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 Man太郎の日記風ラーメンメモ
【2004年2月分】
今月の実食数 ラーメン 25杯 (新規店 1店)
蕎麦 6杯・うどん 1杯
今年の実食数 ラーメン 51杯 (新規店 10店)
蕎麦 13杯・うどん 3杯

今月の自分勝手なラーメン好み度です

【また行きたい】
(9杯)
八島(2杯)、でんでん元がんこ三田(2杯)、
大喜旭王共楽特一富屋
【おいしかった】
(14杯)
いなかむら醤屋集来
チャーシュー家 巧味創房(2杯)、味3
加寿屋笑の家極麺王やまちゃん
そらきららすずらん
【まあまあかな】
(2杯)
味助博多天神新橋2号店
【もう行かない】
(0杯)
 


 2月28・29日(土・日)
 土日で志賀高原へスキーに。雪は数日前に降ったのだろうか、高速を降りてスキー場までの道のりは日陰が凍結していてスリリングな状態だ。ゲレンデも同様で時折硬いバーンがあるもののコンディションは良かった。

 宿は渋温泉。大型車は進入できない一方通行をメイン通りとして、その両側に旅館や商店などがひしめき合っている。温泉街を一周しても徒歩で十分なほどの小さな温泉街だ。それを利用してここの名物である9つの外湯(そとゆ・宿泊客だけが入れる鍵付きの公衆浴場)巡りがあり、それぞれ泉質・効能が異なるので温泉好きな人にはおすすめ。9つの湯の名称が書かれた手ぬぐいを購入してスタンプラリーもできる(商品はありませんが御利益があります)。石畳の温泉街を浴衣姿でカランコロンと下駄の音を響かせながら闊歩するのは何とも言えない開放感があります。(渋温泉の紹介サイト

 今回の宿は以前泊まった「一乃湯 果亭」のすぐそば、TVなどでもおなじみの木造4階建ての「金具屋」の至近距離にある「ひしや 寅蔵」公式サイトに記載があるとおり歴史のある宿で、チープなように感じる人がいるかもしれませんが、逆に自分には情緒があります。お洒落で近代的な宿も、至れり尽くせりの宿もいいが、田舎の民家に泊まったような気分を味わえるつつましやかさがいいですね。お湯はかけ流しでもちろん24時間入浴可でクセのないお湯。夕食はまあ一般的な構成ながら、馬刺しや蕎麦の実をあしらった料理があって、この土地らしさが出ています。とろろと山菜をあしらった平打ちの茶蕎麦もありましたが、たぶん乾麺だと思う。風味も歯ごたえもイマイチだったのは残念。朝食は“旅館の朝食はこうでなくっちゃ!”という品揃え。



 昼は、前回長野に来た際に、蕎麦情報が掲載された地元雑誌を購入していたので、その中からここは行ってみたいと思っていた2店を選択してみた。まずは小布施の「浄光庵 笑鬼」、実は2年前に訪れているのだが、デジカメの電池切れで画像がないことと、玄蕎麦を自家製粉している粗挽きそばの味を忘れてしまっているので再訪問したいと思っていた。民家を模した太い梁と高い天井、外観は二階建てに見えるが平屋。広い板の間にはBOSEから軽快なジャズが流れている。

 粗挽きせいろ(850円+税)は、まず粒々が練り込まれたような見た目の麺に驚く。しっかりとした歯ごたえのなかにモチモチ感がある九一蕎麦。蕎麦のほのかな香りによく合う甘さ・香り控えめのつけ汁が印象的で、その組み合わせが絶妙でした。もう一つの細挽き(850円+税)は十割で、その割には滑らかでしっかりとした歯ごたえ。どちらも捨てがたい蕎麦でした。(お店の様子



 2店目は軽井沢の「純手打蕎麦 ささくら」。お目当ての石臼手挽きあらびきそばは1日20食の予約制。開店前に予約を入れたところ9連休中とのことで、残念ではあったが無駄足を踏まずにすんだ。

 それではと同じ軽井沢で、完全予約制のコースのみを提供しているという「東間」から蕎麦とダイニングを切り出した「そばの店 然」という姉妹店。軽井沢72の至近距離にある洋風の建物で、店内は白を基調にした明るくて禁煙。BGMは静かなクラシックっとお洒落で蕎麦店には見えない。

