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Man太郎の日記風ラーメンメモ 【2004年1月分】 |
今月の実食数 | ラーメン 26杯 (新規店 9店) 蕎麦 7杯・うどん 2杯 |
今月の自分勝手なラーメン好み度です
【また行きたい】 (5杯) |
ふくみみ、特一富屋、共楽、 元がんこ三田、太公望 |
【おいしかった】 (21杯) |
一閑人、ますたに 田町、旭王、 チャーシュー家 巧味創房(3杯)、 樽座、めんや、やまちゃん、そら、 さんさん、大山、本丸亭、たんぽぽ亭、 みんみんラーメン、麺くい、蔵乃家本店、 びぜん亭、La Nouille(ラ・ヌイユ)、 めんくい、弥七 |
【まあまあかな】 (0杯) |
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【もう行かない】 (0杯) |
1月30日(金) |
新橋駅の「NRE&めりけんや」にてかけうどん・並+ハムエッグ天(290円+130円)、異常とも言える増殖しているセルフうどん店ながら、ここのダシってこんなに上質だったでしょうか、というくらいに良かった。ハムエッグ天は固ゆでの茹で玉子にハムをあしらって揚げてある。モーニングっぽくって好きだし、卓上のソースとケチャップの中間的な味がする調味料が良く合う。侮れないなあ。(公式サイト)
夜は移転のため今月でお店を閉めてしまう人形町の「らーめん 弥七」へ。移転先はいくつか候補はあるものの未定とのことで、ファンの人たちからはぜひ自宅に近い場所へ!という誘致合戦が繰り広げられているとか(笑)。
珍しくアルコールなしでらーめん・醤油(600円)をじっくり味わうことに。白茶濁のスープは豚骨醤油に勘違いしそうな見た目だが、鶏が主体でその旨みが良く出ていて素直に食べ進める。合わせる麺は自家製のツルツルとしたタイプで、とろみのあるスープに良く絡んでくる。白髪ネギと糸唐辛子がいいアクセントになっているんですね。
入店時は珍しく行列があったが、それは移転を惜しむ人達の切実な願いなのでしょう。
その後、路麺で有名な「六文そば」の異業種展開とも言える、日本橋の「酒処 六文」で飲んでいい感じでヨッパー。
明日から北海道にスキーに行くため、更新は早くて火曜日になりますのであしからず。
1月29日(木) |
朝は新橋の「丹波屋」にてなす天そば(360円)、ここのお店で最近見ないものその1・あしたば天。前々回だろうか、隣の人が食べているのを見て次回はぜひと思っていたがその後見なくなってしまった。健康にもいいし復活して欲しいなあ、という想いを込めてオーダー時にその存在をわざとらしく確認しているが、復活の望みはあるのだろうか。
最近見ないものその2・青唐辛子の醤油漬け。卓上の薬味は七味と鷹の爪の他にそれの3種というのが珍しく、それぞれに味わいが異なっていたのが好きだったのだが最近見かけない。青唐辛子>鷹の爪>七味だったので個人的には非常に残念。
今日のところはジワジワと辛さが広がる鷹の爪にしたが、鯖節?の効いたつゆには立ち上がりも早いが引きも早い青唐辛子がいいかなー。(お店の様子)
昼は大門の「チャーシュー家 巧味創房」。新メニューの辛ごまらーめん(780円)は自分には引きが弱く、雪花辛ごまらーめんは、オランダ産ナチュラルチーズをトッピングして200円増し。どうも某店@恵比寿の花畑牧場のモッツァレラ・ナチュラルチーズ使用したメニューと感覚がダブったのでパス。素直にデフォの匠らーめん(680円)
回を重ねるごとに味が和風系から豚・鶏にシフトしているようにおもう。特に本日は鶏の風味が強かった。こういう方向に向かっているかもしれないが、個人的には開店当初のクセのあるほどの和風系が印象的だった。その際に書いたが、クセのある味の方が特徴がはっきりとしているのでいいかと。
夜は十条の「うどん すみた」。ここの凄さは本場讃岐を修行したご主人の繰り出すうどんそのものももちろんだが、合わせるトッピングや肴の凄さ、加えて厳選した日本酒にある。今回の目的であるうどんすきは、海産物を中心に野菜・豚肉・鶏肉たっぷりの具と風味満点のオリジナルつゆが秀逸、鍋専門店でもここまでのレベルの鍋を食べることは難しいでしょう。
締めにうどんを入れて食す訳ですが、これほどまでコシの強いうどんすきは食べたことがなかったです。それが単に強いだけではなく柔軟性があり、柳腰とでも言いましょうかしなやさがあるんですね。一人前2500円ですが、人数の8掛け程度が適量かと。
このお店が自宅近くにあったら・・・もうどうしましょう(笑) (公認サイトはこちら)
1月28日(水) |
(仮更新)
ラーメン
「La Nouille(ラ・ヌイユ)」@東銀座
ラーメン+チャーシューにぎり(3ヶ) (ランチタイムサービス850円)
ラーメン
「めんくい」@光が丘
とんこつ(600円)
