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5月  Man太郎の日記風ラーメンメモ
【2003年5月分】
今月の実食数 ラーメン 29杯 (新規店 10店)
蕎麦 8杯・うどん 4杯
今年の実食数 ラーメン 108杯 (新規店 42店)
蕎麦 59杯・うどん 10杯

今月の自分勝手なラーメン好み度です

【また行きたい】
(6杯)
共楽(2杯)、旭王元がんこ三田斑鳩
【おいしかった】
(20杯)
大山家えびす丸多摩利屋笑の家
でびっと中延八兵衛きらら葦名
樽座集来どらいち(2杯)、大空永楽
池谷精肉店孫市きがらげんこつ屋
弥七平太周 味庵
【まあまあかな】
(3杯)
葫亭拝島太夫三松  
【もう行かない】
(0杯)
  

5月31日(土) 
 数ヶ月前に読者の方から情報を頂いていた蕎麦店、五日市にある「そば小屋 あをき」へ。38年ぶりに本州に上陸した台風に誘発された大雨の中で視界が悪いせいもあり、小さな看板だけではわかりにくいので通り過ごすところだった。木々に囲まれたログハウス風のお店がひっそりと佇んでいる。

 天井の高い店内にはお香の甘い香りが漂い、静かなBGMが流れて落ち着いた雰囲気を醸し出している。聞けば3年目になる建物だというが、そんな風に感じないのは店内禁煙ということもあろうが、入念な手入れをしているからということは曇り一つない窓ガラスからも容易に推察できる。14時過ぎで悪天候のせいもあってお客さんは皆無と最後まで我々だけで、初めて日の出の「双柿庵」に行った際もこんなシチュエーションだったことを思い出した。心から落ち着ける雰囲気は区内では味わえない。

 メニューはもり・かけを中心に数種あるのみ。もりそば(600円・料金は外税、以下略)はざるに盛られて細い切り方。蕎麦粉は十勝産で、適度な歯ごたえの食感と蕎麦本来の風味を感じる。滑らかな喉越しも秀逸で、聞き忘れたがたぶん二八と思う。つけ汁は鰹節の風味は弱めながらが、蕎麦が細いのでこの程度の方がしっくりくるし、甘みを抑えたすっきりとした味わいは自分の好み。桜えびかき揚げ(500円)は薄い衣をまとったふんわりとした食感で、海老の風味と香ばしさがいい。

 追加オーダーしたかけそば(600円)の器は、丼ではなく漆器のお椀(陶器製ではないので「お碗」ではない)。珍しいがお気に入りの「M亭(仮名)」に慣れているので違和感は皆無。辛汁に比べてやや雑味と酸味を感じるが、温かいのにしっかりとした蕎麦の食感なのはなかなかだ。

 地元から至近距離にこんなお店があったとは驚き。(お店のレポートはこちら



 こんなお店を紹介して頂けるなんて、自分のサイトを持っていて良かった!と実感する。
 が反面、ラーメンも蕎麦もうどんも宿題店山積みの状態なのです。ゆっくりと行きますので、情報提供の方々には、ながーい目で見てくださいませ。


5月30日(金) 
 大崎広小路駅から至近距離にある「らーめん 平太周 味庵」は今年3月にオープン。本店は板橋本町にありそのルーツは、土佐っ子ラーメン→ホープ軒本舗の屋台となるが、その過程は複雑なようだ。

 味はラーメンとつけ麺のみ。公式サイトには塩があるが、メニューから抹消されていた。また住所は品川区大崎4−2−2が正しいはずだ。

 らーめん(650円)は、層になった透明な油と背脂たっぷりのいわゆる背脂チャッチャ系。ギトギトなのだが豚骨臭さはないのと、香辛料が効いたような薄めの醤油味のせいだろうか見た目より食べやすい。チャーシューが変わっていて、ほぐしたものをトッピングしてある。丼を出される際に、よくかき混ぜて食べるよう案内される。確かに薄めの味付けに多量の油のせいで味が薄く感じるので、しっかり味のチャーシューを混ぜてちょうど良くなってくる。

 とは言え自分には油が多すぎた。


5月29日(木) 
 昼は新橋の「らーめん 勇」にて塩らーめん+玉子(800円+150円)。極めて透明な黄金色のスープは、何が突出するでもなくバランス良く穏やかで、揚げネギがアクセントになっている。硬めに茹で上げられた細麺との組み合わせも好きだ。

 レンゲを使わなければ上手に食べられないほどホロホロのチャーシューに、二黄卵の味付玉子は大振りでボリュームがある。



 夜は「らーめん 弥七」にて塩ラーメン(600円)。綺麗な白濁スープは表面の油が皆無。強い風味は感じないがバランスの良さが特徴で、紫蘇のさっぱりさが漂っている。まろやかさの中にキレがあるというのかな、複雑な味わいだ。

 あわせる麺は自家製で、シコシコとした歯ごたえと表面がツルツルした喉越しがいい。しっかり味の肩ロースチャーシューも、細切りのネギのシャキッとした食感がアクセントだ。


     ★★ 新作メニューのお知らせ ★★

本日から夏限定メニューの、鶏おろしそば(800円)が登場したとのこと、今日は食べなかったが、従来のスープを冷やし、鰹ダシのスープで割ったものをベースにしているという。具は鶏肉に大根おろしでポン酢で味付け。想像のできない味だが、ここの麺は冷やしてもいけるに違いない、近いうちに来てみよう。


5月28日(水) 
 魚らん坂を歩いていると汗ばむほどの陽気。もうじき坂越えもツライ時期になるなあ。

 「麻布麺房 どらいち」のもう一つのメニューである優麺・トリ(850円)は、味は同一でチャーシューのかわりに鶏肉となり、同じように炙ってあり、その風味が優しいスープへのアクセントになっている。細麺ながらフノリを練りこんだしっかりとした歯ごたえの麺が印象的な味わいだ。

 レベルが高いことはわかるが、やはり値段が高いと感じるなあ。



 夜は久々に「九段 斑鳩」。8人待ちで10分くらいで着席。お店の中で待たされると、待つ方は早く席を空けて欲しいし気持ちが強くなるし、食べている方はその視線が気になりがちで落ち着かない。お店の外で待って、あいた席の数だけお店の人が店内に誘導するというのは、そういう意味でいいと思う。

 らー麺(650円)にする。思い起こせば開店当時は某有名店に似ている面があって、悪くはないが荒削りの部分が見えていたが、今ではここでしか食べられないオリジナリティーあふれるラーメンになった。厨房の中も坦々と仕事をこなしつつ、お客さんへの感謝も忘れない。