 冷たい蕎麦はもり(細打ち)と田舎(それぞれ780円)がある。どちらも黒っぽい粒々が練り込まれた挽きぐるみで、食感は異なるものの味・風味は同一に思えるので同じ麺帯で切り方を変えたものかもしれない。どちらもしっかりとした歯ごたえは良かったが、食べ進むとつけ汁の甘みが自分には強いかな。有名店の姉妹店という期待が大きすぎたかもしれないなあ。(お店の様子



 全く関係ない話題ですが、オデ姫の走行距離が2万キロを超えました。


 2月27日(金)
 ランチタイムに高輪台の「メンタツ」に行くもシャッターが開いていない。看板はそのままで何の張り紙もなかったので、今日がたまたま休業だったのかどうかは確認できなかった。



 五反田の「九州大牟田柳屋ラーメン きらら」の至近距離には昼はいつも行列している「博多一風堂 五反田店」があり、同じ九州系が隣接している訳だ。こちらは1F12席・2F26席とキャパがあるので見た目の行列は少ないが、ランチタイムのお客さんの数は同程度のように思う。

 オーダーは白柳(はくりゅう)半熟玉子ラーメン(700円)。豚頭と鶏ガラなどを18時間以上強火で煮込んだというスープはきれいな白茶濁で表面の油は皆無。豚骨の臭さは皆無で、そのエキスが十分に出ていて、いかにもじっくり乳化させたという粘性があります。表面の油が皆無なのに冷えてくると表面に膜が張ってくるほど。きっとコラーゲンもたっぷり出ているのかな。

 合わせる麺は博多系の極細ストレート麺、硬さの指定が可能だが今回は普通でオーダー。その割りにコリコリとした心地よい歯ごたえがある。スープがたっぷりと丼に注がれていて麺の量も博多系にしては多めなのはうれしい配慮ですね。配慮と言えばもう一つ、黄身がトロトロの半熟味付玉子は中心部まで温かいんです。

 後半は卓上の辛子高菜・紅生姜・おろしにんにく・白ゴマ擂り・胡椒で自分の好みで味を調える楽しみもできる。総じて以前来たときより印象が良かった。もう一つの味である黒柳ラーメンは、表面にニンニク・黒胡麻・イカスミのマー油風の油をあしらったもののようで、こちらも人気メニューのようです。



 渋谷の「中華そば すずらん」にて味噌中華そば(750円)、開店当時はメニューになかったはず。高温に熱した中華鍋でもやしと挽肉を炒めるが、それは具のみで、スープ・味噌は丼で調合するという変わった作り方だ。トッピングの炒め野菜が前述のとおりの作りたてなので、その風味はアクセントに十分だった。

 味付けは味噌に胡椒などの香辛料が良く効いて、七味も入ったピリ辛の味噌味。それに合わせるのは自家製の太麺。丸い断面の短めでスープの持ち上げは少ないが、炒めモヤシと一緒に食しても違和感がないし、スープの味付けが濃厚なのでちょうど良いかな。

 この麺にはつけ麺(未食)もおもしろそうだ。また、醤油味の中華そばとの味・麺のギャップも楽しむこともできるお店のようです。



 明日から一泊二日でスキーに行ってきます!


 2月23〜26日(月〜木)
 またもやまとめ書き(順不同)。

 大門の「チャーシュー家 巧味創房」にて味玉巧らーめん(780円)。熱々のスープなのに和風魚系の風味が飛ばないのは、大きな寸胴から小分けして温めている効果があるようだ。麺がどういう訳か硬くてスープと合わなかったのが残念でした。店員さんはテキパキとして活気があるのは好感度。


 東銀座の「長浜屋台 やまちゃん 銀座店」にて長浜ラーメン・バリカタ(600円)に、11〜15時は無料の小ライス。早い時間帯はフレーク状のチャーシューがトッピングされているが限定なのかな、いつもゴマだ。まあここのチャーシューはあまり好きな部類ではないのでそれほどがっかりしないのだが。表面のわざとらしい油は好みではないが、食べ進むと気にならなくなります。