1月27日(火) |
昼は岳寺の路麺、「三松」に行くと4・5人がちょうどオーダーを始めたばかりでちょっと待ち。この程度の人数で店内は満席になるので、このお店にとっては団体だ(笑)
まあお気に入りのソーセージ天そばは次回でいいかと断念して、至近距離にある「泉岳寺 藪蕎麦」へ移動。
店名どおり藪そば系統の座麺でもり・かけは500円から。寒い季節には鴨南など季節を楽しめるメニューがある中で、今日はカレー南蛮そば(850円)にしてみた。蕎麦そのものがしっかりとしているし、わざとらしい粘性を持たないつゆがいい感じに効いていて、蕎麦の存在感を感じる。さっぱりとした香辛料の効き方には好みが分かれるだろうが、個人的には粉っぽい粘性があるつゆより数段ましだ。南蛮という割りにネギは小口切り&玉葱ながら、そのシャキシャキとした歯ごたえが硬めの蕎麦と良く合っている。
夜は退社が中途半端に遅くなったので、いつもの指定電車の時間から逆算して「串あげ たけちゃん」がちょうどいい。まして知り合いとブツの受け渡しもあるし、今年はまだ1回しか顔を見せていないし、ちょうど都合のいいことが重なった。
お気に入りのメニューである鶏皮・納豆・チーズ・牡蠣・うずら・大蒜・銀杏、紅生姜団子が切れていたのは残念であるが、それを差し引いても相変わらずの満足度。濃いめ指定の飲み物はいつもはウーロンながら、たまにはとオーダーしたレモンサワーが意外にいけた。やはり慣れ親しんだお店であっても飲み物のローテーションをするのがいいかな。間違いなく飲んだことがあるにかかわらず、その味わいが良くて温故知新だった。
(知り合いが開設しているサイト)
結局ラーメンはなしながら、個人的には満足度の高い食生活でした。
満足度が高いお店と言えば、日記にも登場していた「くわ焼き たこ坊」@新橋。記帳ノートにあるとおり12月末をもって閉店してしまいました。11月に初めて来店し味わった焼き物がどれも美味しく、知り合いを煽りまくって評判は上々。今年もさらに知り合いを誘導したいな&自分も常連になりたいな、と思っていた矢先の突然の閉店はショックですね。
あの味を口にすることができないのはもちろんのこと、まだまだ引き出しがありそうなお店でしたから、これからという場面だった訳です。3回行っただけでは物足りないですが仕方がないです。新橋という土地に思いっきり土着していたお店がまた一つ灯りを消してしまいました。時代の流れとはいえ心の中に隙間ができてしまったような感覚です。
普通ならここでデジカメのページでも紹介するのですが、味わうことにひかれていて全く撮っていませんでした。今となっては残念ながら、自分の頭の中のみにしっかりと残っています。それがせめてもの救いでしょう。
1月26日(月) |
高輪台の「メンタツ」に行くと「本日は臨時休業」の張り紙があって、がっかりながらも以前はシャッターにそんな張り紙さえなくてお店を閉めたのかと思っていた。気に入っていたお店だったのでどうなったのかが気になっていた。最近出版されたラーメン本に記載されていたし、営業していることがわかっただけでも収穫と言えよう。
ただし満足感を得たのは気持ちだけであって、肝心の食欲は全くの不満状態のまま・・・。通りを渡って小泉首相が昔行っていたという「檀太」は実食済みだし満足度からすると低かったし・・・、でも再食してみるか?どうなんだ?と迷っていたら、その途中にある蕎麦店「蔵乃家 本店」が目に入った。そうそう、もり・かけが500円ながら印象が悪くなかったことを思い出して入ってみる。
気分は蕎麦よりもラーメンの気持ちでメニューを確認していたら、なんとラーメンもあたったんですね。迷わずそれ(550円)にした。このお店は面白いですね、たぶん昼休みが12時からの人たちで満席状態になっていて、自分が入店した時間がピーク。その後に入ってくる人は皆無なので相席で肩幅を狭めるように座ったはずが、ラーメンが出てくる頃には4人テーブルは自分のみでゆったりー(笑)
蕎麦店のラーメン=濃いめの醤油ベースが多いですが、ここは見た目から薄目でちょっと違う。透明な褐色で鶏ガラベース塩味が効いています。蕎麦主体のお店ですから、ラーメンのスープは二の次でしょうからスープまで自家製なのかは疑問ではありますが、素直に食べ進めることができます。
そうなると、本来の蕎麦はどうなんだろう?と興味を持ってしまう訳ですね。次回は蕎麦かラーメンか迷うところでしょう。
夜は飯田橋でフリーになったので久々に「びぜん亭」へ。本来はチャーシューがウリなのですが、あえてそれをはずしてノーマルの支那そば(500円)。ここのラーメンはずるいですね、自分の好みとあっているとジワジワ入り込んでくるし、好みから多少ずれていてもそれを自分の好みに補正してしまう不思議な力を持っているんですね。