 ご主人は師匠がいないので試行錯誤してこの味にたどり着いた訳で、多数の素材の風味が織り成すハーモニーでズンと主張してくるものになった。もう少し温度が高いのが好みという人がいるかもしれないが、この風味を一番強く感じることができるのがこの温度、過ぎたるは及ばざるがごとしなのだろう。


5月27日(火) 
 移動中のランチタイムがちょうど月島だったので「蕎羅」へ。昼はホール担当の女性がいて、愛想が良くて柔らな人当たり。ご主人と気兼ねなくだべるのもいいが、この雰囲気も捨てがたいや(笑)

 食べたのは納豆せいろそば(900円)、通常のつけ汁のかわりに引き割り納豆に絹さやがのり、ウズラの玉子を落とし刻み海苔を散らしてある。硬めの蕎麦に絡みつく納豆の柔らかな食感の織り成す調和と、滑らかな蕎麦がさらにツルツルと食べ進める滑らかさが面白い。

 あっと言う間に食べ終えてしまい、大盛りにしなかったことを後悔する。せいろを1枚追加しようかと思ったが、お店の外で待っている人達がいたので妥協して退店した。



 物足りないので追加で何か食べようと一考すると、移動ルート上に「M亭(仮名)」があることに気づいて行ってみる。ちょうど一席あいたところで待ちなしで着席とは何ともラッキーな。いつものように2枚+1杯(300円×2+500円)。

 さきのお店(二八)とはまた違った三七ならではの風味と太めのしっかりとした食感で、いつものように1枚目の半分は何もつけずに、もう半分は鰹風味たっぷりのつゆを堪能し、もう一枚は薬味である山葵・大根おろし・葱を少しずつ蕎麦に和えながら食すと、また違った趣を楽しめる。

 かけもいつもならではの満足感ながら、小食の自分にはお腹が張ってきたのでつゆまでは無理か、と思いきや飲めてしまう。飽きのこない食感と風味がそうさせるのかな。前店が150g、ここが60g(らしい)×3なので都合330g。ラーメンならば個人的にはかなり多めの量ながら、蕎麦だと食べられてしまうのはなぜなんだろ。その理由について改めて入り込んでみたい。



 夜は帰宅に丁度良い電車に乗るためにはあまりにも時間がなかったので、「名代らーめん げんこつ屋 三田店」にてげんこつらーめん(730円)。白茶濁の乳化したスープにしっかりとした鶏の風味を感じた前回に比べて、今日はどうも風味が薄く印象が違った。どちらが本来の味なんだろう。

 700円オーバーという値段設定が疑問だったのは前回と同じ。


5月26日(月) 
 昼休み時間が短かくなってしまい、残りの時間で往復できるお店として泉岳寺正門前の「三松」を選択。そば・うどんは230円から食べられる路麺で、自分が今まで経験した中のお店では、厨房・5人でギリギリという客席とも一番小さいお店ではなかろうか。

 ラーメン+ソーセージ天(350円+90円)は、ベースはたぶん業務用の鶏ガラスープだと思われるが、狭い厨房の中に小さいながら寸胴を構えており、その中には色々と食材が入っているように見える。その一工夫がいいじゃありませんか。素朴なスープにソーセージの懐かしい味が合うんだな。

 かといって、ラーメン好きの知り合いに紹介してわざわざ足を運ばせることはないだろうが、少なくとも自分の中においては、その雰囲気を含めて気に入っている。

 今日は13時近くに行ったので店内は自分一人。いつも狭いと感じている店内が異常に広い。もちろんゆったり食べられるのは確かだが、隣の人と腕が触れたり、席がなくて丼を店外に持っていくのが普通なので、逆に落ち着かない変な感じだ。

 食べ終わる頃に観光客と思われる外人男性3人が来店し、「テンプララーメン、イイデスカ?」に対し、「い、いえす!」と答えていたご主人の必死さが妙に面白かった。天ぷら(=かき揚げ)は120円なので、ワンコインでお釣りがくる食事だったと思うが、日本以外に住んでいる人からして、この食べ物はどういう風に映るんだろう。

 (立ち食いのお店にしては字数が多すぎか・・・)



 夜は神田で買い物を済ましてから「支那そば 八島」へ。時間帯によってお客さんのん波があるのは以前どおりで、今は21時前後がピークなのかな。生ビール+キープ黄八丈を飲みながら、麻婆豆腐・冷やしトマト・ザーサイなどなどをつまむ。

 知り合いらも来店して明日発売の雑誌ネタで大盛り上がり、さあこれから! というときにシンデレラタイム・・・おとなしく帰宅したのでありました。


5月25日(日) 
 先日の印象が良かった聖蹟桜ヶ丘の「らあ麺 きがら」にて、未食のつけめん(700円)。

 麺は温かいメニューと同じ普通の太さで、モチモチ感はないがキレの良い食感を楽しめる。つけ汁は酸味も辛味も極めて抑えてあるので自分でも大丈夫。系統としては「一陽来福」のようなキリッとした醤油ベースに、表面の油とここならではの短冊状に切ったチャーシューのジューシーさがいい味を出している。

 最初からスープ割り用のダシが別容器で出され、麺を食べ終えてからそれを入れると魚系のふんわりとした風味が広がる。ガツンとした味が好きな人には合わないかもしれないが、自分はこの程度のおとなしい味付けが好み。

 味見した味噌らあ麺は、中華鍋は使用せずダシに味噌を溶かす製法。ダシの風味を重視するためだろうか、油や味噌そのものの香りは控えめで、おとなしい印象の味噌ラーメン。麺は同じものを使用しているようなので、この程度の味付けが丁度よいのかもしれない。

 メニューで食べていないのはあつ盛つけめんのみとなったが、想像するにたぶん好みだと思う。
 今のところの個人的な順位は、塩>醤油>つけ>味噌かな。


5月24日(土) 
 夢の島公園で知り合いらとBBQ、その前にめったに行けない西葛西の路麺「やしま」へ。実は昨年も同じルートをたどったりする。昨年は温かいそばだったので、今回は冷たいメニューの中から、小海老天もりそば(400円)。

 四谷の「政吉そば」のようなプリッとした海老の食感がいい。生麺使用なので麺がしっかりしている。自宅から2時間かかるが、近くに行った際にはまた立ち寄ってみたいものだ。(お店の様子



 さてメインイベントのBBQ、とても詳細はここでは書けない話題炸裂。
 公開できる画像もここまでということでご勘弁。兎に角、楽しかったわ!