 「元・がんこ 三田」にて塩ラーメン(900円)。透明で薄い褐色のスープはダシと塩ダレの紫蘇の風味が相まっていつもどおりに満足度が高い。塩といっても醤油(中華そば)より塩分は低く一般のラーメンよりはやや塩濃い程度なので、紫蘇がダメな人以外は塩の方が食べやすいかもしれないです。

 (注)3月5日の夜の部は仕込みのため休業と張り紙がありました。


 神田の「めん屋 そら」にて未食のしおらーめん(650円)。バランスの良い和風が香るスープは多めの油をまとい、細麺との相性が良くて好きなラーメンです。その割にお客さんの数が少ないのが気になりますが、今の状況がゆったりと食べられるから良いという気持ちの反面、この味をもっと多くの人に知ってもらいたいとも思います。


 同じ読み方の月島の「蕎羅」で、蕎麦焼酎蕎麦湯割を飲みながら鶏焼き・かき揚げ、つまみでせいろそば。しめのせいろうどんはそばと同じく鰹節が効いたつけ汁で食べるので、讃岐とは違った味わいがあります。それで@¥2k弱とコストパフォーマンスの良さも満足でした。(お店の様子


 2月22日(日)
 地元の「特一富屋」へ。真向かいの「麺 池谷精肉店」は2・3人待ちと休日にしては比較的少ない行列。こちらは行列は出来ないが店内はほぼ満席。全く違う系統のラーメン店が向かい合ってそれぞれが繁盛しているのは珍しいでしょう。お客さんはお互いに「こっちの方が美味しい」と思っているかしら?

 店内のお客さんのオーダーは、モンゴル岩塩を使用してから塩の割合が以前に比べて増えたように思う。自分はお気に入りのラーメン・正油(600円)。

 少加水麺の茹で時間が短いのであっと言う間に出てくる。独特の魚系の香りがする表面の油と、乳化したスープに濃厚かつまろやかな醤油味。旭川ラーメンにはいくつも系統があるけれど、「蜂屋」が好きな人は気に入るんじゃないかな。


 2月16〜20日(月〜金)
 全くサイトの更新が出来ませんでしたのでまとめ書き(順不同)。

 「支那そば 八島」に夜2回出没するも黄八丈のロックを飲みつつつまみに満足して1回はラーメンなし。移転前に比べると夜は比較的空いているようだが、飲んだあとの〆に塩つけ麺(700円)などを食べてしまうと、もうやめられません。そのうち夜も混むんだろうなあ。


 新宿三丁目の「味3(あじさんじょう)」は2年以上行ってなかったが、味が変わったと知り合いに教えられて醤油らあめん(650円)。なんでも1年ほど前に大幅に味を変えたようで、透明感のある薄目の醤油スープは煮干しなど和風魚系が強い方向にシフトしていたのには驚いた。やはり定点観測は非常に重要なのだと再認識した次第。どういう訳か詳細を覚えていないので再食必須。


 「らーめん 加寿屋」は三田に17日正式オープン。2003/12〜2004/1まで渋谷道玄坂のプライムビル二階にあった「三崎市場渋谷プライム館店」で試験的に限定発売された油かすを使った加寿らーめんを独立店舗化させたもの。
 11時から17時まではうどん店、18時から翌4時まではラーメン店という二毛作。店名のかすは油かすを意味し、関東ではなじみが薄いが関西ではポピュラーなんだと。
 道玄坂そば(680円)は白菜がたっぷりと浮き見た目は「神座」のよう。油かす(牛ホルモンを油で揚げたもの)の風味が特徴的だが、クセのある油は好みが分かれるかもしれない。


 「博多天神 新橋2号店」にてラーメン(500円)、きれいな白濁スープに博多系の極細ストレート麺。スープに豚骨のコクが欲しいところだが、夜中の小腹を満たすのにはいいか。


 南麻布の「笑の家」にてラーメン・油少なめ+味付玉子(650円+100円)、油を少なめにしたせいかな、どうもスープが希薄のような気がする。モチモチした短めの太麺はいいが、硬い煮豚のチャーシューと茹ですぎのホウレンソウが自分には合わない。