数年ぶりに食べてみて、まいったなー、というのが印象。わかりづらいでしょうがそうなんです。言葉ではうまく表現できないので実際に食べてみてくださいな。人それぞれ印象は種々あるでしょうが、とりあえずのキーワードは『温故知新』。
1月25日(日) |
所用で立川に行ったので先日見かけて気になっていたお店、「らーめん 麺くい」へ。味は醤油2種・塩・味噌がベース。幟などに極上まぐろ節を使用とあるのは醤油のようなので、お店のおすすめでもある、あっさりしょうゆラーメン(590円)。
透明な濃いめの醤油スープに茹でモヤシが小山に盛られているほかはオーソドックスな醤油ラーメンのように見えるが、確かに醤油ダレに使用しているであろうマグロ節が醸し出す香ばしさは独特の風味だ。さらに表面の油と相まって、揚げ葱も隠し味で効いている。連れのこってりしょうゆラーメンは白茶濁で見た目は全く違うが、基本的な味付けは同じ。表面の油は皆無なので、キレよりもまろやか仕立てになっている。
ただどうもスープのクセがなさすぎで弱いのかな、後半は単調さが気になってくる。スープそのものにもう少し奥深さがあるとレベルが数段違ってくるように思う。
1月24日(土) |
まとめ書き。
月 通常どおり出社。18時間勤務、翌朝帰宅
火 通常どおり出社。18時間半勤務、翌朝帰宅、風邪ひく
水 通常どおり出社。風邪悪化、定時退社で即就寝
木 通常どおり出社したが悪寒・頭痛でギブアップ、午後退社
金 1日寝て、夜ようやく回復
水曜日の夕方は身体と精神がバラバラになっているような危ない感覚に陥りました。2日で睡眠2時間はこの歳では無理でしたね、昔はそんなことなかったのになぁ。何とも全く自己管理が出来ていないですね。という訳で日記の更新が遅れました、というか麺を食べていないや。
唯一食べたのは月曜日、大門の居酒屋のあとにできた「蕎麦K(仮名)」。最近オープンしたばかりかな、大手資本のようで綺麗で広い店内。かけ・もり630円から各種のメニューがあって、どちらかというと夜に重点を置いたお店。お昼は丼とかけ・もりのセットメニュー(880円から数種)があり、その場合に限り蕎麦のおかわりが無料。(単品にはその設定がなく、大盛り+100円)
もりそば(630円)は蒸籠に盛られて冷えていて蕎麦の風味があるのは良いが、硬めながらのびたような変わった食感で、表面のみずみずしさがなく簀の子に近い部分はダマになっていることから想像できることといえば作り置き&冷蔵庫保管でしょうか。蕎麦湯は白濁で好きな部類ながら湯桶の中には猪口一杯ほどの少量しか入っていないし、つゆが最初から猪口に多く入っているので、食べ終えてから湯飲みにつゆの大半を移してからでないと蕎麦湯が楽しめない。
お店をプロデュースした人は蕎麦の楽しみ方を知らないのではないかと疑いたくなるほど内装のお洒落さと相反する蕎麦で、個人的に受けてうれしいサービスと違うこともあって評価が低いです。次回かけを食べて同じような印象だったらたぶんもう行かない。蕎麦がこれなら肴もうかがい知れるし、日本酒・焼酎の品揃えも好きな部類でなかったので夜はもっと行かないと思う。
そうそう、牛丼店の新メニューのカレー丼(400円)食べました。苦しい事情はニュースで手に取るほどわかるのですが、牛丼(280円)との格差は大きすぎ。駆け込み需要で客が増えているのがわかります。原材料が切れるのは来月上旬でしょうか、切れたらたぶん行かないでしょう。多少値上げしてもかまわないので早く米国以外からの牛肉供給ルートを確保してほしい、と個人的に思います。
お店を出てからの疑問、カレー丼で“ねぎだく”はできるのだろうか?
さて今日は体調も味覚も100%近くまで回復してきたので、八王子の「みんみんラーメン」へ。新メニューを提供しはじめたのは昨年12月ごろからなのでしょうか。知ってはいたのですが前回行った際は行列が多くてパスしてしまいました。確かに地元の常連さんが多いでしょうから、卓上に長ネギを置いた時期もありましたし、前回なかったニンニクラー油という調味料が追加されていました。従前からその程度の細かな変更はありましたが、長年一本で提供してきた味に新たな味を加わるということは、このお店にとってみるとセンセーショナルなことなのです。
新メニューであるにぼしラーメン・並(550円+税)。このお店流の煮干しとはどんな味なのか興味津々ですね。出てきた丼を見て、まず通常のラーメンとの違いに驚かされます。
・表面の油・・・透明な油がたっぷり → 基本的にはなしで、チャーシューから浮いてくる程度
・ネギ・・・おきまりの刻みタマネギ → 長ネギ小口切り
とお店の最大の特徴が思いっきりなくなり、見た目はなんとも普通のラーメンです(笑)
スープはネーミングの割には煮干しの効きを感じさせず、やや塩分強めの醤油ベースの味付け。ストレート麺は硬めの食感で、食べ進むとラーメンというよりも日本蕎麦を食べているような雰囲気になってきます。ここのラーメンが発する独特の甘さや味付けに慣れ親しんだ人がその違いを楽しむにはおもしろいでしょうが、自分は今回だけでいいかな。まして行列を並んでまでして食べたラーメンがこれだとすると、どうなんでしょうか。