 素直に帰宅すると2時間のはずなのだが、なぜか西国分寺で乗り換える謎のルートでの帰宅途中に、小腹が減ったので、「白河中華そば 孫市」へ。いつもは行列があるが、土曜の夕方なのでさすがにすいている。

 中華そば(以前の名称は手打ち中華・600円)は、見た目は以前と変わらないが、麺を持ち上げると、まだ酔っているのか?と勘違いしてしまうほど麺が変わった。従前は太めの平打ちだったが、細めの平打ちになっている。これはこれでいいだろうが、個人的にはモチッとした食感の方が好きだったなあ。


5月23日(金) 
 丸ビルの中にはラーメン店が2店あって、「博多麺房 赤のれん」は実食済み。もう一店の「らぁめん 永楽」に行ってみる。ビルの案内では中華の分類になっているので勝手に勘違いしていたが、らぁめん、角煮らぁめん、塩野菜らぁめんの3種のみを提供するラーメン専門店。

 らぁめん(750円)は、きれいに乳化したスープに、しっかりとしたモチッとした食感の麺の組み合わせでなかなか。

 他店では見かけないのは卓上の様子で、胡椒をはじめ箸も何も置いていないのでスッキリしている。



 地元なのになかなか行けない「麺 池谷精肉店」へ。つけそばにしようと思っていたのだが、とんそば・海塩らーめんのかわりの我流らーめん(600円)が気になりそれにしてみる。

 モヤシが小山に盛られ、それに薄切りのチャーシューがのっている。多めの背脂と透明な油が浮いた醤油スープは、背脂の甘みが強くないし、キリッとした醤油味で見た目よりコッテリ感は少ない。麺はつけよりもやや細めながら、モチッとした歯ごたえと麺そのものの風味を感じる。

 つけもいいけど、こちらもなかなか。


5月22日(木) 
 夜は三田で知り合いと飲み会。お店に行くのが遅くなってしまって駆けつけると、お店が満席なので「串揚げ たけちゃん」、こちらも満席なので店外で立ち飲み。それがしっくりとくるのがここならでは。

 席があいたので、当初の目的である「北の箸 無炉爛(むろらん)」へ。インターネットでは三田あたりで飲み屋を展開するチェーンの傘下にあるようだが、お洒落さのある店内はそれを想像させない。つまみは北海道から輸送しているようで、ツブ貝の刺身には山わさびが付いて、焼き物には羊があり、行者ニンニク、ざんぎ・・・。

 北海道らしいメニューの品揃えが多い。こちらの人の味覚に合わせているのかな、クセが少ないあっさりとした味わい。個人的には素材のままの味を楽しめる方が良かったかな。


5月21日(水) 
 昼は新橋の「NRE&めりけんや」にて熱玉うどん・並(480円)をオーダーすると3分待ちとのこと。かけ・並290円+生玉子60円とはどう違うのかが気になるところだったが、茹で上げの麺だからこそ待ち時間が必要だったようだ。

 茹でたての麺は適度なコシがあってモチッとした食感もある。味付けは玉子+だし醤油?のみのシンプルな味付けなのがいい。

 大にしておけばよかったか。



 夜は月島の「魚仁」、19時ですでに満席・8人待ちとタイミングが悪かったようだ。たぶん20時過ぎには空きができると思うが、そこまで待てないのでパス。

 ならばと「居酒屋 三平」にしてみる。以前は「蕎羅」の至近距離にあったので、蕎麦の予約をしておいて、刺身などを堪能してから閉店時間ギリギリに舞い戻り、蕎麦で〆、ということができた。

 現在は西方面に移転し、キャパがたっぷりな一般的なお店に見えるが、刺身はもちろんのこと、穴子やしめ鯖など手を加えた品もいい。ココと昨日のお店のどちらが好きか?と言われると迷う。どちらも好きなところがあるので、甲乙をつけたくないお店だ。たまたまTVで見かける某有名鮨店のご主人とそのファミリーが来店していた。お休みモードのようだったので話しかけなかったが、定期的に来店するのだそうだ。


5月20日(火) 
 お店の物色悩んで新橋の「太夫」に行ってみる、昨年12月オープンしたお店で、開店間際に行ったままごぶさたで、その後の発展が気になるところだった。ランチタイムにかかわらずお客さんが皆無だったので、他店に移動しようかと思ったほどだが、食べてみなければその真意はわからない。

 前回と同じ「しょうゆ」(700円)は、味に変化があって、具が若干変わったようだ。それが、変に空回りしているのかな。丁寧に作ってあることがわかるほどにもったいない気がする。



 夜は月島の「魚仁」。鮪ブツ・鮪カマ焼き・帆立焼き・アサリ酒蒸し・塩辛、どれも新鮮でボリュームがあって満足度が高い。外は雷を伴う豪雨で、お店の中に雨漏りがしても「外で飲むよりましだろう!」と、そんなおおらかな人が多いようだ。お勘定は間違ったかと思うほどの @\2.2k

 閉店間際の「蕎羅」に転がり込んで焼酎蕎麦湯割り。お腹に余裕がないのでせいろそば(500円)をつまみながら飲む。高い風味を保ち、細いながらしっかりとしたい歯ごたえのある蕎麦が極めてお気に入り。鰹節のしっかりと効いた辛汁との組み合わせが絶妙で、もう少し多めのオーダーすればよかったかと後悔するほど。

 至近距離でもう一軒は「ひょうきん村」。思わぬ裏話炸裂、肴がいらないほどで黒ホッピーが進む。もちろん、本来のつまみである生・乾き・揚げ物のどれもがいいではないか! 数度来店しているが、いつも以上の満足度で参った。

 月島=もんじゃ、という印象をお持ちの方は多いだろうと思う。もちろんそれは正しいかもしれないが、別のジャンルのお店も充実していることは間違いない。


5月19日(月) 
 夜は「元・がんこ三田」へ。今日は水曜日ではないので店先には赤いちょうちんがぶらさがっている。2月19日から毎週水曜日に限り牛骨スープが復活し、その際はちょうちんではなく従前の大きな牛の大腿骨がトレードマークになる。

 塩ラーメン・やや薄(900円)は、シソの風味が食欲をそそり、自分にとってはこのくらいの塩気がちょうどよい。食べ方が難しいほどのホロホロで大きなチャーシューもいい。水曜日に比べるとスープは物足りなさはあるものの、やっぱりお気に入りだ。