 東銀座の「中華そば 共楽」にて中華そば(600円)、ここって午後3時でも不思議にお客さんがいるのですね。自分のように昼食を食べ損ねた人や、小腹が空いたおやつ的な感覚なのでしょうか。いつの時間帯でも少ないながら常連さんが鎮座している印象が強い。もちろんお店の方は一見さんであっても分け隔てはないのですが。
 今日のスープは和風が適度に効きながら、クセは抑えめの部類。いつもよりチャーシューが小振りで歯ごたえがキツかったのが逆に印象に残った。


 巣鴨の「極麺王」にてビールなどを飲みながら油そば(700円)をつまみに。茹で時間8分とうどん並みの極太麺と油の相性がいいですね。この麺は種々の味付けに合うので新作に期待してます。


 夜の湯島の「らーめん 天神下 大喜」は12人待ちと最近行列が増えているのかな、もりそば・味噌ラーメンなどを味見したが、どれもお店の実力がひしひしと感じられた。


 2月14・15日(土・日)
 長野へ一泊二日でスキーに出かけました。自宅から圏央道〜関越道〜上信越道〜長野道で長野ICまでは2時間ほどと近いが、白馬はそこから一般道を約40kmと1時間ほどかかるのがどうも億劫で足が遠のいていた理由でしょうか。以前知り合いのペンションがあった際には良く来ていたのですが、今頃はオーストラリアの永住権を取得して悠々と暮らしているんだろうなあ、うらやましい。

 1日目のスキーは八方にしてみる。天候は晴れ/午後から曇りでおだやか、夕方風が強くなり山頂は雪まじり。午前中は山頂付近でもプラスの気温、加えて最近新雪が少ないせいもあるのかな。硬いバーンの上に柔らかめの雪が乗っているので、エッヂの効き方の違う箇所がいきなり現れるし、凹凸ができやすいし、逆に麓は雪が解けてシャーベット状で春スキーに近い。また人が多いので滑りにくいです。当たり前と言えば当たり前なのでしょうが、先日の北海道のような状態を期待してはイケナイと言い聞かせていたはずなのですが、やはり比較してしまうものです。



 ビール休憩を2回はさんで早めに切り上げて宿へ。今回は温泉旅館ではなく「KASUKE山荘」というホテルです(超シンプルな公式サイト)。ホテルと言っても全室4部屋のみで、ペンションに近いかな。アンティーク家具・食器・布などを使用というコンセプトを前面に押し出しているので、一般的なペンションとは大きく異なり、自分の山荘(もちろん持ってないですが)に来たような雰囲気なのだろうか。

通には次の理由で好まれるかも。
・全品18品とディナーにかなり力を入れている。和・洋・アジアの混合の食べたことのない味付けが多く、目から鱗の品が多かった。
・やはり4部屋限定(当日は2部屋のみ)ならではのオーナーとの距離の近さ&細やかな心遣いが目立つ。
・ダイニングには暖炉があり、静かな音楽の中で薪のパチパチとはじける音が新鮮。
・部屋の照明は白熱球の半間接照明を使用し落ち着いた雰囲気、その中でアンティーク家具やステンドグラスなどが調和している。
・部屋にTV・電話がない。ダイニングにもTVはないのでとにかく静か。
・暖房は床暖房のみで、一般的な暖房設備に比べて部屋の空気が乾燥しない。

 バス・トイレが3部屋共通というのは気になりました(1室のみ部屋に備え付け)。ですが客同士が一期一会のアットホームな雰囲気になることもプラスでした。公式サイトではそれらのアピールはうまく伝わらないかもしれませんが、はまる人は間違いなくはまるでしょう。ちなみに@¥28k+お酒代、ちと高いかな。



 明けて本日、昨夜から激しく降り続く雪の中、時刻が遅くなると松本or長野までの一般道はかなり渋滞するはずとの忠告を素直に聞き入れ、滑走はあきらめて帰路につくことに。