何度も食べていると自分なりの好みで注文してみたくなるのは至極自然なもの。今日見かけたオーダーでは、かけ中華・特大(350円+150円+税)というのがありました。かけ中華はチャーシュー・メンマ抜きのノリ・タマネギのみの具なのは知っていますが、それの2玉分になるのでしょうか。初めて頼んでいる人を見かけました。もう一つはラーメン・油抜き、これは以前も見かけたことがあります。ここのラーメンに油を入れないとどんな味になるのか興味ありますね。ちなみに油の量の調節に関してはニューに記載されていませんが油多めも可能なのでしょうか。
1月18日(日) |
さすがにラーメンは食べ疲れて気分は蕎麦(笑)で、地元の「石臼挽き手打そば ひらの」へ。スエーデンハウスで、二重窓は気密性が高く、大きくとってあるので日当たりがよく、広い店内に薪ストーブだけなのに適度な暖かさ。外観は喫茶店のようにも見えるが、今日は回っていなかったが店名どおり電動の石臼が置いてあり、ガラス張りの打ち場を備えているなど店内はちゃんとした蕎麦屋さん。テーブル席と座敷を備えているお店は多いですが、このお店に関してはテーブル席の方がお洒落で好きです。
鴨南そば(900円+税)は鴨の風味がたっぷりのせいでしょうが、辛汁に比べると鰹節が控えめながら、温かい汁の中でも適度な歯ごたえのある蕎麦が主張してます。鴨肉はもう少し柔らかい方が好きですが、ネギに綺麗な網目の焼きあとがついているなど、仕事の丁寧さが推しはかれる。
連れのかき揚げ天もりそば(900円+税)のかき揚げは大きなかたまりでボリュームがある割にサクサクに揚がっていて、桜エビの香ばしい風味と南瓜の甘みがアクセントで軽く食べられます。汁に浸して食べるのもいいんですが、添えられている抹茶塩で食べるのが好み。蕎麦湯は白濁で粘性があり、徳利が空になるまで楽しめます。
そんなレベルの高さに加えてホール担当女性のきめ細やかで柔らかい物腰の接客、ご年配から家族連れまで幅広い客層に支持されているのも頷けます。お勘定時にお年始として1年天然仕込み醤油(小倉醤油@銚子)の小瓶を頂きました。パッケージには粗品とありますが、結構な品ですね。(お店の様子)
1月17日(土) |
知り合いらと食べ歩き。今回は比較的遠出で、メンバーにはめったに同席しない人達も。あいにく雪が降り続き東名高速は速度規制のため渋滞があってどうなることかと心配されたが、後半はスムーズに移動できたものの・・・。
「らぁめん 大山」(静岡・富士市)
2002年9月、多くのファンに惜しまれつつ閉店した「ラーメン二郎 町田店」の店主、影島氏が地元にUターンし2003年3月オープン。お昼時で30席ほどの店内は満席で待ちができている。典型的な郊外型店舗として地元に定着しているようだ。初来店。
スープは軍鶏・豚骨とそのミックス、味付けは醤油と塩。さらに地の名産・さくらえびを使用した海老風味を加えたものが組み合わされ、計7種類のラーメンがあり食券機の前でかなり悩み、ベーシックな醤油(600円)。
鶏ベースでそれが突出している訳ではなく、かつ貝柱などの魚介系がでしゃばらずに奥行きのあるスープ。二郎の面影はないとは聞いていたがここまで違うものとは驚き。そしてそのレベルが高いのには二度驚き。麺は細麺でサクッとした歯ごたえでもちろん自家製麺。
◆味見した他のラーメンの印象。
・塩そば:醤油とベースのスープは同じ若軍鶏ながら、やはり同様に奥深さがあり、スープそのものを楽しむのならこれかもしれない。
・醤油2:鶏と豚骨のブレンドスープで、ニンニクを上手に使った香ばしさがあり豚骨のコクもある。もちろん豚骨臭は皆無。
・駿河とんこつ:スープのベースは豚骨で、表面に赤色のさくらえび主体の油が注がれている。個人的には甲殻類の風味は生臭さが気になりがちになるのだが、極めて香ばしく素直に海老の風味が楽しめる。その風味が強すぎるかもしれないが、個人的には一番お気に入りかもしれない。
「本丸亭」(神奈川・厚木市)
ご主人は約25年前大阪箕面市で「丸亭」というラーメン店をやっており、厚木に移転し店名を変更。麺は佐野直送の青竹手打ち麺を使用した塩ラーメン専門店。3度目の来店。昼は15時までという情報だったが、昼・夜とも120食で終了と14時すぎにギリギリ滑り込んだ。
冬季限定の本丸鴨塩らー麺(1400円)は1日12食だけなのですでに売り切れ。本丸塩らー麺(700円)は基本は従前どおりさっぱりとしているが、スープのコクが深さが増して塩ベースの味付けに甘さが増したように思う。麺は佐野ならではのモチモチ感がありスープとの相性が良い。厚切りのチャーシューはボリュームがある。
「麺工房 隠國」(神奈川・愛川町)
3度目の来店。土曜日は夜まで通し営業との情報だったが、それは日・祝のみ。すでに営業終了で残念。(過去に行ったお店のレポ)