5月18日(日) 
 先日駐車場がなくてあきらめた「らーめん専門店 葫亭 拝島店」に行ってみる。ちなみにお店裏手のコインP(100円/20分)を利用した。1Fがロッテリアで、以前は2Fもそうだったかな? 店内は木を生かしたテーブル・椅子が特徴的。お店の公式サイトによると創業40年で埼玉を中心に数店をFC展開しているようだ。

 味は醤油・塩・味噌で、トッピングが数種ある。醤油らーめん(550円+税)は、札幌の味噌ラーメンのように野菜を中華鍋で炒めて具・スープを作るので、その香ばしい香りがお店の中に充満している。スープも同じようにダシそのものよりも炒めた香ばしさが強いものの、店名にあるニンニクは効いていない。醤油は角張った味つけが気になったので「まあまあ」という評価にしたが、塩はタンメンに近い印象でそちらの方が食べやすそうだった。

 時間帯のせいかお客のほとんどが高校生という一種異様な光景だったが、値段が比較的安いし帰宅途中のおやつ感覚で食べるのにはいいかもしれない。


(余談その1)
 今はもうないが同名のお店が高円寺にあって、たぶん日本一重い器(未確認)だったことが印象に残っている。もしやと淡い期待を込めていたが、どうも違ったようだ。

(余談その2)
 後ろに並んだグループから、葫らーめんを「もえらーめんって何だ?」と。もえ=萌で似ているが字が違う。葫=にんにくは読みにくいのかなあ。


5月17日(土) 
 知り合いから情報を頂いた立川の新店、「大空」へ。すずかけ通り沿いといえば「パワー軒」があるが、モノレールをはさんだ反対側になる。至近距離に「まーちゃんラーメン」というお店があったがこちらは未食。ファミリー向けなのかな。

 味は一種類のみでらーめん(600円)。お店の人はシェフ服を着ておりレンゲは金属のスプーン風なので、洋食出身なのかもしれない。具に茹でモヤシ・細切りキクラゲがのっているが九州系ではなく醤油ラーメン。秀でた風味はないものの動物系・海産物に野菜なのかな、バランスの良いスープに、表面の油と揚げネギがアクセントになっている。挽肉が少量入っていたが醤油ダレに使用しているのだろうか。

 ウズラの玉子はスモークしていあるのかな、かなり研究されたラーメンだと思う。麺がスープと合わないような印象が気になったが、ジワジワとコクが出てくるスープは気に入る人が多いのではなかろうか。


5月16日(金) 
 昼は魚らん坂を越えて「壱参ラーメン」に後ろ髪を引かれつつ、先日オープンした「麻布麺房 どらいち」へ。本店は藤沢にあるが未食ながら評判は良い。お店のサイトによると本店は複数の味を提供しているようだが、こちらは優麺一種類のみ。トッピングに豚/鶏が選択できると非常にシンプルな構成になっている。

 優麺・ブタ(850円)は、透明感のある濃い目の醤油色をしており、無化調ならではの穏やかさが特徴的なスープだ。表面の油は多めながらさっぱりとしている。その中で強い印象なのが炙ったチャーシューで、かなりスモーキーで焼肉に近い感覚かも。それを前半/後半に食べるかでスープ、ひいては全体的な印象がかなり変わってくると思う。自分はスープそのものを楽しんだ後半に食したが、それ以降はその風味のインパクトが強い印象だった。

 麺はフノリをつなぎにした細麺で、見た目よりしっかりとした歯ごたえがある。そばに例えるとへぎそばということになろうか、粘性を含んだ歯ごたえがあって面白いかと。

 個人的には気に入ったのだが、850円という価格はどうなんだろうか。無化調でスープにコストがかかっているのはわかるが、至近距離にお気に入りのお店と比較してしまうと、感覚的に200円ほど高いという印象かな。

 店内は開店して間もないので満席、たぶん初めて来店する人がほとんどだろうと推察する。初めての人に足を運んでもらうことがとりあえず重要であるが、その中からいかにリピーターを確保できるかがお店の将来を大きく左右する中で、この価格設定はどうなんだろう。



 夜は知り合いと虎ノ門の「焼鳥 千鳥」、レバと手羽先が売り切れだったのは残念ながら、それ以外のメニューは全て堪能して満足度が極めて高かった。

 メニューの詳細は5月2日の日記を参照、ってことで。


5月15日(木) 
 昼は大門の「中華そば 集来」の手打ラーメン(550円)。待ちと注文が前後するのはいつものことながら今日は5人抜きで強制着席、熱々のスープに平打ちの麺がモチモチ。これももちろんいいのだが、冷たい麺も食べてみたい。

 つけめんがあれば間違いなく試しているだろうが、手打冷し中華(820円)しかない。試してみたいのはやまやまだが、具にたくさんのモヤシ・キューリが山のようにのり、味付けもかなり酸っぱそうで自分はオーダーできない。冷やした手打ち麺を食べられる人がうらやましい。



 夜は市ヶ谷。焼酎には米・麦・芋・・・などがあり、それを発酵させるための麹がいくつかあって、その組み合わせで種類は多岐に渡る。そんな多くの焼酎を置いているお店だ。

 沖縄系のつまみも刺身などの生ものも美味しくて満足度は高かった。(画像はこちら

【お店の情報】
 嘉多蔵(かたくら) 新宿区市谷田町1−3 (03-3260-4504) 17:00〜24:00
 混雑するので予約がおすすめ。




 その後新宿での電車の待ち時間に、こんなものを食べたような気がする。


5月14日(水) 
 昼は古川橋方面に行こうと決めていたのに、余裕がなくて断念。まあランチタイムの徒歩圏内だからチャンスはいくらでもあるからいいか。



 夜は「串揚げ たけちゃん」に知り合いらがいるとのことで、遅ればせながら参加。本来はお持ち帰りのために設けてある小窓付近に群がった集団があって、遠めでも異様に写ること間違いなし、結局それに自然吸収されてしまう(笑)

 何度も来ているので全メニューを食べたかのように勘違いしていたが、山芋は未食だった。素揚げした表面の香ばしさ+表面近くは火がとおった柔らかさ+中心部は生感覚のシャキシャキ感がいい。ソースもいいが素揚げはシンプルに塩で食すのがおすすめ。

 お店の広告塔をかねて3時間近く立って飲み食いしていたはずながら、全くそんな気がしなくて閉店時間となる。今日もレシートである湯のみが1個では足りなかったが、お勘定は@3kとリーズナブル。会社から近くにあって本当によかった。