 その前に、深い所では50cmほど雪が積もった駐車場から車を出せません。自分の車が全く原型をとどめていない状態です。たぶん今シーズン一番の積雪だったとか。なんとか脱出できる程度に除雪して頂いたので難なく脱出するとご主人からほめられてしまいました。何でも絶対にスタックするだろうと見守っていたんだと。出身地を告げていなかったのでそう思われたのかもしれませんが、雪の中でのアクセルワークは自前のトラクションコントロールで慣れていますから、この程度の深さの雪に負けるようでは道産子とは言えません(笑)



 さて、知り合いから教えて頂いた蕎麦を目指して一路松本へ。お城の近くにあるお店とのことで、この辺りは何度も来ているはずなのに全然知りませんでした。店名は「そば屋 五兵衛」、質素で奇をてらわない落ち着いた外観・店内です。店内はたまたま団体さんが飲みながら盛り上がっていたのですが、本来はBGMのクラシックが似合う雰囲気なのだと推察できます。

 お目当ての限定品、粗碾き生粉打ちそば(1000円)がまだ残っていたのはラッキー、連れのせいろ(750円)とともにお願いしました。たまたま団体さんの〆蕎麦のオーダーが先に入っていたので待ち時間が長くなりましたが、メニューや蘊蓄を見るだけでも閑がつぶせます。待ち時間も蕎麦の楽しみの一つですね。冷・温のそば・うどんが各種ある中で、揚げ物が一切ないのが最大の特徴です。それだけ蕎麦に自信があるということなのでしょう。

 先に出された連れのせいろを数本味見すると、蕎麦の新鮮な香りとしっかりとした歯ごたえ。つけ汁は鰹節が良く効いて甘さ控えめと、自分の好みに合っていて思わず笑顔になってしまいます。機械式の石臼自家製粉でこれですよ、自分の粗碾きは手回しの石臼挽きです。塩がついてくるのが目新しく、それで食すとより甘みが強調されます。つけ汁とまた良くあうのであっと言う間になくなってしまい、薬味を試すのを忘れてしまいました。

 もりそばがこういう系統だとかけそば(750円)も期待できます、食べ終わる頃を見計らって追加。薄目の味付けのつゆは風味が良く香り、期待を裏切らない逸品でした。ただ好みの問題でしょうが、わかめは不要で、葱は別皿で欲しかった。そんな些細なことを期待してしまうほど気に入りました。

 松本に行った際は絶対にまた行くことでしょう。(公式サイトはこちら、お店のレポートはこちら


 2月13日(金)
 最近味噌ラーメンばかり食べているような気がするが、当たり前ながらお店によって味の特徴があり、その違いに非常に興味がでてきたようだ。個人的には純連のような札幌味噌が大好きな訳だが、ここ数日食べたお店もそれぞれお店らしさがあって、食べ歩きの楽しみを再認識した次第。

 内幸町の「旭川らぅめん 旭王」でもやっぱり味噌ラーメン(750円)にしてみた。何度か食べているが、醤油・塩と同じように厚めに浮かぶ油は魚系を強く感じ、一味のアクセントが効いている。そんな香ばしい熱々スープに藤原製麺の縮れ麺がよくあう。

 お店の人もあったかで夜はアルコール+つまみも楽しめるいいお店ですね。



 明日から長野にスキーに行きますので、更新は早くて日曜日になります。


 2月12日(木)
 新橋の「らーめん 勇」へ。最近は月1回のペースで来店しているでしょうか。いつも中華そばと塩らーめんなのでそろそろ食べ飽きてきたなぁ、と久々にみそらーめん(900円)。中華そば(醤油味)が750円という他のお店に比べても高めの設定ながらさらに+150円、塩でも+100円という高価の値段設定だというのが、自販機のボタンを押す時の正直な気持ち。もちろんタクシーやレンタカーを使って一杯のラーメンを食べに行くこともあるので、単純に高価という比較はできないのですが感覚的にそう思ってしまいました。

 「厳選の天然素材を使用し化学調味料・添加物は未使用」という元来の蘊蓄に加えて「数種類の味噌をブレンドし、ココナッツミルク・ブルーベリージャムなど秘密の素材を8時間練り上げた」とあります。