「らーめん&カリー あまからや」(神奈川・あざみ野)
99年、新横浜ラーメン博物館主催、第一回ラーメン登竜門優勝のお店(当時は沼津・閉店)で、修善寺にも店舗がある。初来店。夜の部は営業していなかった。(公式サイト)
「たんぽぽ亭」(神奈川・あざみ野)
桜台にあったお店が移転して2003年8月9日オープン。店内はSP版レコードや旧札などをあしらい、入ってすぐ左手には三畳ほどのちゃぶ台・箪笥を配した昭和20年代(?)の和風レトロ調の部屋があるが、それはディスプレイで使用不可と変わった造り。初来店。
支那そば(700円)、ピンク色のナルトと雷文を配した丼がノスタルジック。動物系と煮干しなどの和風素材が強めに効き、ややクセのある風味がある。見た目よりは油のこってりさが効いてきて降参。3杯目だったせいで、空腹時とは印象が異なると思う。
ラーメンの食べ歩きをするといつも思うことですが、一日に一人で何店ものお店を廻ることはまずないしできないでしょう。共通の趣味を持つ人たちとお店を巡っていることそのものが楽しいし、また、そんな人たちがいてくれることは一つのお金で買えない財産とも言えますね。
1月14〜16日(水〜金) |
まとめ書き。
路麺では、新橋の「丹波屋」にていんげん天そば(360円)。宗田節だろうか、魚系が効いたさっぱりとしたつゆに茹で麺の組み合わせがいい。唐辛子の醤油漬けが見あたらなかったのが残念。なので鷹の爪を入れると、汁に浸ったじんわりと効いてくる辛さがまたいい感じ。(画像)
大門の「チャーシュー家 巧味創房」へ3度目の来店。店内8人待ちと前回に比べてさらに混んでいる。入店するとチャーシューを七輪で炙っている香ばしい香りが充満している。
前回同様に味玉巧らーめん(780円)は、スープが前回よりさらにおとなしくなった印象。店内に書いてあるWスープの蘊蓄の素材だけで、鶏肉・鶏骨・豚骨・ナン骨・大豆・数十種の野菜と果実・天然利尻昆布・九十九里や長崎の片口イワシ干し・アジ干し・枕崎産本カツオ・サバ・宗田カツオ・ムロアジ・アサリ・渡りガニと凄いが、その割にインパクトに欠ける気がする。
会議室に情報があった国立駅北口から至近距離にある「らーめん さんさん」は、昨年6月にオープンしたのだそうだ。蘊蓄に「そばのかえしを応用したタレと、小麦粉にそば粉をブレンドした麺で作った和風テイストのらーめん」とある(自家製麺ではないそうだ)。
らーめん+味付玉子(600円+100円)は、そのとおり透明感のある濃いめの醤油スープに、灰色がかった麺の組み合わせ。和風ながら最近良くある「和風」=「魚系」ではなく、醤油が引き立った風味と蕎麦の甘汁に近い甘さがある。麺はボソボソ感はなく食べやすいし、思っていたより違和感がなく不思議な感じで岩海苔が良くあっている。
夜だけの営業で他にはない特徴のある味わいなので、はまる人は週2回以上来店する人もいるのだそうだ。確かに飲んだ後でもさっぱりとして食べやすいラーメンでしょう。つけ麺はもりそばに近い印象なのかしら?
1月13日(火) |
今年初の路麺は、神田東口の「かめや」にておすすめの天玉そば(410円)、揚げたてのかき揚げは香ばしさとサクサク感があって良かったが、つゆにいつもに比べると和風の風味が足りないような気がした。茹でたての蕎麦はいい感じ。
ランチはなぜか博多系のラーメンを食べたくなった。この系統だと「ばりこて」@東高円寺や「萬福本舗」@南阿佐ヶ谷が好きなのだが昼休みでは到底無理なので、東銀座の「長浜屋台 やまちゃん 銀座店」で妥協するしかない訳です。
長浜ラーメン+小ライス(600円+11〜15時は無料)は、食券を手渡す際にバリカタ指定はするのだが、いつも忘れてしまうのが油少なめ。そう、前述の2店のラーメンには表面の油がほとんど浮いていピュアなスープなのだ。それでいて物足りなさはなく、豚骨本来の旨みだけで勝負しているという印象が強い。ここもそれなりにエキスは出ているので一度試してみようと思ってはいるもののいつも言い忘れてしまっている(油なしの指定が出来るのかは不明だが)。
なので、それなりの満足度にとどまる。本当の博多ラーメンはしつこさは感じないもので、博多=こってりというのももちろんあるが東京人の勝手な想像が大きいでしょう。
夜は神田の「めん屋 そら」へ。昨年11月にオープンしたお店で、通勤途中と行きやすい場所にあるにも関わらずすっかりと忘れていた。変わっているのは2Fが女性専用になっていること。その様子は見えないものの、楽しそうな笑い声が聞こえてくる。なるほど杏仁豆腐・マンゴープリンなどのサイドメニューを充実させて女性を呼び込むというのが今までの一般的なパターンでしょうが、こういうやり方もあるのかと。ただせっかくここまでこだわるのならサイドメニューを設けた方が良いと思うのですが・・・。それとも2Fのみの限定メニューでもあるのかしら?