5月13日(火) 
 昼食を取れないまま夕方になってしまい、東銀座の「中華そば 共楽」へ。ランチタイムは混雑もあって目新しい自販機を未使用なのは前回確認済みながら、アイドルタイムはそれを使っているのかが気になっていたところだ。オーダーを告げる以前のスタイルが好きなので、とりあえず自販機を無視して着席してオーダーしてみると、オーダーは通る・・・が、前金制でホールの女性が食券を買ってお釣りを持ってきてくれる。んー、半食券制とでもいうべきか。

 食べたのは中華そば(600円)。今日のスープは魚系が強くエグ味と感じ取れそうな風味があって、それを嫌いな人もいるかもしれないが、ここのお店のその味は自分にはブレの範囲内で、個人的には最上級の次にランキングしている味。

 硬すぎない麺と、硬さを残したチャーシュー、多めを頼みたくなるようなメンマ、それぞれが強いインパクトの中で微妙にバランスを保って全体では悪くない、わかりにくいだろうがそんな味んだのだ。後半黒七味を入れてみると、少量だったせいもあろうがほとんど効かない(笑) 凄いラーメンだ。



 夜は特に予定もないので1人で新橋。初めて行ったのは15年以上前になろうか、以前は頻繁に顔を出していた烏森神社の参道にある小料理屋へ。しばらくご無沙汰していたので恐る恐る暖簾をくぐると、昨日も来たかのように女将さんが温かく迎えてくれる。酒も肴も特筆するものはないが、女将さんと客はもちろんのこと、初対面であっても客同士のコミュニケーションがすぐに取れてしまうというのがこの手のお店の魅力の一つなのだろう。それが全く変わっていないので、とても居心地が良くてついつい長居をしてしまう。

 もう放映は終了したが、店内にTBSドラマ「刑事★イチロー」のポスターが貼ってある。実はそれに出てくる飲み屋のロケ地はここ。出演者はもちろん来店(?)していたとのことだが、自分にとってのお店の印象を壊したくないのでしばらく遠慮していた。時間も経ってようやく落ち着いて飲めるようになったのは、(元)常連からするとうれしいかな。

 烏森神社参道の両側に広がるお店は現在は歯抜け状態になっているが、最盛期は壮観だった。花売りのおばあちゃんが入り口を開けて「お花どうですか〜♪」と笑顔を見せ、おじいさんの三味線の流しが風情を醸し出していた。女将によると両人とも亡くなってしまったのは時代の流れで仕方がない。ギターの流しは今でもあるが、ここには前者があっている。

 歯抜けしたお店は大家さんの方針で営業不可で、現存しているお店にもプレッシャーをかけるのはいかがなものか。時代の流れには逆らえないとはいえ、このお店が存続する限り通って、微力ながら応援してみることにする。


5月12日(月) 
 朝から気分は長いGW休みから明けた「M亭(仮名)」。誰もが二週間ぶりのはずなのに、店内はいつもどおりの落ち着いた雰囲気。本当はうれしくてしょうがない人も平静を装っている、かどうかはわからないが、少なくとも自分はこの場所に着席できたこと自体に喜びを感じるのである。

 いつものように2枚+1杯(300円×2+500円)、太目の七三は蕎麦の風味が高く、何もつけなくても2枚とも食べることは容易だろうが、辛汁も秀逸なので2枚目はそれと薬味を楽しむ。かけも全く変わりなくて大満足。ただ冷静に考えてみると、食べなれている自分は最高評価。初めて食べる人の中には違和感を感じてもおかしくないほど風味が強い。

 以前からここに書いているとおり、味の好みには個人差があって当たり前であって、同じものを食べても100%の人が美味しいという評価になるはずがない。それは超有名なレストランでも、路麺であっても、どんな食べ物にも共通で、個人の味覚と価値観が違うから当たり前なのだ。それが食べ物の奥深さであり面白さなのだと思う。



 夜は初めてのお店に連れて行ってもらう。2店+その場所では飲んだことがないお店1店と遠いルートのお店。結論、自宅からも通勤ルートからも遠いのに気に入ってしまわないようにと気をつけていたのですが、どうしましょう。

 ここに詳細の情報を書いていいのかを確認していなかったので、とりあえず画像のみってことでご勘弁(笑)



 ところで、昨日トップページのカウンタが50万ヒットを超えました。最近は1ヶ月でほぼ2万アクセスとなっており、主催者として多大な人に来訪いただいているのはうれしい限りです。今後も同じようなコンテンツを継承するつもりでおりますのでよろしくです!


5月11日(日) 
 先日八王子にもうすぐ開店だろうというお店を見つけてあったので、確認に行くとオープンしていた。店名は「麺や 樽座」といい、5日にオープンしたという外観はシンプルだ。店名にあるとおり椅子は木の樽に座布団をのせたものだ。

 メニューは醤油・味噌のみで、食べたのは醤油ラーメン(650円)。こげ茶っぽい茶濁のスープは、中華鍋で温めてから丼に注ぐので熱々。和風魚系、それも煮干し・鰹節ではなく、サバ・アジ節と思われる風味を強く出しているのが特徴的だ。麺は味噌にあいそうな太目の縮れで、スープが濃厚なので違和感はない。チャーシューは注文を受けてから切り分けているようだ。

 豚骨+魚系のダブルスープだとは思うが、系統としては旭川に近い印象だった。


5月10日(土) 
 会議室に情報を頂いていた拝島の「らーめん専門店 葫亭」に行くと、お店は営業していたのだが駐車スペースを確保できずに断念。ここは電車で来たほうが良さそうだ。

 なので情報を頂いていたもう一店の立川の「豚そば 葦名」にする。会議室にチャーシューを炙って出すとあったが、正確にはチャーシューにハケでタレを塗って、なつかしい七輪で炭火焼きにしている、それ自体が凝っているし他店では見たことがない。そのタイミングを見計らって丼にスープを注ぎ、麺を茹で始めているようだ。

 メニューのデフォルトはつけ豚そばながら、今回は看板にもなっている豚そば(680円)。麺は中太麺と細麺を選択できるようになっていて細麺をチョイス。茶濁スープに香ばしそうに色づいたチャーシューが見るからにそそる。

 豚骨臭さは全くなくダシの風味に加えて揚げネギがいいアクセントになっている。お店では細麺と称しているが決して細くはなく、モチッとした食感の麺がスープとよく合う。チャーシューはバラ肉だろう。表面がカリッ、中がジューシーでしっかりとした醤油ベースの味つけ。立川では高めの値段設定になろうが、このチャーシューはいい。