 札幌味噌ラーメンのように炒め野菜は一切なく、丼の中で味噌をスープでのばすという作り方。さらに油が皆無なので味噌の風味がストレートに感じられます。醤油や塩ではスープそのものが生きているのが特徴なのですが、自分はこの複雑な味噌風味の中にそれを感じることはできませんでした。麺は通常に比べるとやや太めながら、個人的にはその相性は疑問。とても普通の味噌ダレに使用しない材料を使用しているのかもしれませんが、満足度はそれほど高いものとはなりませんでした。



 夜は知り合いと湯島の「らーめん 天神下 大喜」へ。TV番組でランキング1位になった際や頻繁に露出した一時期に比べると行列は5・6人と比較的落ち着いているのは意外な光景、というか歓迎です。カウンタ席は時折空席もできるような状態なので、レモンサワー(400円)を飲みつつ、ねぎちゃーしゅー(300円)や焼餃子(400円)をつまみに飲んでいても迷惑はかけないようになったのでしょうか。

 お店からするとどちらを歓迎すべきかは微妙かもしれませんが、「楽しく飲んで最後のにラーメンを楽しむお店」という店主のコンセプトがようやく実現しつつあるとも言えるでしょう。個人的には大歓迎!

 〆に初めてとなるみそらーめん(900円)。偶然にも昼のお店と同価格で、デフォのラーメンは650円なのでその価格差は更に大きいことになります。興味津々でスープをすすると、その印象が極めて穏やか・・・の中に、単にそれだけでなくお店の特徴とも言える和風スープが感じられるのです。味噌ラーメンで味付け前の本来のスープの風味をここまで感じさせてくれるのは初体験ですね。

 あわせる麺はもちろん自家製麺で、味噌専用に開発した太めの平打ちストレート。モチモチ感よりもサクサクとした歯ごたえを狙ったのでしょうか。自分は純連系の味噌ラーメンが一番好きだったはずなのですが、これほどまでにジワジワとスープの風味と歯ごたえが楽しい麺のコラボレーションは初めての経験で、店主の意気込みを最大限に感じましたような気がしました。

 いつぞやの日記に「ラーメン店主=料理人」にようなことを記述しましたが、ここもそうですね。それでなくてはこれほどまでに独創的な味は出せないでしょう。


 2月10日(火)
 大門の「チャーシュー家 巧味創房」に行くと5人待ちながらタイミング良く即着席できた。

 味玉巧らーめん(780円)はWスープの和風の香りと炭火焼き炙りチャーシューの香ばしい風味が特徴的。かなり好きな部類ながら麺が少なくC/Pがイマイチなのが残念、替え玉をすると900円を超えるのはランチとしてはちょっとツライねぇ。


 2月9日(月)
 昼は三田の「a la 麓屋」で月見たぬき(440円)、デフォのかけそばに比べて50円プラスでたぬきと温泉玉子が追加となるのでお得感がある。開田高原の蕎麦粉を使用したという田舎風の黒っぽい蕎麦は、冷やすと硬めの食感。それが温かいつゆの中でもしっかりとした存在感がある歯ごたえがいい。

 甘汁は和風の風味が香り、甘さを抑えたさっぱりとした味付けが特徴的。前回かき揚げを食べたのでその油の軽さは実感済みのとおりで、同様にたぬきも軽い。それに黄身がトロトロの温泉玉子がトッピングされている。

 路麺にしてはやや高めの値段設定ながら、町中の座麺が薄れてしまうほどレベルが高いです。(お店の様子はこちら



 夜は「元・がんこ 三田」にて塩ラーメン(900円)。

 薄目指定も出来るが今日は普通でオーダーしたので、いつもながらのしょっぱめ。これがお店の特徴なのであって合わない人がいてもおかしくない。もっとも好みでない人は無理して来なくていいだけのこと。ただ、単なるしょっぱい味なら自分もそうなるかもしれないが、その中にじんわりとしたバランスの良い風味が顔を出すからやめられないのだ。

 今日のスープはそれに加えて、いつもより強めの甘みと紫蘇の風味が出ていてさらに好みのスープだった。

 合わせる硬めの麺とホロホロの大判チャーシューがメリハリになっている。この味を楽しむには薄目指定をするのは気が引けてしまう。もしかするとこれだけで1日の塩分を摂取してしまったかもしれないが、やめられないんだなあ、これが。