味は醤油と塩だけで、トッピングが何種類かあるのみ。正油らーめんに、とても気になったネーミングのにん玉(650円+150円)。見た目は透明感のある醤油スープで湯気が立っていないものの、スープと一体化した油が表面を覆い実はかなり熱い。豚骨に和風素材を使用していると思われるが突出した風味はなく、複雑系ながら雑味はないので素直に食べ進むことができます。そんな高温のスープの中で、極細の縮れ麺がダレてこないのが不思議。確かに透明感がある多加水のようですが、ここまで硬さを保持するのは表面の油のせいでしょうか。
気になったにん玉は別皿で出てきます。流行の半熟ではなく固茹でながら白身がここまでしっかりと色づいているのは珍しいでしょう。ニンニク風味でちょっとだけピリ辛の味付け玉子は初めて食べました。一緒に漬け込んだ生ニンニクスライスとピッキーヌ?も盛られて、ニンニクは本来の臭みが抜けて甘辛いタレの味付けがついてそれだけでも良い感じ。
最近の新店にありがちな和風に頼った味ではないのがかえって新鮮でした。また、カイワレ状の具が何のスプラウトかを聞くのを忘れてしまったし、近日中に塩も食べてみようと思います。
2F席は女性専用なのでペアは不可。しかし神田周辺は働く女性が多い訳です。神田は新橋と似たような環境だと思います。周辺は男性をターゲットにしている飲み屋さんが中心ですが、女性が少なくないので女性のためのお店の需要はあるはずですね。確かに知り合い(?)がやっている新橋の某店はいつも女性連れで繁盛しているので、男同士だと入りにくいですね(笑)
1月12日(月・祝日) |
知り合いから教えて頂いた国立の「らぁめん めんや」へ。住所は国立ながら立川との境目、両駅のちょうど中間地点に位置し、多摩陸運局の近くにある。詳細を聞くのを忘れてしまったが、たぶん開店してからまだ1〜2ヶ月というところでしょうか。
自販機にあるメニューはラーメンとつけ麺がベースとシンプル構成で、食券を手渡す際に細麺と太麺を選択できるようになっている。ラーメン・太麺(600円)は、お店に入った時からそうだったように、スープにこそ浮いていないが背脂の香ばしい風味がたっぷりで、味も背脂の甘みのある醤油ベース。後半はやや単調になりがちながら、卓上には揚げにんにく・激辛唐辛子・胡椒・酢が用意されているので自分の好みに調節しながら食べ進むことができます。
太麺といっても多少太い程度で平打ち麺は、適度なモチッとしたコシがあっていいが、連れの頼んだ細麺は頼りない印象だった。あまり得意でない大量の茹でモヤシはスープに浸してから食すと水っぽくなくて助かった。脂少なめの肩ロース?チャーシューは、適度な歯ごたえがあって柔らかく上質。
大盛りが50円増しと安価であること、また店名からして自家製麺または製麺所が関係しているお店なのかもしれない。
1月11日(日) |
天気は良いものの風が強くて寒い日、そんな日は熱々の味噌ラーメンがいいですね。八王子の「樽座」にて味噌ラーメン(750円)。
前回は連れのを味見しただけなので感じ取れなかったのですが、かすかに海老の風味がする。それがレンゲですくう場所によって違っている。たぶん表面の油かな?とお勘定の際に聞いてみたところやはりそうでした。個人的には甲殻類風味のスープは生臭さを感じてしまいがちで得意ではないのですが、ここの風味は味噌と良く合っていていいですね。さらに海老の風味をたっぷり楽しみたいのなら、油多めでお願いするのが良いかもしれません。
太めで透明感のある多加水麺はしっかりとした歯ごたえがあり、熱々で濃厚な味噌に負けてないし、都度切り分ける大きいチャーシューは存在感があるし、かなり気に入りました。
お昼時なのにお客さんが少なかったけれど、八王子方面の味噌ラーメンでは最も好みにあっているように思えました。醤油は強烈な魚系の風味があってまるで旭川ラーメンのよう、とどちらのラーメンもインパクトの強さがあります。
1月10日(土) |
地元の「太公望」にて醤油ラーメン(600円)。化学調味料未使用・全国各地から直接仕入れた素材のダシが十分すぎるほど主張する味は従来どおり。前回は塩だったので細麺にしたが、醤油にはプリッとした縮れ麺が良く合うと思う。
本当は開店時間に待ち合わせをしていたのに起きたら1時(爆)
すいませんでしたー!