 ただ全体的に味付けが濃い。チャーシューが濃い味付けなので余計そう感じるのかもしれないが、もう少しスープの味付けを薄くすることによってスープそのものの風味がより強く出るだろうから、全体的なバランスが良くなってまろやかさも強調されるのではないかな。

 麺は1玉160gと普通よりもやや多い程度ながら、大盛りは2玉(+200円)となる。一度に出さず1玉食べ終えてからの替え玉方式なので、中太麺と細麺を組み合わせることも可能なようだった。これはとても親切な配慮だ。

 最近の多摩の新店はどれもレベルが高いなあ、と感心してお店を出てしまい、開店時期・営業時間・定休日などを聞き忘れてしまった。どなたかフォローして頂けるとうれしいなあ。


5月9日(金) 
 昼は五反田。駅近くに路麺はチェーン店が1店しかなく魅力はない。その至近距離に立ち喰い寿司というのがある。御茶ノ水駅前の立ち寿司は有名で行ったことがあるけど、ここはどうなんだろうと興味があるがやっぱりラーメンにする(笑)

 「宝亭」には行列があったのでパスして、「博多一風堂 五反田店」に行くとこちらも10人ほどの待ちがあり時間内に帰還できるのかは微妙なところ。これから人と会うので生ニンニククラッシュもできない。お店の魅力を最大限に感じ取れないことに気づいて、至近距離にある「九州大牟田柳屋ラーメン きらら」にする。

 未食の黒柳ラーメン・麺硬め(650円)は、ベースの豚骨スープはデフォの白柳と同じなのかな、表面に黒みがかった褐色のタレが浮いて、ニンニク・黒胡麻・イカスミなどで構成されているらしく、印象としてはマー油の一種と位置づけていいと思う。

 ただしマー油は熊本ではポピュラーながら、そもそも大牟田にマー油があるのかは未確認。ニンニクの香ばしさが良く出ていて、それが強すぎないのはサラリーマン&OLにはいい。後半に「黒には黒」と持参した香辛料をふりかけてみたら、印象ががらりと変わってこれもまた一興。

 下北沢の「りきまる」ってこんな感じだったか?



 先日蕎麦が売り切れだった月島の「手打ちそば・うどん 蕎羅」に足を運んだのは、最近超お気に入りの蕎麦店が今だにGW休みから明けておらず、お気に入りのレベルの高い蕎麦を食してみたかったからに他ならない。

 ビール・蕎麦焼酎の蕎麦湯割りを飲みつつ、そば味噌・鴨焼き。知り合いらが到着したところで、せいろのそばとうどん。どうしましょ!というくらいの高い風味と歯ごたえ。麺もいいが鰹風味たっぷりのさっぱりとした辛汁もいい。甘汁でもう一品食べたような気がするが、メニューになかったので気のせいだったと思う。



 場所を移動して先日訪れたdeepなお店へ。鮪ブツ・鮪カマ焼・ズワイガニ・帆立焼きなどで酒が進む。さすが魚屋さんが母体という新鮮さとボリューム。どんどん飲み物が進み、あっという間に帰宅時間。満足感の割りにお勘定は懐に優しくて大満足。

 月島=もんじゃ、という感覚を持っている人は当然多いと思うが、実は下町ならではのディープなお店もあるんですなあ。すっかりお気に入り。



 楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうものだ。すっかり長居をしてしまっていつもの電車はとっくに出発済み。自宅に最短の電車が、先日悪夢を見た電車だった。パソで日記の元ネタ書きに専念していたが、睡魔がぁ・・・。ギリギリで予定通りの帰宅。 という証拠を残すためにも無理して更新(笑)


5月8日(木) 
 大久保の「中華そば専門店 八兵衛」、聞けば開店して一週間でまだ花輪が飾ってある(正式開店は昨日?)。どういう訳かタレントや相撲関係が多い。聞き忘れたがどういうつながりなんだろう。「中華そば専門」と言いながら、中華そば(メニューによってはラーメン)とつけ麺、鶏そばに鶏つけ麺があるが、味が異なるのかは聞き忘れた。薀蓄がいろいろと書いてあり「東北の老鶏をベースに魚貝類の旨味、多加水でそぼろ熟成させ毎日打った麺、化学調味料は使用しない」など。

 味玉らーめん(780円)のスープは透明感のある薄めの醤油色で、すするとものすごく熱くてやけどしそうになった。多すぎてわかりづらいが、油が層になっていて鶏油のようだ。鶏の風味が強いが魚貝系も感じるのでしつこくないし、たぶん鶏油にも工夫がしてあるのだろう。

 麺は灰色っぽくチリチリとした縮れ麺でボソッとした食感がする。一般的な多加水の熟成とはかなり印象が異なり、他にはなかなかないもの。奥多摩にある「のんきや」の手打ち麺の線を強くしたような、とにかく変わった麺だ。

 その変わった麺を変わったスープからすする、というよりは油の中から引っ張りあげるような印象で、味は違うが油の多さは名古屋の「呑助飯店」のよう。最近の新店の中ではかなり個性的で、もちろん口に合わない人もいると思うが、流行のダブルスープとは違った味を試してみる価値はあると思う。


5月7日(水) 
 渋谷・道玄坂にあった「でび」はタレントのデビット伊藤氏のお店で、バラエティ系TV番組のコーナーから実現したお店ながら、修行先は博多一風堂本店の河原氏。中途半端な気持ちでは放映にならなかったろうし、渋谷のお店のラーメンは味だけから修行先を特定することが困難なほどの独自路線を歩んでいたので、個人的には好きなお店。

 そのお店が中延に移転して「でびっと」として4月4日に再オープンした。渋谷時代は味は一種類だったが、塩・醤油の二種類がベース。渋谷時代の味を踏襲しているのか?よくわからなかった、デフォの塩らーめん(700円+税)にしてみる。

 見た目は同じような白濁なので、塩の方が渋谷に近いのだろうか、スープの見た目は以前より濃厚さがあるが、啜ってみると何かが足りない気がする。麺も一般的な細めの縮れ。決して悪くはないのだが、以前の味を知っている人からすると個性に乏しいと感じてしまうかも。

 もちろん渋谷と中延では客層が違うのは明白であり、その地域的要素を取り入れたということは十分にあり得るので何とも言えないが(実際、自分の隣はご年配の女性だった)、地元に根付くことを目指しているのか、それともここは仮なのかが見えず、そもそものコンセプトが中途半端な味に結びついている、は書きすぎかな。もちろん自分はあの個性的な味が好きだったからこそ望んでみたい。