 塩分を摂取したので汗で出しますが、と20gを何投したことか。でも体内を中和できるまで汗は出ないよね。冷や汗はかいたけど(笑)


 2月8日(日)
 八王子に買い物に行ったので、定休日が火曜日となり日曜日に営業している子安の「ラーメン でんでん」へ。改装後は初めての来店で、定休日だけでなく営業時間は昼だけに短縮された。

 ラーメンの価格が50円〜100円値上げとなったのは残念ではあるが、でんでんラーメン(500円)は独自の風味と甘みがあり、市内に多くある八王子系のラーメンの中では異彩とも言えるがこの味がストライクゾーンど真ん中。都度切り分ける肩ロースチャーシューは相変わらず上質でいい。

 八王子系の特徴である刻みタマネギは従前の細かい切り方に加えてやや大きい切り方とミックスされたように思う。細かな変更ながら女将さんの日々研究している姿が垣間見られました。



 1月の日記でまとめられなかった2店のレポートを追加しました。
 「La Nouille(ラ・ヌイユ)」@東銀座、「とんこつラーメン めんくい」@光が丘


 2月6日(金)
 夜は巣鴨の「餃子屋 小天狗」へ。その名のとおり餃子は三種類があって、焼き餃子には自家製ラー油、ゆであげ餃子には辛子の組み合わせがおすすめ。水餃子はいわゆる一般的な水餃子のように見えるが、このスープは塩ラーメンと同じではないかな、魚系の効いた塩味で中華の青湯スープとは異なり、日本的な仕上がりで好み。お腹一杯でラーメンはなし。

 何しろ味見した塩ラーメン、これがよかった。和風の香りが効いていて上品かつ奥深い味わいで、ラーメン専門店としても十分通じるでしょう。


 2月5日(木)
 地下鉄大門駅にラーメンを目的で降り立つ。最近は新店が気になって立て続けに行っていたなあ。でも従来のお気に入りのお店はそうではない。行列を横目に歩き進んでいくと、いつも見慣れた「めん蔵」の看板がない。店内の様子からしても完全撤退のようだ。西山製麺@札幌を使用した貴重なお店だったのに残念だ。ただし、個人的にはそのような貴重な位置づけのお店であったが、一般の人の感想は中の下程度だったかもしれない。(在りし日のお店の様子はこちら

 「中華そば 集来」は満席で店内に5人程度の待ち。この程度なら待ち時間は短いはずで、昼休みタイムでも余裕と言えよう。いつもながらの手打ラーメン(550円)をオーダー。テーブル席に相席するも、このお店ではいたって普通のことであって違和感はない。

 今日のスープはいつもに比べて珍しく煮干しの効きが弱め、かといってモチモチとした平打ち縮れ麺の存在感はいつもながらで違和感はなく食べ進めた。



 夜は気分的にラーメンよりもここかな、と「串揚げ たけちゃん」へ。一人でカウンタにへばりついていると、お店の方たちはもちろんのこと常連のお客さんとのコミュニケーションが自然に盛り上がり飲み&食べ進む。心安らぐいいお店ですね、串10本と濃い目の飲み物で満足状態、いつもながらの懐にも優しい価格でした。


 2月4日(水)
 移転して今週から営業を再開した「支那そば 八島」@茅場町or日本橋。神田の時よりもカウンタ席が多くなり、テーブル間のスペースを広めにとってあるのでゆったりしている。今日まで全品300円引きのサービスということもあってか満席。

 ひんぎゃ塩ラーメン(650円−300円)のスープはおとなしめ。実は昼はあまり食べたことがないので、この時間帯はこういう印象なのかも。前面に主張するタイプではないが繊細な中に奥深さがあって、気持ちよく食べ進むことができる。これはこれで好きだ。
店内が広くなったのとレイアウトが変わったせいだろうか、オペレーション面でやや混乱したところもあったようだが、解決は時間の問題だろう。



