず。



 夜は1日の日記に記述した「くわ焼 たこ坊」に二夜連続で行ってしまった。味は前述のとおりとして、お店の人の言い回しが理解できずに多少気になる雰囲気を感じるかもしれないが、そういうしゃべり方なのだから仕方ない。嫌いだったら行かなければいいだけ。自分はいつでも行きまますわ(笑)


 12月7日(日) 
 昨夜は早く寝たので早めに目覚めてしまった。すると雲一つないお出かけ日和ではないか。なのでドライブがてら山梨に蕎麦を食べに行くことに。中央高速がすいていて開店時間の30分以上前に韮崎ICに到着したため、書店に立ち寄って地元ならではの書籍を物色。

 「瓢亭」に開店時間の10分前に行くと店先に張り紙があり、昨日移転したと書いてある。さっそくその地に移動すると韮崎ICの至近距離だった。開店祝いで贈られた数々の花の香りが充満する店内は外観ほど大きくなくて手頃な広さだ。

 もり(600円)は太めでエッヂが立っている。蕎麦そのものの風味は強くはないが、硬めで粘性のない食感は好みだ。つけ汁は薄味でこの蕎麦との組み合わせに関しては個人的には違和感があるとか、つけ汁が最初から猪口に多めに入っていて蕎麦湯を楽しみにくいとか多少気になる点はあったものの、値段のことを考えると十分に許容範囲だろう。次の予定があるので食べなかったが、この蕎麦を使用したかけそばを試してみたくなった。



 甲府市内に移動して「手打そば 奥村本店」。江戸寛文年間創業というから三百二・三十年経っていることになる。故にその弟子・関連店が数々存在し、店名に「奥」を引き継いでいるとのことだ。ラーメンで言えば差詰め家系のようなものか。

 連れはもり(600円+税)を、自分は純国産そば粉十割使用で1日限定20枚の生粉打ちそば(1300円+税)にする。蕎麦はどちらも細切りで一定範囲でばらつきがある。生粉打ちに比べてもりは小麦の風味が残っているが、どちらも蕎麦の風味が強くないのは白っぽい見た目から想像するに使用している蕎麦粉がそういう種類だからなのだろう。

 一番の違いはわさびで、生粉打ちは出される際に案内されるとおり、つけ汁に入れずに蕎麦に直接少量づつ付けて食す(案内されなくともつけ汁にわさびは入れないのだが)と、もりのそれに比べて淡い色のわさびは風味が断然違う。



 県内を徘徊するとわかるが山梨は麺類のお店が多い。ほうとう・蕎麦・ラーメンと独自の麺文化がある地域で、まだまだ凄いお店があるに違いない。次回はラーメンにするか、それとも蕎麦なのかを悩むところだ。(お店の様子はこちら 瓢亭奥村本店


 12月6日(土) 
知り合いらと八王子方面の食べ歩き。行ったお店は次のとおり。

「ら〜麺 楓」(八王子・大和田町)
1日(月)正式オープンで、ご主人は麺屋武蔵@西新宿出身。醤油・塩・辛味噌がある。11時半の開店と同時に続々とお客さんが到着し、あっという間に待ちができる。待ち席があるので背後に立たれることもなく落ち着いて食べられるのはいい配慮。
ら〜麺・醤油(600円)、茶濁のWスープで和風魚系のシャープさと豚骨のまろやかさがあり、支店ではないので当たり前ながら麺屋武蔵とは全く違う方向性。個人的に好きな部類ながら、モチモチ感を狙ったであろう太めの麺の茹で時間があきらかに不足で生っぽくてダマになっている部分もあった。故にスープとの相性が最悪で非常に残念。同行者の麺はそうでなかったようで、開店から日が浅いためかばらつきがあるようだ。再食必須。

「立喰いそばうどん たぬき」(八王子・下恩方)
たぶん東京最西端&駅から最遠方にある路麺。実際は椅子席があり、価格も一般的な路麺よりは高いが、このシチュエーションにあること自体が貴重だ。自分はパスしたが、路麺っぽい麺とダシの効いたつゆ、油が少なめのさっぱりとした揚げ物が良かったようだ。(デジカメ画像

「南北ラーメン おざく」(羽村)
従前は八王子の「星の家」と関係があった八王子系ラーメンのお店。甘みがあり香ばしい風味が独特で、麺は柔らかいがのびている訳ではない。スープとの一体感がとてもいい。玉ねぎは珍しいスライス状。

「松屋」(箱根ヶ崎)
14時過ぎで営業終了済み。素朴な手打ち麺を食べたかった。

「福生のビール小屋」
多摩自慢で有名な石川酒造敷地内で作りたての地ビール&地酒が安価で飲める。木々を配した昔風の建物が落ち着いた雰囲気がある。自分は飲めないので酒粕のアイスクリーム(400円)、想像が出来なかったが酒粕の風味がアイスに濃厚さを持たせて意外によかった。食べ歩きの中休みには最適。(公式サイト

「いぬい」(福生)
駐車場が満車&先日食べたのでパス。夕方の中途半端な時間にかかわらず地元のお客さんでほぼ満席。八王子系ながら一風違ったラーメンは評判が良かったようだ。


 12月4・5日(木・金) 
 たまたま先日に引き続いて横文字のお店、東銀座の「Pour Cafe(プルーカフェ)」へ。その名のとおりソフトドリンクはもちろんカクテルも備えたカフェで、モーニング・ランチ・夜の部と営業時間が長く、昼11時からはどういう訳か山形ラーメンを提供しているのだ。