1月9日(金) |
昼は大門の「チャーシュー家 巧味創房」は昨年12月1日オープンで今回で2度目の来店となった。たぶん個人経営ではないと思われる外観は個人的にはやや引きが弱いものの、肝心の味が良かったので再来訪となった次第。店内はお昼時ということもあって満席で3人待ち。
最下価格のラーメンは680円で、博多系のラーメンではないが替え玉(150円)があり、そのオーダーが頻発するほどデフォの麺の量は少なめで、推定120g程度だろうか(大盛りはない)
味玉巧らーめん(780円)はデフォに比べて味付玉子2/2が追加され、その他の具は同じ。茶濁の豚骨系と和風魚系を合わせたいわゆるWスープのようで、今日は鰹節が前面に出ている。前回はどちらかというと昆布・煮干しが強かったので「一二三」のように一種クセのある系統だったが、今日のスープにはそれは皆無。かといって物足りなさはなくむしろ今日の方がバランスが良く仕上がっており万人受けする味とも言える。
今日の味が本来の目指す味なのか、それとも単なるブレなのかは日をおいて再食してみなければわからないものの、個人的には前回のスープの方が特徴がはっきりしていて他店との差別化ができていて好きだ。そのかわりに優等生タイプではないので、全くダメな人がいてもおかしくない。でもそんなお店があっていいと思う。
という経緯がある訳で、それを単に「開店時は良かった・・・」とは記述したくないですね。
1月8日(木) |
今日が仕事始めの「元・がんこ 三田」にて塩ラーメン(900円)。透明で薄い褐色のスープはダシと塩ダレの紫蘇の風味が相まっていつもどおりに満足度が高い。塩といっても醤油(中華そば)より塩分は低く一般のラーメンよりはやや塩濃い程度なので、紫蘇がダメな人以外は塩が食べやすいかもしれないです。
またホロホロのチャーシューがいいんです。このチャーシューは冷凍を使用しないため、肉屋さんの仕事開始・お店での仕込みに必要な日数からして今日が最短の営業開始となる訳です。
今年は何度来ることになるんでしょうか。
1月7日(水) |
昼は初の蕎麦となる月島の「蕎羅」にお年始。行列はないが適度に店内が混んでいて、むしろこの程度の活気があった方がいいとも言える。今日は天候は良かったが冷たい風で体がさめてしまっていたので温かい蕎麦の中から、鴨南蛮そば(1000円)。
かけの2倍の価格ながら鴨肉数枚と葱をローストした香ばしく鴨の風味もたっぷり。ベースの甘汁が鰹節の適度に効いたさっぱり系なので、かけではそれがメインになるが、鴨南ではその風味とケンカをせずに、むしろ引き立てている脇役となる。蕎麦は冷やでは滑らかな食感・喉ごし、それを温めると蕎麦粉を感じるザラつき感で楽しめる。ここの蕎麦は冷やでも温めてもいいですね。
最近は頼む割合がめっきりと少ないうどんも実はかなりのレベルなんです(お店の様子)
中途半端に出遅れてしまった夜、内幸町の「旭川ラーメン 旭王」に顔を出す。まるで以前から示し合わせていたように知り合い達と合流。ちょっとした新年会のようだ。
酒は控えめにしてラーメン・醤油(650円)、いつものように魚系たっぷりの風味に醤油のキリッとした風味。同じ旭川ラーメンでも地元にある「特一富屋」は系列からすると蜂屋系、ここはもう一つの大きな流れの青葉系なので、同じ魚系ながらその味わいは全く異なる。麺は加藤ではなく藤原なので低加水ではないが、これも違った味わいがある。
どちらが好きかは個人の好みによるだろうが、双方ともレベルが高いのは確かでしょう。
1月6日(火) |
三田でラーメン。「元・がんこ三田」は予想どおり8日(木)からの営業ということで、至近距離にある「京都銀閣寺 ますたにラーメン 田町店」へ。店名のとおり本店は京都・左京区の銀閣寺の近くにあります(未食)。都内では日本橋、洋食の老舗、半熟オムレツで有名な「たいめいけん」(ラーメンも食べられるのですが未食です)の向かいや、御徒町にも支店がありますし、ここ出身のお店としては、雪が谷大塚の「スズキヤスオ」や、その関連になるのでしょうか祐天寺の「イチローラーメン」があります。
京都のラーメンというと「薄味でさっぱり」と想像してしまいがちですが、「新福菜館」・「第一旭」と数少ない実食経験ながら、それは勝手な妄想であって実際は全く違います。コーンポタージュスープのような超濃厚鶏ガラスープで有名な「天下一品」も京都発祥ですから同様ですね。冠に「京風ラーメン」と称した妄想的ラーメンを出すチェーンがありますが、京都であの味はポピュラーではない訳です。
背脂の量・味付けの濃さ・辛さ具合などを調節することが可能ながら、自分の好みからすると無指定がいいかと。あえて指定するならばその日の好みで麺の堅さでしょうか、今日は無指定でラーメン(650円)。
表面は背脂たっぷりながら見た目ほどくどさはなく、その甘みのある風味が楽しめます。中間層はさっぱりとした醤油味、下層はピリ辛が顔を出してくるという三層スープというのがお店のウリで、なるほどそのとおりに楽しめました。
12月上旬にチャーシュー麺を200円引きと普通のラーメンと同価格で提供していたのは知っていたのですが、ここのチャーシューはどうも自分の好みには合わなかったので来店しませんでした。が、今日のチャーシューは今までの中で一番良かったようにと思います。部位や作り方、もしくは切るタイミングを変えたのかもしれません。
1月5日(月) |
今日から仕事始め。区内では初となるラーメンを目指して東銀座方面に行くと、お正月恒例の金杯を目指して場外馬券売り場は案内員を配置しているほど混んでいます。本命〜一攫千金まで考えてしまうと脳がショートするぐらいに組み合わせが多いですね。予想することはやめましたが、買わないまでもそれを想像しているだけで楽しさがあります。