 先日東銀座のお店に行った際に、その向かいのお店に何年ぶりだろうか急に行きたくなっていた。「味助」である。単なるラーメンはなくて、チャーシューメンとワンタンメンが最下価格。食べたことがなかったワンタンメン(840円)にする。

 油が皆無で鶏ガラベースのさっぱりとした醤油味。ワンタンはいかにも手作りというもので、具が多めのものが15個ほどとボリュームたっぷり、というか個人的には多すぎる。チャーシューを1枚入れて数を少なくしてほしいな。

 チャーシューメンorワンタンメン+シューマイ2個+小ライス(980円)というセットメニューが増えていたが、創業40年を感謝したメニューらしい。ラーメンの味にも年期を感じますが、時代の波の中で霞んでしまうのは否めないでしょうか。



 夜は知り合いらと四谷の「蕎麦善」へ。しんみち通りの一本北側の三栄通りにある。三栄通りと言えば「四谷ラーメン 蛍」が思い出される。西山製麺@札幌を使用しメニューには旭川のキーワードがあるが、その流れは旭川ではなく某店@東京駅。開店当時に数回行っただけながら、鳶が鷹を生んだ典型的な例だなーというのが率直な感想。何でも夜はつまみと酒が豊富にあって、飲み会にも使えるらしい。

 さて、本題のお店は蕎麦店ならではのつまみや飲み物を種々取りそろえ、蕎麦は自家製粉のようです。二八のせいろ(700円)、生粉打ち(もちろん十割だろう・1000円)に惹かれるものがありますが、それは連れのを味見させて頂くとして、かけ(750円)にしてみた。

 味見したせいろの蕎麦は、粗挽きならではのざらついた断面で短めの仕上げ。蕎麦本来の風味が高く、甘さ控えめで鰹風味たっぷりのつけ汁に合わせると相乗効果でいい感じになります。もうストライクゾーンど真ん中。

 その蕎麦を温めてもレベルの高さは容易に想像がつくのですが、それを押し上げてくれる甘汁の風味と味付けが気に入りました。最近食べたかけそばの中ではトップクラスでしょう。味付けはもちろん異なりますが、最近お店を閉めている大門の某店を彷彿させてくれました。

 お洒落な店内で玉子焼きや蕎麦味噌などに合わせて蕎麦焼酎の蕎麦湯割りを飲み、しめに蕎麦を手繰る、そんな小粋な楽しみがピッタリと似合うお店でした。歴史のある蕎麦店ももちろんいいですが、自分はこういうお店が好きかも。


 
 2月3日(火)
 先日から北海道にスキーに行ったのですが、ルスツは小樽・札幌からも遠くあくまでもスキーがメインという訳でラーメンの食べ歩きはなし。ルスツの様子は別にまとめる予定です。

 今日は午前中でスキーを切り上げて、毎度の「ラーメンハウス いなかむら」。名前と外観はそそらないながらルスツの最終日の昼はココというのは何度目だろうか。

 しょうゆラーメン(650円)は、チョコレート色をしたスープに小林製麺製縮れ麺の組み合わせ。たぶんバラ肉チャーシューの煮汁を醤油ダレに使用しているものと思われ、香ばしさとまろやかな甘みが特徴。麺の茹で加減がややゆるかったが許容範囲。昨年に比べて具にキクラゲの細切りが加わったのが変更点で、また味噌が+50円になったようだ。来年も来られるかな。



 羽田までは車で行ったので、環七〜首都高〜中央道で帰宅することにして、本日から新しい味が提供されるという「醤屋」へ顔を出すと、知り合いらが来店していたが酒を飲めなくて残念。

 新メニューは海物語(750円)。元来の白醤油・生醤油・溜り醤油に加えて、新たに鰹の魚醤を使用したのだそうだ。スープは生のイワシでとった新しいスープに従来のスープをブレンドし、イワシの風味たっぷりなのに生臭くないのが不思議ですね。麺は従来より幅広の平打ち麺を使用し、硬めの茹で加減で良い感じです。チャーシューのかわりにイワシのつみれ、昆布の細切りに岩海苔。ネーミングどおり海の風味をたっぷり味わえます。

 ただ個人的には従来の味の方が慣れているせいもあって好みかな。



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