 夜はさっぱりと飲みたいなぁ〜と体が求めていたので、知り合いを誘って月島の「手打ちそば・うどん 蕎羅」へ。入店するとご主人曰く「蕎麦終わりましたが・・・」。一瞬倒れそうになったがうどんはあるので一安心、ここは蕎麦もうどんも秀逸なので全く問題なしだ。そば味噌・鶏焼きに、もりうどん・かけうどん+α・・・。うどんのコシは硬すぎかと感じるほどながら、鰹風味のガツンッと香るつゆと相まったシャープさは秀逸。

 改めてここの凄さを十二分に再認識してから、地元の方に教えて頂いた居酒屋に行く。自分は月島のお店を多く廻っていると思っていたが、それは単なる井の中の蛙だった。参ったな〜、ますますディープな経験してしまった(笑)


5月6日(火) 
  昼は会社近くの蕎麦店にて。冷しかきあげそば(750円)は、大きくて分厚いかき揚げと茄子天がのってボリューム感がある。かき揚げは半分に切ってあり、一手間かけてあるのが路麺と異なる点か。

 野菜を中心とした具がたっぷりで海老も入っているが、揚げてから時間が経っているからだろう、冷えていてサクサク感は皆無なのはいただけない。路麺でこれよりレベルの高いかき揚げは多々あるだろうし、そもそも値段設定が高い。百歩譲ってここのかき揚げは温かいつゆの方があうようだ。



 本当はランチタイムに行きたかったのは古川橋、結局行けなくて前述の蕎麦店になってしまった訳だが、某店が新規開店か?とのことで大幅に時間をずらして行ってみる。看板に灯りはついていないものの、内装は完了しているようで開店日も近いのかと。

 古川橋周辺はリカバリがいくつもあるので真剣に考えていなかったが、本当にふられるとは思っていなかったので悩む(笑) 結局昼休みではギリギリ往復できる場所にあってごぶさたしている「笑の家」にしてみた。先日訪れた「大山家」「六角家」の流れを汲む「近藤家」出身、こちらは「六角家」出身と、同じ家系の中で系統が近いことになるのだろう。

 ラーメン(650円・いつの間にか50円値上がりしてた)は、スープの色が以前に比べて艶やかさがなくて灰色が混じっているように思えたのだが、前回から時間が経っているし、照明の加減もあるだろう。断言は避けておきたい。

 味は鶏油の風味とベースである豚骨スープの香ばしさとのマッチングはいい。太めで短めの酒井製麺の麺もスープを適度に持ち上げてくれる。弱点はこれといってないのだが、どこかスープが違うような気がする。もしかしたら体調のせいかもしれないので、近々に再食してみることにしよう。

 5月6日からの夏向けの新メニュー、特製冷しつけ麺(800円・大盛り900円)が出ていた。先日の「大山家」のつけ汁は、家系でこう来るか!の印象で、お店の独自色が出ていたので、こちらも楽しみだ。



 会社→古川橋→田町を歩いて汗をかいて喉も渇いたので、どこで潤そうかと一考。「串揚げ たけちゃん」に行くにはお腹が張っていたのでパスして神田、「支那そば 八島」にする。入店すると知り合いがいるが、しばらく会っていなかった人たちとの再会を果たすことができた。約束もないのにそんなことが叶うお店は引力が強いなぁ。

 まだまだ楽しい時間を楽しみたかったのだが、電車時間リミットで退店。またよろしくです>知り合いの方々。あと30分ちびちび飲んでいれば、塩つけぐらいは食べられた具合なのに、結局麺なしだった。


5月5日(月・祝) 
 昼は八王子・片倉の「らーめん 多摩利屋」に二度目の来店。気温が高いので未食のざるらーめんを頼んでいる人を多く見かける。それは連れに任せて、前回同様の醤油味であるらーめん(500円)。前回に比べて味付けが濃く、そのせいもあろうかダシの風味が弱い。このスープならサービスのにんにく油・ネギ油を入れた方がよかったかもしれない。

 ざるらーめんはラーメンと麺は共通でたぶん1.5玉。つけ汁は醤油ベースで細切りのチャーシューとメンマ・ネギが入っている。一味をふりかけてあるがそれほど辛くなくて酸味も控えめなので、自分でも食べられるつけ麺だ。



 片倉に行った理由はもう一つあり、先日の「えびす丸」訪問の際に路麺の「かたくらそば」の散策を失念していたから。JR片倉駅にあったが、4月で閉店してしまったようだ。八王子に行く前に立川駅前の路麺を訪問するもいずれも営業していなくて詳細はわからず。立川以西の路麺は今のところこんな感じです。これ以外のお店を知っている方がいましたら、情報提供感謝でよろしくお願いします!


5月4日(日) 
 今年のGWは飛び石になっているので、ちっともそれらしくないですね。ウチも今年は旅行なし、それだけではちと寂しいので、高崎の親族を誘ってドライブに出かける。昨日の関越道は激しい渋滞だったが今日は花園まで、それも4km・10分と軽いので1時間ほどで到着して榛名湖方面へ向かう。6人乗車での峠道はアクセル・ブレーキとも普段と感覚が違うが、トルクの厚いオデ姫は上りも余裕だ。

 昼食は伊香保にて、と言えば水沢うどんでしょう。水沢観音近くにお店が10店ほど密集していて、もともとは伊香保温泉の湯治客や水沢観音の参詣客に供されていたものらしい。この地で何度となく食べているが、今回はその中でも老舗の「手打うどん 始祖 清水屋」へ。「うどん」は何と読めばいいのだろう? 創業して400年で現在は十七代目になるとのこと。

 昼食には早い時間帯ということもあり近隣にはすいているお店もあるがここはすでに満席で、入り口にある用紙に名前と人数を書いてしばし待つ。その暇つぶしになるのが入り口近くにある製麺室、駒板を使用せずに軽く左手を添えるだけの手切りなのに、太さにばらつきが少ないのには驚愕だ。ただしフル回転で稼動しているが、水沢うどんの製麺には麺を切ってから半乾燥させるという独特の工程が入るので、目の前でのし・切りされている麺が自分にまわってくるということはないであろう。