そんな雰囲気を間近に見ながら至近距離にある「中華そば 共楽」は今日から営業開始のはずです。金杯の影響でしょうか、いつもに比べて待ちがちょっとだけ長い気がし.ます。自販機はどうなったんだろうか、ということは微塵も感じさせない昔ながらの後払い制。なのでホール担当の女性に中華そば(600円)を「そば」と通らしく告げてみる。
今日が初営業ということもあり何かがしっくりきていないのでしょうか、スープが非常に穏やかです。麺はモチモチ感があっていいのですが、スープにもう一ついつもの引力がありません。これはこれで好みの人がいておかしくないですが、自分が味わった最高の味わいからするとかなりズレていました。
これが食べ歩き、それもリピートの楽しみのなんですね。初めてのお店の感動に浸るのもいいですが、自分のベストの味とどれだけ同じか違うか、そんな楽しみ方もある訳です。
夜は三田でご挨拶二店、地元に戻って一店。やはり年始のご挨拶はしておかないと落ち着かないですね。
1月4日(日) |
所用で町田に出かけたのでダメモトで「雷文」に行くも5日から営業。八王子に戻って「えびす丸」はまだお休み中。「中華そば 青葉」は三が日は休みなしだったけれど今日はお休み。「でうら」もまだやっていない。改装後行っていない「タンタン」は7日から営業と今年のお休みは短め。「でんでん」の「しばらく休業」という張り紙が気になります。「樽座」は5日から営業。「ら〜麺 楓」は定休日。「大勝」は6日からの営業、と八王子市内を一時間ほど徘徊。今日が一番中途半端な日だったかもしれません。
ここがダメなら地元に戻ろうと半ばあきらめ気味で「一閑人」へ行き、ようやくラーメンにありつけることに。さらに店内はそれほど混んでいなくてラッキーでした。お店の公式サイトによると、今日から営業だったようですね。7・8日は定休日の水曜日・第二木曜日でお休みとなるようです。
塩らーめん(650円)は白濁で粘性があり、麺は八王子ではポピュラーな尾張屋製麺ながら低加水の細め縮れ麺はここだけかも。塩味の独特の風味が「山頭火」に似ている印象は前回どおりで、柔らかくジューシーでしっかり味のバラ肉チャーシューが2枚に増えましたね。ホホ肉のトントロもいいですが、このチャーシューもかなり好きです。
ラーメンは三種類とも複数回食べましたが、塩は前述のとおり八王子には珍しい味わいで、醤油はその風味を感じさせるとろみのあるスープで両方とも好みです。味噌はアルコールでも入っているかのような味噌そのものの風味を前面に出した味で、好き嫌いが分かれるかもしれませんがはまる人がいてもおかしくない味です。
また、つけ麺も香油醤油にカレー味と幅を広げているようです。ラーメンもさることながら、デザートの杏仁豆腐・プリンをはじめ、豊富なビールの品揃えは八王子では貴重なお店でしょう。
1月3日(土) |
地元の「特一富屋」に行くと市内で営業しているお店が少ないせいもあるだろうが行列ができている。最近向かいのお店の行列はよく目にするようになったが、ここの行列は何年ぶりに見ただろうか。
オーダーはラーメン・塩(600円)、スープそのものが豚骨・魚系中心の醤油と異なり鶏ガラベースということもあり、醤油とは全く違う味わいでさっぱりとしている。味付けには先日の日記にも書いたモンゴル岩塩を使用し、まろやかさよりもキレで食べさせるタイプだ。
もう一つの味である味噌は赤味噌を使用したような甘みが強めでちょっとだけピリッとした辛さがあるので、それぞれの味わいが全く異なるのがここの特徴でもある。個人的には醤油が一番で、塩・味噌は同位かな。
1月2日(金) |
今年の食べ初めは元日のみ休業でがんばっている府中の「中華そば ふくみみ」へ。まだお正月休みのお店が多い中、湯島の某店はTVの影響もあって80人ほどの行列があったらしい。皆さんおせちに飽きてしまったのかな、ここも行列で待つのかと思いきや店内は3人だけとちょっと気が抜けたが、某サイトを見てお店をめざしたが記述がよくわからなくて30分以上周辺を探したというご家族などであっという間に満席となった。
そうなんですね、お店の場所の記述は難しいです。特に自分がはじめて行く場所の表現には迷うことがあるし、地理に詳しいご近所さんの印象とは違ったものになってしまうこともあるので、できるだけわかりやすく記述するよう気を使うものです。味の印象は個人的に異なるのは仕方ありませんが、固有情報は不変ですからね。そういう意味でサイトの情報で初めてのお店に行く際は、複数のサイト情報を参照することをおすすめします。
さて、中華そば+煮玉子(500円+100円)は、従前どおり突出しすぎない動物系・和風魚系の風味に表面を覆う香味油が織りなす繊細なスープ。熱めの割に風味が飛んでいないのは、出す直前に再加熱しているからでしょう。ツルツルとした表面と適度な歯ごたえで透明感のある自家製の細麺はややスープの持ち上げが弱いものの、スープと交互に楽しむことがカバーできる。それに相変わらず分厚い切り方のチャーシューは柔らかくジューシーで、500円にこだわったという価格にしては十分すぎます。
なんてことを考えつつ食べ進んでいると容易に丼の中が空になってしまうし、セルフのお冷やなしで食後も喉が渇かない。自宅からは往復2時間かかったけれど正月早々満足のラーメンでした。
1月1日(木・祝日) 謹賀新年 |
新年明けましておめでとうございます
今年もよろしくお願いいたします
(こちらに昨年のふりかえりを記述してみました)
元日は毎年恒例行事である青梅の塩船観音に初詣に出向き破魔矢を買ってから、煎餅などの和菓子が美味しい「つつじ屋」に立ち寄りお汁粉の振る舞いを頂くと決まっていて、今年も同じルート。自家で蕎麦・うどんを食べて静かな年明けとなった。
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