 山形のラーメンと言えば「栄屋本店」に代表される氷が浮かんだ冷やしラーメンが有名であり、この店もそれを「山形水ラーメン」(氷じゃなく水と表記)として継承している。しかしいくら天候が良いといってもこの時期としては温かいものを食べたいのが心情で、温かいスープの山形ラーメン(750円+税)にしてみる。

 器はカフェらしいお洒落さのある小振りで、「山頭火」の丼を白くして底面部の円錐部分を更に鋭角にしたような感じ。スープは魚系を使用し焦がしたような香ばしい風味は違和感がなくてむしろ新鮮さがある。見た目は濃い醤油ながら素直に食べ進めた。

 麺は透明感のある平打ち縮れ麺で、多加水+熟成なのだろうか。適度な堅さを保持した食感はスープとの相性がいい感じだ。チャーシューが薄くて小さいなあ・・・と口に運んでみると・・・これは豚でなく牛ですね。一般的なチャーシュー(煮豚・焼豚)とは一線を画すものだった。

 来店前は喫茶店のやっつけ仕事のラーメンだったらどうしよう?と不安だったが、総じてしっかりとしたものを提供しているのには驚いた。やはり外観だけで決めつけてはいけないものだ。そんなは何度も経験しているはずなのに最近はそのような経験から疎遠になっていたためだろうか、実食してみることが大切なことを再認識した次第。



 新橋駅前ビル1号館の「天茶屋 七蔵」で稲庭うどん+ミニまぐろづけ丼でも・・・と思いきや長蛇の列であきらめて、至近距離に先日オープンした「某店」(仮名)へ。店名・外観・内装云々よりも、まず乱雑した店内を片づけた方がいいと思われる。

 できあがりまで異常に時間がかかるしょう油ラーメン(600円)は、和風の素材でダシをとろうとしていることはわかるのだが、エグ味がでまくりで生臭さもあって最悪。普段は使用しない胡椒を大量に投入し、スーパーでよく見かける類の麺を片づけるのが精一杯。一番ホッとしたのはサービスの茹で玉子だった。

 まあ、こういうこともあるよね(笑)



 立川で小腹が減ったので「いちばん星」にて前回なかった和風らーめん(630円)。和風魚系のダシを使用していると思うが、個人的にはそのバランスが悪くてだめだった。



 知り合いと「串揚げ たけちゃん」へ。相変わらずのサクサクした衣を纏ったタネはどんどん食べるものの、昨日のダメージではないと思うが後半は油の香りが鼻についてきてペースを落とす。体調がイマイチだったのかも、でもしっかりと10本近く食べてるし(笑) 翌日に連チャンで会社の人と訪問、閉店まで楽しんだ。


 
 12月1〜3日(月〜水) 
 またもやまとめ更新になってしまいました。

 「味の時計台 新橋店」は本店が札幌にあるチェーン店。トッピングメニューが多数あるのが特徴的で、ベースは味噌・醤油・塩と醤油豚骨・塩豚骨となるようだ。2000円のたらばガニラーメンなんてのもあるが、それぞれ別々に楽しんだ方がいいと思う。みそラーメン(650円+税)は炒めたモヤシと茎ワカメ・バラ肉チャーシューがトッピングされているものの炒めた香ばしい風味がないし、すべて甘い味付けで自分にはあいませんでした。札幌でかなり昔に食べたことがあるが味は忘れてしまった。(公式サイト



 変わった店名の新桜台(または江古田)の「Rahmen yahman」(ラハメン ヤマン)へ。10月オープンでヤマンとはジャマイカの言葉で「やぁ!」などという意味なのだそうだ。店先にジャマイカの国旗が飾ってありBGMはレゲエと引いてしまいそうなお店。

 らはめん(600円)は節系の風味が強く油も多めながらしつこくなく素直に食べ進める引力がある。断面が丸い麺は適度な堅さがあって独自のしなやかさがあってとても好きな部類だ。厚切りのチャーシューはジューシーでいい。お店の風貌からは想像ができないほど完成度が高いと思う。

 麺の大盛りが無料となっているのは、本当は大盛りで提供したいが女性や小食の人には量が多いので、わざわざ普通盛りは少なめにしているのだそうで、何とも細やかな心遣いだこと。この値段で高レベルのラーメンが食べられるのですから、近くにあれば頻繁に通ってみたいお店ですね。



 新橋の「くわ焼 たこ坊」へ。聞いたことのないくわ焼きって何だろう?と、質素で年期の入ったお店に恐る恐る入店すると、ちょうど調理をするご主人の真正面に着席できたのでじっくりと観察することに。串差しした肉・魚介・野菜を鉄板の上で焼く際に、こてのような重しで押さえて焼いている。なので団子状だったかしわハンバーグなどはせんべいのような形状に仕上がるんですね。味付けは醤油ベースのタレで、焦げた香ばしさがたまりません。

 それが単に鉄板で焼いたのと明らかに違うのが不思議。重しを乗せることよって鉄板と素材との隙間がなくなって熱が全体に伝わりやすくなるためなのか、蓋の役目になって蒸し焼きのようになるのかわからないですが、とにかく違う。それでいて、玉ねぎ・たこ2本・いか2本・レバ2本・かしわハンバーグ2本・ピーマン肉詰めの計10本のセットが1000円と安くサワーが280円。追加で牡蛎などの単品をオーダーしても@¥3kに届かず。もう再訪必須ですな。

 帰宅してから検索してみると、All About Japan -大人の食べ歩き- でも紹介されていたんですね(紹介記事)。実はこのお店、読者の方から教えて頂いたのです。日記を通じて自分と好みが合うはずとの紹介でしたが、どんぴしゃでした。ラーメンだけでなくこういう情報は大歓迎! サイトをやっていてつくづくよかったと思います。


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