 メニューは、うどん・ざる・ごまつゆのみで、大中小と量の指定があるだけ。中もり(1155円)はざるに盛られ、平打ちの表面がつやつやで見るからにそそる。硬めの茹で方ではないのだが、細い芯を一本残し、その周囲にグルテン質をまとったような独特の食感。小麦そのものの風味は弱いのだが、柔くも硬くもない独特の世界に引きずり込まれそうになる。つけ汁は見た目ごまだが、生姜の風味が強く醤油ベースでさっぱりとしている。叶わぬがごく普通のつけ汁で食べてみたいものだ。

 難を言えば値段が高いことかな、おみせのレポートはこちら


5月3日(土・祝) 
 八王子に用事があったので、前回訪問から随分と時間があいてしまっている八王子・片倉の「えびす丸」に行ってみる。ご主人は私が誰であるかを認識している、簡単に言えば顔バレ(笑) ただお客さんのいる前でそのような関係を示しすぎるのが嫌いなので、会話は必要最低限にとどめておくようにしている。

 中華そばは450円、区内からすると激安価格ながら八王子では珍しくはないものの、食べ進むにつれてうまみが染み出てくるスープ。それに合わせた細麺、手咲きメンマがいい。

 見た目は同じように見える八王子系ラーメンでも、油の風味ダシの強さによってこってりさを強調して最初からインパクトがあるお店と、ここのように最初はさっぱり仕立てで後からじわじわと風味が押し寄せてくるお店に大別できる。ここは修行先と同じように後者。もちろんどちらも好みだ。

 自宅に戻り日記を更新していたら、刻み玉ネギが従前と違っていたことに気づく。従前は大き目の刻み方のみだったのに加えて、フードプロセッサで刻んだような細かいのものが混じっていたはず。お店で気づけば確認できたのだが時既に遅しだ。


5月2日(金) 
 昼は東銀座の「中華そば 共楽」へ。前回は昼間のアイドルタイムだったので自販機が正常に稼動していたが、平日のランチタイムは従前どおり直接オーダーを告げるんだ。その方が客捌きがスムーズだろうし、そもそもここには自販機が似合ってないと感じていたのでひそやかにうれしい。

 中華そば(600円)を「そば」とオーダーできる快感がここらしくていい。以前の日記に記述があるとおりここのスープは一定範囲でばらつきがある。今日はどうなんだろう? それが上・中・下のどれであっても楽しみとなっているのもリピートしている理由に違いない。

 今日のスープは和風系が強めに効いてクセのあるスープ。他の人の好みはわからないが個人的には拍手喝采の味。それにモチッとした麺の食感がよくあう。チャーシューもピンクがかって柔らかくてジューシー。総じて今日は「上」!



 夜は先日10年ぶりに訪れた虎ノ門の「焼鳥 千鳥」、店名どおり鶏のみで豚はない。GW谷間なので営業しているのか不安だったが、よかった、看板が灯っていた。聞けば月水土日祝は休みなのでGWと言えどお店を開けているのだそうだ。前回はラーメンの食後だったので4本しか食べられなかったが今日は万全。10年前を思い出してメニュー右から3種単位でオーダー。

 つくね\160、砂ギモ\150、レバ\150、焼鳥(ネギ)\170、焼鳥(ししとう)\170、ひな肉\170、ひな皮\150、手羽先\200、うずら玉子\150、ぎんなん\200、大根おろし\200、お新香\300。飲み物は菊正宗\350、ビール(キリンラガー大瓶)\550、ウイスキー(ハイランドクィーン)S\300、W\550。これがお店の全メニュー。

 ここの特徴は、(1)備長炭使用で焦げ目を抑えじっくりと炭火の遠赤外線で中まで火を通すので、肉の縮みが少なくふんわりと仕上がっている。(2)やや多目の塩をふって、焼き上がりにお店ならではのタレをかける。これが酢ベースでさっぱりさが増す。少量なので酸味が苦手な自分でも全く違和感ない。(3)あとは物静かなご主人とのコミュニケーションを楽しむ。昭和47年創業、ご高齢のご主人が1人で切り盛りしているので、ビールは客が冷蔵庫から出してその旨をご主人に伝えるのは当たり前。テーブル席に座ったならば、焼き物はカウンタ越しに手渡しでとお願いするのがご主人への負担が少ない。

 結局全メニューをオーダーしてしまった。(4)@¥3kというお手ごろな価格も魅力。(5)食後も香ばしい風味が持続して二度楽しめる。穴場的な場所にあり見つけにくいかもしれない、(6)そういう存在自体が魅力。また来る引力が強い。



 虎ノ門から帰宅すべく新橋駅方向に向かうと、「旭川らぅめん 旭王」の前で全員の足がパタッと止まる。確かに焼き鳥は量が少なめではあったが、これから行くかぁ? で行ったんですけどね(笑) お店に入った時から、ここのラーメンの風味を彷彿させる香りが充満していて食欲が回復してしまったメンバーはラーメンなどをオーダー。自分はお気に入りは醤油ながら、未食だった塩つけめん。ラーメンの特徴を踏襲したつけ汁は酸味・辛味が皆無でツボにはまってしまう。

 これは空腹時に再食必須ですな。塩つけでは「支那そば 八島」と双璧となった。


 
5月1日(木) 
 最近いろいろなつながりで知り合いが増えているが、今日はちと変わったつながりで、武蔵境の「ラーメン 大山家」へ。駅から近くない連雀通りにあって、夜は人通りが多くないが店内は満員と繁盛している。固定客が多いのだろう、さすが多摩地区古参の家系だ。家系にしては珍しい塩があり、それよりも希少のつけ麺がある。ラーメンもとき卵ラーメンが人気と、一般的な家系とは一線を画すラインナップになっている。

 初回なのでラーメン(600円)。茶濁スープに大きなノリが3枚はいかにも家系のいでたち。食べ始めは鶏油(チーユ)の風味が強く感じられ、スープ本来の風味もよく出ている。味付けは甘みのある醤油味でまろやかさがある。太い平打ちストレート麺はモチモチとした食感で、重厚なスープに負けてない。家系では一般的な製麺所でないようだが違和感全くなし。

 メニューを増やしてさらに落ち込むお店を目にしてきたこともあるが、このお店は全く逆で、ベースのラーメンがしっかりしているので他のメニューを試してみたくなる、そんな安心感があるお店だ。

 もう一つ、家系の中にはお客さんを10人単位で一斉に入れ替えるお店がある。メニューに加えて味の濃さ、油の量、麺の硬さのオーダーを、ホール担当が大声で確認する(流す)のは威勢が良い反面、慣れていないと面食らう。その点ここは一斉入れ替えがないので、一般的なお店と同じ雰囲気で食べられるのもいい。



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